4月3週目ってことで笹ヶ峰に行ってきました。笹ヶ峰から黒沢岳に登って東面を滑り、黒沢池の大雪原を横断して妙高外輪山の一角へ。そこから黒沢池ヒュッテ、さらにはヒュッテの裏斜面を滑りました。天気はまあまあだったけど、本日のメインディッシュの斜面だけ曇ってしまったり、雪質の方もネットリ系で快適な滑走を楽しめた…とはお世辞にも言えない雪(悪雪というほどではない)。満足度は高くない笹ヶ峰シリーズ2024でした。
- 日程: 2024年4月20日(土)
- 天気: 晴れのち曇りのち晴れ
- メンバー: T世
- 温泉: 天狗の館 物味湯産手形利用
- 食事: 丸長 長野市ラーメン
- 登山口情報: 笹ヶ峰の🅿は除雪ほぼ完了 トイレが閉まっていた
いつも賑わう笹ヶ峰の駐車場はガラガラ
笹ヶ峰の駐車場は朝早くから一杯になります。早起きして4時半安曇野出発で6時半過ぎ着。登山口に隣接する駐車スペースは車が多そうだったので、トイレのある広い駐車場へ。するとなんと!広い駐車場に先客は1台のみ。なんでこんなに少ないの?答えはハッキリとはわかりませんが、雪が少ないのでみなさん敬遠したのかも…?ワタクシ何も考えず、何もリサーチせず来てしまいました…。ちなみに、トイレは閉まっていました。
黒沢橋までブッシュ優勢
登山口の門をくぐってスタートです。雪は一応ありますが、倒れたブッシュが邪魔です。また小沢も水流が出てるところが多いです。普段なら適当に歩いていくところですが、今日は行く手を阻まれないよう注意して歩きました。黒沢橋まで50分ちょっと。往きも帰りもこの区間がつまらん。
黒沢橋あたりも雪不足が顕著です
黒沢橋は完全露出。対岸の段級に登る斜面も雪が切れてます。上流を見ると、黒沢沿いを詰めるのは無理だというのが一目瞭然であります。十二曲がりを登るつもりにしてましたが、夏道の斜面はブッシュが横倒しになってて、とてもじゃないけどスキーで登るのは無理っぽい。背負って登ってる人はいました。
十二曲りは回避してどん突きの沢を登ることに
ということで、さらに奥の広くて急な沢を登ることにしました。沢の取り付きまでのトラバース区間は、3年前の同時期よりも楽に通過できました。3年前はヤブに加えて、あちこちで雪が切れてて難儀した記憶です。今年はヤブは元気だったけど、雪は切れてなかったです。
登る沢というか斜面はしっかり雪が着いています。しかし、3年前は途中で進退窮まりかけたので、今年は早めに背負うことにしました。シールはノリ式ではないCT40のため、ウロコ板には吸着しにくいようです。堅い急斜面でエッジを蹴り込んでると、ペロンとシールが剥がれてしまうのです。
この日は暖かいせいか雪は緩々だったので、楽にシールで登り切れたかもしれません。雪が緩かったのでツボ足も楽でした。ただ、途中で1人抜いてからは足跡がなくなり、急斜面で蹴りを入れるのに消耗しましたね~。ちなみにアイゼン着けたのですが、アイゼン着けたのなんて5年以上ぶりか…?とりあえず富士見平の尾根に無事登り上げてほっと一息。
富士見平から黒沢岳へ
あとは黒沢岳の基部までゆるゆると登っていきます。黒沢岳の登りも急ではないので体力は消耗しません。それを考えると、登りに黒沢が使えるかどうかは大きいです。黒沢なら程よく均等な斜度で高度を稼いでくれます。なので脚への負担は少ないです。今日登った斜面はやっぱりしんどい。この先、黒沢が使えないシーズンは、笹ヶ峰からの山は行かないことにしようかな~。もうしんどい。
黒沢岳から見下ろす景色が素晴らしい
黒沢岳に登りつきました。稜線の西側は樹林に覆われてますが、東側はほぼ無木立。黒沢池のある大雪原を見下ろすロケーションは素晴らしいですね。山頂からの斜面は急なのでパス。滑れないことはないけど、滑るというより下りるのに精一杯になりそう。ということで、斜度が緩くて長く滑れるコルへと移動。ちょうど近くを4人組?が滑り終えたところでした。
黒沢岳東面無木立大斜面は消化不良…
尾根上を滑ってる時は快適ザラメで板がよく走りました。その感覚で斜面に入ったのですが、思ったよりはだいぶ悪い…。ザラメ化してないですね。ターンで抵抗がありあり。ガガガガ…って感じで。途中からは粘着性も出てきて前転も警戒。黒沢岳東面は消化不良でした。ただ、大雪原に出る瞬間のロケーションは最高でしたね~。
続いては妙高外輪山の方に移動
黒沢岳東面を滑り降り、大雪原を横断して妙高外輪山の一角へと登ります。大倉乗越の一段上の小ピークです。ここから黒沢池ヒュッテへと滑り込む斜面が、キレイな斜面なのであります。ヒュッテからさらに下、ガランノ沢の左俣源頭部まで継続して滑ります。この一連の滑りが今回の目的でもあります。この2つの斜面を続けて滑りたいなと思っていたのでした。
期待の斜面だったのですが、期待はずれでした~。北斜面だから雪が締まってると思いきや、そうではなかった…。今日は気温自体が高いんでしょうね…。それでも黒沢池ヒュッテ上の斜面の下半分は今日の中で一番気持ちよく滑れたところです。ヒュッテ下の斜面は標高が下がったせいなのか、グサグサ雪になってました。ここは滑ったぶんだけ登り返してこないといけません。雪が良ければ登り返す価値があるってもんですが、雪が悪いのに滑ってもなあ…と思いながらも、ほぼ平たんになるまで滑ってしまいました。
あと、残念なことに今日の期待の斜面を滑ってる間、雲が押し寄せてきて太陽が隠れちゃいました。雪がよくなくても、せめて晴れてくれてれば…。滑ってる時のロケーションは重要です。で、登り返す準備がてら休憩してると徐々に晴れ間が広がってきて、登る頃にはすっかり青空に。なんだったんだ…って感じでした。
本日のメインディッシュは期待ハズレに…
期待の斜面だったのですが、期待はずれでした~。北斜面だから雪が締まってると思いきや、そうではなかった…。今日は気温自体が高いんでしょうね…。それでも黒沢池ヒュッテ上の斜面の下半分は今日の中で一番気持ちよく滑れたところです。ヒュッテ下の斜面は標高が下がったせいなのか、グサグサ雪になってました。ここは滑ったぶんだけ登り返してこないといけません。雪が良ければ登り返す価値があるってもんですが、雪が悪いのに滑ってもなあ…と思いながらも、ほぼ平たんになるまで滑ってしまいました。
あと、残念なことに今日の期待の斜面を滑ってる間、雲が押し寄せてきて太陽が隠れちゃいました。雪がよくなくても、せめて晴れてくれてれば…。滑ってる時のロケーションは重要です。で、登り返す準備がてら休憩してると徐々に晴れ間が広がってきて、登る頃にはすっかり青空に。なんだったんだ…って感じでした。
富士見平まで延々とシールで登ります
黒沢池ヒュッテまで登り返し、今度は大雪原を縦断。黒沢が使えれば、黒沢を滑るとわけなく黒沢橋。しかし、ダメなので黒沢山の基部を巻くように富士見平までシールで歩きました。このシール区間は結構長かったです。本日の後半なのでなおさら長く感じたんだと思います。
富士見平からの下りは試練の滑り
富士見平からは滑れますが、まだまだ試練は続きます。沢への下降点までは気持ちよく滑れるんですけど、ツボ足で登った急斜面から下山までは試練の連続。急斜面はグズグズの腐れ雪。カチカチよりはいいけど、滑るというより下りるだけって感じ。黒沢橋へも一筋縄ではいかないし、黒沢橋から笹ヶ峰の間も雪が少なくてブッシュが邪魔でメンドクサイ。改めて、雪の少ないシーズンはもう来ない方がいいなと思ったのでした。
本日の下山後温泉と下山後ラーメンは
本日の下山後温泉は牟礼まで戻って天狗の館。物味湯産手形利用です。そして下山後ラーメンは長野市の丸長。最近、時間が合うときは丸長ばっかりだなあ…。新規の店にも行ってみたいとこですが、好みなんですよね~丸長。長野市街地にいるとなると、高速使うのはバカバカしいので下道で。
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