日光白根山で散策系山スキーを楽しんできました。日光白根山は滑りを楽しむ山ではななくて、周辺の池を巡りつつ、ちょっとした斜面を滑って楽しむって感じ。前評判の高かった大崩れ沢、五色沼に滑り降りるロケーションはよかったけど、雪が微妙で滑るのは大変でした。とりあえず、天気の良い日に日光白根山を片付けられてよかったです。
群馬・新潟遠征の2日目は日光白根山。ちなみに前日は鹿俣山。沼田の道の駅白沢で泊ってました。1時間弱で丸沼高原スキー場です。スキー客多いですね!鎌田の交差点までは数珠繋ぎでした。丸沼高原スキー場に行く車も多い。駐車場代1000円払って、結構離れたところに停めさせられました。
ゴンドラ乗るまでが何かと手間食いました
ゴンドラに乗って楽するんだから仕方ないけど、登山開始までがめんどくさかった。登山届を書いて、ココヘリ義務化のためそのレンタルの書類を書いて、ゴンドラ券買って…。コスパもよろしくない。ゴンドラ待ち行列に並んでやっと乗車。他人と同じカプセルになるとは思わんかった。ゴンドラを下りると正面に日光白根山があるけど、もろ逆光のため写真はもちろん、肉眼で見るのも厳しい。
駐車場1000円+ゴンドラ片道1500円+ココヘリレンタル1100円となり、2人合わせて6200円。
ココヘリ1100円は高い気がするなあ…。希望ならわかるが強制だからなあ。
登山者のトレースを辿って七色平手前まで
ゴンドラ山頂広場の一番奥に赤い鳥居があって、それをくぐって登山開始。しばらく歩くと朱色の二荒山神社がありました。ここにもあるんだ~。七色平までは深い針葉樹の森。まるでキタヤツを歩いてる気分でした。トレースはほぼカンジキ系で、スキーの跡はない。
七色平は針葉樹林に囲まれたこじんまりとした雪原
七色平に向かうルートはもう今日のトレースはない。みなさん直進して日光白根山の山頂に向かった模様。昨日以前のと思われる薄いトレースがあるだけでした。七色平は深い針葉樹の森の中に雪原が広がるところ。対岸まで歩いたら日光白根山が見えました。ログハウス調の避難小屋あり。雪乗っかってていい感じ。
七色平から浅い谷を詰めて座禅山のコルへ
地図上の七色平で薄いトレースから離れて右へ。ここから座禅山のコルに向けて浅い谷を詰めていきます。ここはトレース皆無でまさかのラッセル。埋まるのはスネ下くらいのもんだけど、登りにくい地形がずっと続くので疲れた。雪質はやや重パウダー。滑りやすそうで助かった。ここが悪雪なら下りは死に物狂いだったに違いない。
ずっと針葉樹だったのが、コルが近付くと広葉樹に変わり、同時に景色も明るくなります。コルから弥陀ヶ池に向けて滑るので、ここでシールはずします。コルは風が強くて雪煙舞ってました。
座禅山のコルから弥陀ヶ池へは短いけど気持ちよく滑れました!
コルまでは針葉樹の暗い谷だったけど、コルから弥陀ヶ池は開けた明るい谷。雪はどーかなー。風にたたかれて詰まった雪ではありましたが、まずまずの雪。弥陀ヶ池に向けて気持ちよく滑れました。後半、傾斜が緩くなると逆風で押し戻された。
弥陀ヶ池から大崩沢滑り出しへ
弥陀ヶ池で再びシール装着。五色沼の方に向けて登っていきます。コルに出てからは、ガイドブックの通りに山頂側をトラバース気味に緩く登りました。そして大崩沢と呼ばれる崩落の浅い谷へ。
メインイベントであります大崩沢
大崩沢は山頂の150mくらい下から始まってるのかな?風が強くて雪が堅くて、T世さんテンション下がってたので、中間付近2300m弱くらいから滑り込みました。雪庇の切れ目から谷に入ります。良い雪溜まってるらしいけど、この日はだいぶ風の影響受けたかな。滑り出しあたりはモナカ時々堅雪。少し南面絡むと腐れ雪…と七変化。下半分は片栗粉が溜まってました。片栗粉に変わってから、なんとかまともに滑れるレベル。
でもまあ、なんと言ってもココの最大のウリは一番最後。五色沼に向けて滑り込む時のロケーションでしょう!
日光白根山を見ながら五色沼で中休止
池の上で中休止。コルや大崩沢の滑り出しに比べると風が弱くてゆっくりできました。休憩中にタイムラプスを撮ってみた。動画の始まりで使ってます。五色沼からの日光白根山はなかなかご立派!2577mもあるんだもんなあ。蝶ヶ岳より100m低いだけ。
今回の山行は山スキールート212を参考にしました
基本、来た道を戻ります。弥陀ヶ池に向けて滑る斜面は無木立だったけど、コルから五色沼は深い針葉樹の森でした。
今回はほぼ山と渓谷社の山スキールート212に倣う形のコース。日光白根山の山スキーは何のイメージもなかったですからね。山頂から滑ってる記録もあるにはあるけど、一般的ではなさそう。山頂への登りは板を背負うことになるだろうし。
座禅山に立ち寄ってみますが、とくに寄る価値ナシ…かな
そのガイドブックに座禅山のお釜も滑れるようなことが書いてありました。座禅山は少し寄り道する程度なので寄ってみたけど、お釜に向けて滑れる雰囲気じゃなかったな。傾斜は急だし、なによりも木が密。どこか探せば滑れる斜面があるんだろうか…?メンドクサイので探しませんでした。
下山は平坦なとこや緩い登りがあったりで、すんなり帰れず
座禅山から登ってきた谷に向けて滑ります。上だけ快適。あとは谷の横の斜面をジグザグに高度を落とすのみ。往きのところでも書いたけど、今日は滑りやすい雪でよかった。ここがアイスバーンだったりグサグサ雪だったりしたら大変だったと思う。
帰りは七色平経由ではなく、血ノ池地獄経由で。七色平からの下りが少しの間だけだけど急だったので、それを回避するために。血ノ池地獄からは平坦なところや、緩い登りがあったりで、すんなりスキー場には戻れませんでした。サクッと滑って終われればいいんですけどね~。何はともあれ、日光白根山から無事下山です。
最後のゲレンデがかなり長く感じたな。ゴンドラ長かったから。滑ってる人も多かった。とくにボードが多く感じたなあ。適度な斜面が多かったけど、下山後に荷物背負って滑る力は残っていませんでした。
本日の下山後の温泉とラーメン
温泉は昨日の望郷の湯でもよかったけど、混んでたらイヤだなと思い花咲の湯へ。望郷の湯は周辺のスキー場からの人が一つに集まるところですからね。下山後ラーメンは、はじめ渋川のお店を考えてたけど、だいぶ遅い時間になったので途中にある馬鹿旨へ。以前、誰かが『沼田と言えば馬鹿旨』と言ってたので。ここはトマトラーメンがウリのよう。お味は平凡(個人的に)。
明日は日白山。少し進んで『道の駅たくみの里』に行ってみたが寂しく、少し戻って『月夜野矢瀬親水公園』に行くが駐車場からトイレが遠く、結局は『みなかみ水紀行館』へ。本日の最後の最後、泊まるとこ探しに右往左往してしまいましたとさ。
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