横尾山 プチ雪山ハイキング 2020/12/31

長野・山梨県境にある横尾山に登ってきました。横尾山は知る人ぞ知る、あんまり有名ではない山です。一応、山梨百名山には入ってます。名は知れてないけど、展望はなかなかのもの。横尾山の山頂というよりか、途中にあるカヤトの原がいいとこなんですよね。金峰山&瑞牆山、富士山、南アルプス、八ヶ岳などが良い雰囲気で眺めれらます。この日は樹氷のオマケ付きでした。

  • 日程: 2020年12月31日(木)
  • 天気: 晴れ時々くもり
  • メンバー: T世
  • 温泉: 武石温泉 うつくしの湯 500円 物味湯産手形利用
  • 食事: 家
  • 登山口情報: 信州峠に10台分くらいの駐車スペースあり トイレはない
コースタイム
  • 信州峠(9:45)
  • カヤトの原(10:40~45)
  • 横尾山(11:15~25)
  • カヤトの原(11:50~12:15)
  • 信州峠(12:50)

年末年始は安曇野の自宅を起点にして、天気を見ながら日帰りで山やスキーを楽しんでます。今日から強い冬型になります。日本海側は天気悪いので、内陸の山ということで横尾山です。横尾山は2012年の4月に一度登ってて、今回が二度目になります。のんびり3時間くらいの行程です。

信州峠でうっすら3センチくらの積雪か

今朝は薄っすら雪が積もりました。登山口であります信州峠への道中は、ところどころツルツルでイヤな感じ。思ったより時間を食いつつ信州峠へ。信州峠への道を心配してたけど、新鮮な雪が積もってたのでノープロブレム。信州峠には9時半頃の到着で、先客はナシ。この時間にいなかったら今日は貸し切りかな。

一昨日のキタヤツの天狗岳は冬靴で臨みました。足が痛くなりました。今日も雪があるけどペラペラなので、ローカットの夏靴で歩くことにします。冷たくなっても短いし。ローカットなのでスパッツは着けておきました。そして、軽アイゼンをザックに忍ばせておきます。

信州峠 うっすら雪
階段を登って横尾山へと向かいます

雪は新しくて薄いのによく滑ります

前半はカラマツ林や背の高い広葉樹(名前がわからん)ののんびりとした稜線を歩きます。太陽が照ればキレイなのに、曇ってる時間が8割くらいに感じます。空を見ると8割くらい青空なのに…。どうも太陽のあたりに雲が沸いてくるようです。太陽の近くに雲がなくなって、しばらく晴れるなと思ってても、いつの間にか大きな雲が出来上がってる…。風の通り道とかあるんだろうか…?

カヤトの原への急斜面。誰も踏んでない新雪なのにツルツル滑ります。ストックを刺すと、雪の下の地面がやたら堅い。どうも地面が凍ってて、上に乗った雪が滑るという構図。登りはなんとか登り切ったけど、下りはコケまくることになりそう。ま、アイゼン着けるってもんだな。

明るいカラマツ林がしばらく続きます

カヤトの原の手前くらいから樹氷がキレイになってきた

カヤトの原の直前でちょっとした樹氷のトンネルに。しかし陽が射さん…。写真映えもしない…。待ってれば太陽が出てきそうだったので、陽が射すまで待機。陽が射すまで待機…は今日何度もしました。まあ、待ってれば太陽が出てきたのが救いでしたね。後半ほど陽が射す時間が長くなりました。

カヤトの原が近付くと樹氷に しかし曇ってる時間が長い
やっと太陽が出てきた
やっぱり雪と青空はいいですね~

カヤトの原は心地の良い眺めです

カヤトの原はいいとこです。360度の大展望って類の眺めではないけど、なんだかわからないけど心地よい眺め。カヤトの原と見えてる山がマッチしとるんかな…。見えてる山は金峰山&瑞牆山、茅ヶ岳、富士山、南アルプス、八ヶ岳、天狗山&男山、御座山…が主なところか。冬型ばっかりだから富士山雪すくねー。内陸の山はみんな少ない。

金峰山と瑞牆山が見える 雪はほとんどない
富士山は逆光
南アルプスもわりと見えてますね
カヤトの原
富士山アップ!
カヤトの原から横尾山山頂に向かいます
八ヶ岳は稜線あたりに雲がある

カヤトの原から山頂までは若干ダレる区間

カヤトの原の一段上の台地が、これまたいいとこでした。振り返ると一段下の斜面の木が樹氷になってて、その向こうに金峰山&瑞牆山が…。素晴らしい景色ですねぇ~。来てよかったって思えました。

カヤトの原から横尾山までは、たまに少しだけ開けたとこはあるけど、ほとんどが見どころの少ない稜線歩き。岩場というか巨岩が出てきて歩きにくい場面も。変に雪があるもんでね。でまた、この区間は陽が射さない時間が長かったので、余計にテンションの下がる区間でした。

カヤトの原の一段上に登ります
振り返ると樹氷と金峰山&瑞牆山
引くとこんな感じに
川上村 遠くのは御座山かなあ?
途中から岩混じりとなります
笹と広葉樹の道は気持ちよい

横尾山山頂 薄い樹林に囲まれた山頂です

横尾山の山頂までに何個か偽ピーク。偽というか、そろそろかな…と思ったらまだだった…が何個か。横尾山の山頂は基本樹林の中。南アルプスと八ヶ岳の一部の方向だけ開けています。岩がゴロゴロしてるので、休憩場所には困らない感じ。今日は少し風があって寒いので、山頂は小休止にして退散とします。もっとロケーションの良い、帰りのカヤトの原で休もうということです。

これを登り切ると
横尾山山頂! 山梨百名山に入ってます
横尾山山頂からの八ヶ岳 少し木がジャマ
横尾山山頂からの南アルプス
手前の黒いのが茅ヶ岳だと思う
山頂はこんな感じ 風があったので小休止のみ

帰りのカヤトの原で大休止とします

帰りには単独の若者1人、老夫婦、3世代と思われるファミリーとすれ違いました。もう誰も来ないと思っていましたが。行程が短いから、みなさんゆっくりスタートかな。横尾山は人気がないと思い込んでたけど、実は隠れた人気の山だったり?

帰りのカヤトの原で大休止です。やっと太陽が出てる時間が長くなってきました。カヤトの原はうまい具合いに風が弱くてゆっくり休んでいられます。ただ、往きにあった樹氷は既になにもなくなっています。往きに見れて良かったなと、つくづく思いました。

カヤトの原手前の台地
冬型らしいといえばそんな空
八ヶ岳の裾野と遠くは浅間連山かな
男山&天狗山と遠くは御座山
帰りにはすっかり樹氷は落ちてしまいました
南アルプスは行きも帰りも似たような感じ
金峰山と瑞牆山は少し日当たりが良くなってハッキリ見えるようになってきた

カヤトの原からの急斜面では軽アイゼン装着

カヤトの原で軽アイゼン装着。ここからの急下りに備えます。アイゼンが小気味よく効きますね~。雪はペラペラなので、凍った土に効いてるんだと思われます。アイゼン着けてなかったら、どの程度滑ったのか試したかったけど、メンドクサイからしない。急な下りが終わったところでアイゼンはずします。やっぱアイゼンしてないと軽快だな!信州峠に戻ってきて、さわやかなプチ雪山ハイキング終了。

下山後はラーメンなしで温泉のみ

今日は下山後ラーメンはナシ。温泉は物味湯産手形を使います。佐久方面は手形入浴可能な施設が多いけど、年末年始は除外のところも多いです。結局、武石のうつくしの湯まで戻って入浴です。これで2020年もオシマイだな~


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