久しぶりに戸隠大橋からの山。土日は駐車スペースの争奪戦が激しくて避けてきました。今日は平日休みということで、久しぶりに戸隠大橋からの山に行ってみよう!ということで、まず最初に登山口が決まりました。そのあとどの山に行くかを考えます。順序がおかしい気もしますが、たまにはいいでしょう。
長い山はしんどいので、佐渡山と黒姫山を組み合わせた周回コースにしました。最初に登った佐渡山では予想外に晴れてくれました。そのあと登った黒姫山ではどんより曇り空に。黒姫山の雨氷がすごいことになってたので、できれば黒姫山で晴れて欲しかったなあ…と思ったのでした。
- 日程: 2024年3月28日(木)
- 天気: 高曇りのちくもり
- メンバー: ひとり
- 温泉:
- 食事:
- 登山口情報: 戸隠大橋駐車スペースは排雪作業中で停めにくい状態でしたがガラガラで助かった
戸隠大橋の駐車スペースには先客1台のみ
当日の朝、明るくなって外を見ると晴れてます。この時点でどんよりしてたら、どこにも行かなかったかも…?ただ、朝焼けしてて湿っぽい空ではありました。安曇野から戸隠大橋までは、鬼無里経由で1時間半ほど。その間にだんだんと曇ってきてしまいました。
戸隠大橋の駐車スペースには先客1台のみ。さすがに平日。季節的にもアレだし。ただ、排雪作業中ということで、バリケードがしてある部分も。先客の車に並べて邪魔にならないように停めたつもりだったけど、どうだったのか。。。
林道には前日と思われるトレースがたくさんありました
空はどんよりしてきたけど、ここまで来たからには行かない手はない。林道はトレースがいっぱい。一昨日少し降って、昨日晴れたので、ほぼ昨日のトレースかな。荒れたトレースが冷えて固まって歩きにくい。黒姫の分岐でトレースは分かれるけど、黒姫方面3:乙妻方面1くらいの割合かな。下地が硬いので、先客はどちらに行ってるかはわかりません。
佐渡山に続く尾根に乗っかります
尾根に取り付きます。スノーシューのトレースがたくさんありました。程よく緩んでて急なとこも登りやすかったです。ただ、下の方はヤブが多め。ブナが太くなってからは隙間が広がりました。急な部分を登りきると展望が開けます。ちょうと、どんより曇り空だったのが、青空中心になってきました。ナイスタイミングです!開けたとこから佐渡山の山頂が見えるのですが、見えてからが長い。
佐渡山山頂 先客の方も佐渡山でした
佐渡山に着くと、2名様がいらっしゃいました。全然わからなかったけど、先客の方も佐渡山だったんですね~。山頂はちょっと風があったけど、展望はバッチリ!多少霞んではいますが、さっきまでに比べると雲泥の差。佐渡山は存在感のある山に囲まれています。高妻山、頸城三山、黒姫山、飯縄山…等々。佐渡山自体は地味な山ですが、展望は素晴らしいです。
大ダルミに向かいつつ北斜面を滑る
佐渡山から東に派生する尾根で大ダルミに向かいます。適当なところから尾根を離れて左の斜面に滑り込むつもりが、結構なヤブ。前回は気持ちよく滑れた記憶だったのですが…。だいぶコルに近くなったところで隙間があったので、谷に向けて滑り込みました。
上部はヤブっぽいけど、しばらくでブナの森となり樹間が開きます。早めに突っ込んでもよかったかも…?樹間が開いたのはいいけど、北向きの斜面なので雪が堅い。斜度もそこそこあるので、滑るの結構大変でした。一人なのでケガしてもアレなので、安全第一で~。あんまり楽しくないので谷底までは滑らず、登り返しが楽になるようにトラバース。100mほどの登りで尾根に復帰。1738mポコまで登り上げます。先客のお二人もここまで同ルートのようでした。
大ダルミへと滑り込んで休憩~
1738mから大ダルミに向けて滑り込みます。程よい斜度に程よい樹間、程よく雪も緩んでて調子に乗りかけたところで、雪質激変で撃沈!短いけど楽しい斜面でした。大ダルミの雪原に滑り込みます。雪原に出たら風が強かったので、森の際まで戻って休憩です。上空は風が強そうで、雲の流れが早いです。湿った雲がだんだんと増殖してきました。
大ダルミから黒姫外輪の1893mへ
大ダルミから黒姫山の外輪にある1893mを目指します。はじめは直登して、斜度が強くなったところで左にトラバース。そのまま外輪の稜線に乗っかります。外輪上は黒姫山らしくシラビソが密で、通り抜けるのに難儀しました。ただ、難儀したのは最初のうちだけで、しばらくで隙間たっぷりで登りやすくなりました。
外輪の稜線に出ると雨氷がすごいことに!
外輪の稜線直下からは、佐渡山とは比較にならないほどの雨氷。ダケカンバは雨氷の重みで垂れ下がり、枝垂れダケカンバ状態に。シラビソには氷が張り付き、葉っぱからはツララが垂れていました。なかなか見ない光景です。残念なのは上空が青空じゃなくなったこと。これでも十分キレイだけど、快晴だったら数倍キレイだったと思われます。
南西尾根上部は概ね楽しく滑ることができました
1893mの先、滑る斜面が確認できたところでシールはずします。滑る斜面は立派なダケカンバの疎林斜面。そのダケカンバが雨氷ですごいことになってます。枝垂れダケカンバ並木です!雪は微妙でしたが、枝垂れダケカンバの中を観光気分で滑れました。青空でないことがホント悔やまれます。仕方ないですけどね。
枝垂れダケカンバ地帯が終わったところで、左側の広い谷に下ります。雪はだいぶ緩みました。かなり重いけど引っ掛からない雪。今日の中で、滑りとしてはここが一番楽しめたと思います。それも長くは続きませんでしたが…。登りルートに復帰してからは、雪がベタ付くようになって修行系。太ももがパンパンになってきました。
林道までが長かった。そして、林道も長かった。真冬なら高速林道なのに、今日は滑らない。太ももがもたない…。何度か休憩しながらやっと戸隠大橋へ。ちょうどお昼の時間で、排雪作業もお休み中。重機の中で作業員の方が休憩中でした。その意味でもよいタイミングで下山してきたかな。
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