吾妻連峰のクラシックルートであります若女平ルートに行ってきました。天元台スキー場から楽して吾妻連峰の主稜線へ。だいぶ春めいてきたけど、まだ樹氷は残ってて素晴らしいロケーション。若女平への下りはウワサ通りの密林地帯。樹氷付きの針葉樹の隙間を掻い潜りながらの滑りとなります。いかにも昔ながらのルート。滑りの充実度は低いけど、たまにはこんなのも楽しいです。
- 日程: 2022年3月11日(金)
- 天気: 晴れ時々くもり
- メンバー: T世
- 温泉: 白布温泉 森の館(405円)
- 食事: 喜多方ラーメン 一平
- 登山口情報: 天元台スキー場🅿 ゴンドラ+リフト3本(2040円)
山スキーの記録一覧 http://bunapow.com/yamaski-list/
天元台のロープウェイとリフトで楽します
木曜の夕方、急転直下で3連休になって東北へ。初日の山を西吾妻とだけ決めて出発です。2日目以降は現地で考えよう。出発が遅くなって睡眠不足気味でしたが、天元台のロープウェイの始発時間少し前に到着です。ゴンドラ+リフト3本のセットが2040円でした。単品で買うとだいぶ高くなります。駐車場は無料。
天元台スキー場は昔ながらのスキー場って雰囲気。ロープウェイもだいぶ古めかしい感じ。リフト代は高くつくけど、標高1800mまで連れてってくれますからね。吾妻連峰の主稜線まで100mちょい。ロープウェイの後のリフト3本で身体が冷えちゃいました。
約1800mの北望台から歩き始めます
リフト終点が北望台と呼ばれてるところ。2便目のロープウェイだったので、すでにトレースはバッチリ。パッと見スノーシュー系が多そうです。ルートに沿ってロープが張ってあります。最初から樹氷地帯で展望はほとんどナシ。登りはよいとしても、下りでトレースなかったら迷子になるだろうな。
樹氷原の吾妻連峰主稜線
稜線に近付くと少しずつ展望が開けてきました。見えてるピークは西吾妻山ではなく梵天岩のあるピークかな。山腹は巨木系の樹氷だったのが、稜線に出るとヒツジ系の樹氷に。雲は多いながらも晴れ間もあり。吾妻連峰の主稜線はロケーションが素晴らしいです。心が満たされますね。登るのが苦にならない。
梵天岩では岩にエビの尻尾
梵天岩のピーク、夏は岩場なのかなあ?樹氷ではなくエビの尻尾がビッシリです。振り返りますと、東吾妻の方へと連なるなだらかな稜線が見えます。そのうち吾妻連峰も端から端まで縦走しないといけないな~。スキーがよさそうだけど、問題になるのは車の回収。
西吾妻山山頂!磐梯山や裏磐梯が見えてます
緩く下って緩く登れば西吾妻山。南には磐梯山や裏磐梯の湖沼群、よく見ると凍って真っ白な雄国沼も見えます。歩きはじめは雲が優勢だったけど、すっかり晴れ間の方が多くなってきました。やっぱり樹氷は青空に映えます。西吾妻小屋を見下ろせるところでシールをはずします。
樹氷着きの針葉樹の密林地帯は滑るのひと苦労
とりあえず西吾妻小屋まで下りますが、樹氷を縫いながら滑るの大変。西吾妻小屋からも大変。ウワサ通りの樹氷の密林です。たまに少しだけ開けたところがあります。数少ない滑れるシーンなので、気合い入れて滑ります!木の疎らな方を求めて滑ってると、知らないうちに左の谷に吸い寄せられるんですよね~。意識しないと尾根上をキープできない。この樹氷の中を滑るのは大変だったけど、それでも雪がよかったのでだいぶマシだったんじゃないかと思ったのでした。
樹氷地帯が終わると広葉樹の森になって間隔開きます
樹氷地帯が終わるとダケカンバ帯、ブナ帯と移り変わり、木の隙間は開いてきました。しかし、斜度が緩んできて、おまけに雪も緩んできます。ザラメになってくれるといいんだろうけどな。若女平付近でのんびり休憩しました。
しばらく広い尾根だったのが、ギュッと細まり雪庇の尾根に。気温が上がってるだけに、気を遣うところです。雪庇の尾根=段差の連続…ではなかったのが救い。そのうち尾根から離れて右の斜面を下りることに。ここはグサグサ雪で大変でした。上は冬、下は春ですな~。車道に出てツアーは終了。あとは15分急な車道を登って車を回収です。
下山後の温泉とラーメン
車道を登ってると左に森の館という日帰り入浴施設がありました。405円だそうな。車は2台しか停まってなくて空いてそうだったのでここで♨。下山後ラーメンは喜多方まで移動して、久しぶりの一平ちゃんでした。大盛りにしたんですが、プラス200円は高いなあと思ってたら、量がすごく多かった!満腹になってしまいました。
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