岩菅山【花見】ハイキング 2024/6/8

志賀高原の岩菅山に登ってきました。久しぶりだなあと調べてみると、なんと2004年以来20年ぶりでした。ただ、目的が岩菅山なのは20年ぶりだけど、15年前の2009年に沢登りの下山で岩菅山を通過していました。雑魚川外ノ沢って沢。その時は裏岩菅山よりさらに先、烏帽子岳の方が近い地点に詰め上げています。そこからの下山ですから、長くてウンザリする下山ですよね~。

岩菅山は山頂付近が開けててよい山という記憶でした。今回久しぶりに歩いてみたところ、わりと全体的によい山に思いました。展望ないところでも新緑や花が楽しめました。20年前だと新緑も花も楽しめてなかったかもしれません。歳取ったってことですな。

  • 日程: 2024年6月8日(土)
  • 天気: くもり時々晴れ
  • メンバー: T世
  • 温泉: 豊野 りんごの湯(物味湯産手形利用)
  • 食事: あし鷹(長野市ラーメン)
  • 登山口情報: 登山口の駐車スペースは少ない 路駐の列ができる
  • 岩菅山登山口(6:55)
  • アライタ沢(7:30)
  • ノッキリ(8:40~50)
  • 岩菅山(9:25~10:05)
  • ノッキリ(10:25)
  • アライタ沢(11:25)
  • 岩菅山登山口(11:55)

一応晴れ予報にはなってるけど、山はどうなのか…?という感じ。スカッと晴れたら中距離エリアの山を考えてました。しかし、遠出するにはちょっと勿体ないかな~。ということで、久しぶりの岩菅山としました。焼岳も候補にあったけど、現在火山性地震が多くなってるようです。行かない方がいいみたいです。

登山口の駐車場は一杯で既に路駐の列

安曇野を5時に出発。7時前に登山口着です。既に駐車スペースは満杯で、路駐の列が伸びようとしてるとこでした。登山口の前後にもたくさん車が停まってました。登山の人よりタケノコ採りの方が多いんじゃないでしょうかねぇ。

よい雰囲気の登山口です。登っていってもよい雰囲気は続きます。新緑がキレイですね!林自体もスッキリしてるし。10分ほどで用水路沿いの道に合流します。アライタ沢を渡るところまでは、ほぼ水平な道を歩くことになります。この用水路沿いの道は20年前の記憶がありました。一帯はネマガリタケの密集地帯。ヤブの中、あちこちから声が聞こえてきます。タケノコ採りの人たちの声と思われます。はぐれないように声を出してる?

イイ感じの登山口ですね~

用水路沿いの道からアライタ沢へ

用水路沿いにはニリンソウがたくさん咲いてました。だいぶ終わりかけではありましたが…。左手だいぶ下にあったアライタ沢が、用水路の高さに追いついてくると渡渉点はすぐ。このアライタ沢も20年前の記憶が残ってます。ナメ床で特徴ありますからね。

用水路沿いをしばらく歩きます
志賀高原はまだまだ新緑が美しい
アライタ沢
アライタ沢に架かる橋

アライタ沢を渡ったら急坂になります

平坦な道が続いてたのが、アライタ沢を渡ったとこから急坂に。かなり急な丸太の階段上りです。太ももがしんどい。どこまで続くんだろう…と心配したところ、わりあいに早く終わってくれました。そしたら今度は下りやがるし…。そのあと平坦部分が少しあってからは、適度に緩急を繰り返しながらコンスタントに高度を上げてくれました。

アライタ沢の渡渉点が3/4
アライタ沢を渡るといきなり急な階段の連続
前半は階段が整備されてました
中間点です

中間点付近は花を楽しみつつ

中間点前後からは花も目立つようになりました。アライタ沢から稜線に出るまでの間は、ひたすら登る我慢の区間と思っていたので、花が多いのはありがたかったです。とくにミツバオウレンのまだ反り返ってない、フレッシュなやつが多かったです。

ノッキリの先で展望が開けますが…

稜線の縦走路と合流するところがノッキリと呼ばれてるとこ。広くなってて、ベンチやら休憩できるようになってました。ノッキリから少し登ると開けてきます。高い山に来たって感じ。しかし、残念なことに雲は増えるばかり。青空は減るばかり。日が刺す時間もほとんどなくなっちゃいました。せっかく展望が開けたのに、曇ってると寂しい雰囲気になってしまいます。

出発時は晴れてたんですが、寂しい限りの天気に…
ノッキリを過ぎると岩菅山本体の登り
横手山には雲がかかってます
登りの中間くらいにあったお立ち台の岩

ノッキリから先は高山に咲く植物に

そんな寂しい雰囲気を紛らせてくれたのが、ここでも花。ノッキリまでは山地の花が主でしたが、開けてくると高山植物も混じるように。ハクサンイチゲやツガザクラ…等々ありました。花は咲いてはいますけど、お花畑のような咲き方をしてる場所はなかったです。花が良かったという書き方をしてますが、今日は天気がイマイチで展望とかが良くなかった分、相対的に花がよかったってとこです。

岩菅山山頂

山頂に着いても依然としてどんより曇り空。たまーーーに日が刺してくる程度。同じ志賀高原にある横手山には雲がかかってます。その先、御飯岳や四阿山などは見えてません。北アルプスや北信五岳も全く見えてません。岩菅山に雲がかかってないのはラッキーかもしれませんね。チョロチョロと人が登ってきます。大半は裏岩菅山まで行くようです。ま、一応裏岩菅山が志賀高原の最高点なので。

岩菅山山頂到着!
相変わらず横手山は見えない
山頂標識も一応…
裏岩菅山まで行く人が多かったです
時々青空ものぞく
山頂にある避難小屋 写真写りは良い
携帯トイレブースあり

山頂から下りながらの景色がよかった

さて下山です。山頂からノッキリまでの展望区間で少し晴れ間が出てくれました。ここは下りながらの景色が素晴らしいです。中間あたりにお立ち台の岩があって、そこからの展望が本日最高の展望でした。スッキリ晴れてくれたら今日の数倍は素晴らしいんでしょうが、しょーがないですね…。左手には魚野川の源頭部。一度は遡行しておきたかった川の一つですが、もうしんどいかな~。ツメは笹ヤブが凄そうだし。

下山します 下りの雰囲気がよかったです
帰りもお立ち台に立つT世さん
山頂の見納め

下りも花やアライタ沢の写真を撮って楽しめました

花を見るなら登りの時。ペースがゆっくりだし、花が目の高さに近いです。なので、下りの時は素通りすることが多い。ただ、朝は花が開いてなかったコミヤマカタバミ、開いてたら下りで撮ろうと思ってました。そしたら良いのが咲いてたりで、下りでも何度も撮影タイムとなりました。

また、アライタ沢の渡渉点も景勝地なのですが、登りの時は休憩中の人がたくさんいました。帰りは誰もいなかったので、動画撮ったりのんびりしてました。用水路沿いの道は往きより帰りが長く感じます。林道と同じような心境になるのかな~。用水路から離れて下りだせばあっという間に無事下山であります。

アライタ沢は岩盤の上を流れる
ここで晴れて欲しかったが…

下山後の温泉とラーメン

本日の下山後温泉は物味湯産手形利用で豊野のりんごの湯。そのあとの下山後ラーメンは閉店時間30分前なのに閉まってました。閉店してしまったのか、最初から休みだったのかは不明。2軒目に行ったとこもアウト…。ここは中にお客さんがまだいたので、直前に閉店になったと思われます。流れが悪くてラーメン難民になるパターン。しかし、ここは大都会長野市。通し営業の店はあります。中御所にある『あし鷹』というお店へ。今流行りの上品系ラーメンでした。櫛でといたような麺が丼に入ってるやつ。この上品系ラーメンはほぼ同じ系統の味ですよね。だいたい想像通りのものが出てきます。で、あとは美味しいか、すごく美味しいか、ふつうか。不味いってことは滅多にありません。次は目当てのラーメン屋に行けるよう、早めの下山を心がけよう!

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