11月の最後の週末、恒例の常念山脈プチ雪山ハイキングに行ってきました。12月に入ると登山口までの道が冬季閉鎖になってしまいます。そうなると、行く気は全く起きません。行先は蝶ヶ岳か常念岳か燕岳の3択となりますが、今年も燕岳へ。こん中では燕岳が楽で景色が良いので、どうしても燕岳の回数が増えてしまいますね。
雪は少なめでしたけど、天気は晴れて冬に近い景色を見ることができました。
この時期さすがに駐車場は余裕
燕岳と言えば、一番の問題は駐車場。ハイシーズンだと早朝に行っても停めるの無理。なので、常念山脈の山は避ける傾向にあるんですが、どうしてもの場合は前夜泊せざるを得ない状況。近所の山なのにね~。まさに、近くて遠い山なのであります。
さて、今日はといいますと…余裕で駐車できます。少ない要因としては、燕山荘が小屋閉めしたのが一番かな。あとは直前に雪が降ったので、中房温泉までの車道が心配な人は控えたかも…?実際のところ道に雪はなかったです。それと、コロナの第三波で自粛モードに入った人も一定数はいそう。それでも朝7時の時点で30台くらいはました。恐るべしツバクロ人気。
中房温泉から合戦小屋までは雪少ない
毎度のことながら駐車場から登山口までの急な車道がかったるい。登山口にあるトイレは冬季閉鎖。トイレの建物の裏側に使えるトイレがありました。中房温泉あたりで雪はほんの少しあるだけ。地面には全くなくて、笹の葉の上に残ってる程度でした。前の日に宮城ゲートまで偵察に来てるのですが、宮城あたりでチラチラ降ってたので、中房温泉あたりはもっと積もってると思ってました。
登山道の雪は中房温泉はほぼナシ。第一ベンチでまぶした程度。地面が出てる比率の方が高かった。第二ベンチで1センチ、第三ベンチで3センチ、富士見ベンチで5センチ、合戦小屋で10センチといったところ。合戦小屋付近の雪も昨日降ったやつだけですね。古いのはなかったです。
天気のほうですが、山は全部見えてるけど、上空は薄雲が広がってます。ほんのりとした日射しです。午後ほどよくなってくる予報で、実際に稜線に上がる頃には青空の範囲がだいぶ増えてくれました。
合戦小屋でスパッツ着けてみました
合戦小屋でスパッツ装着。久しぶりのスパッツで履き方に悩んじゃいました。トレースあるし雪は少ないから、スパッツなしでも大丈夫そうだけど、下りでドカドカ下りたいから着けるって感じかな。合戦小屋のトイレは使用可。そこらでされるよりは使えるようにしとこうってことかなあ?
合戦沢の頭からは展望良好!
合戦沢の頭まで登ると展望が一気に開けます。ここより北は快晴ですね~。空が真っ青です。逆にここより南は薄雲が広がってます。水彩画風でこれはこれで味があってキレイ。富士山も絵になってます。大下りの間から槍が見えてくるんですが、どうも槍の方向が一番天気よくないみたい。雲も厚めです。
燕山荘に到着!
燕山荘へは冬道の尾根ルート。ぐるっと回り込んで玄関前の広場へ。広場のベンチはだいぶ片付けられてて少しだけ。人は少ないのでキャパ的にはいいんですが、日向に一つもないので寒い。小屋の東側に回り込むと、日射したっぷりで無風。ポカポカでした。おかげで長居できました。
燕山荘からの眺めは相変わらず素晴らしいですね~♪
空は時間とともに青い部分が増えてきました。燕岳の真上もほぼ快晴。ここらの雪はペラペラだけど、鹿島槍や立山の方は真っ白。今日は立山へスキーしに行ってる人は多いだろうな~。南の方は相変わらず水彩画風。そして、槍や穂高は相変わらず雲が厚い。双六岳なんかは稜線に雲がかかってて、滝雲みたいになってます。水晶岳は快晴なんですけどね~。
燕岳に登るといっても、燕山荘でやめてることが多いです。ちゃんとした山頂まではあとちょっとだけど、これがなかなかメンド臭くて…。山頂まで行くと北の山がよく見えるようになるんですけどね~。だいたい燕山荘までで満足しちゃいます。行くなら燕岳頂稜の北端まで行きたいかな~とか思いますね。北端あたりの雰囲気は好きです。
合戦小屋から下はスッテンコロリンの連続
合戦小屋まではドカドカ下れました。新雪が程よく滑って楽しく下れます。合戦小屋からは悪戦苦闘、七転八倒、七転び八起き…。雪が踏み固められてて滑ること!何度転んだことか…。この下りだけで5年分の尻餅をついた感じです。
T世さんはあまり滑ってないので、靴の差だと思われます。こちらソールが柔らかい夏靴。角も丸い。平坦なところでも一瞬ですっ転んじゃいます。絶対転ばないように歩こうと思うと、日が暮れてしまいそう。転んであちこち打ってるし、転ぶの警戒して変な力が入ってるしで、翌朝は身体中が痛かったです。
なにはともあれ、今シーズンの北アルプスハイキング編はおしまいです。12月からは内陸や南の方の山、低い山、そして雪がたっぷり積もれば山スキーの季節となります。
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