そろそろ赤禿山に行っておかないと…とは思いつつも、赤禿山って意外と条件揃わないと行けない山。天気、雪、除雪…等々。赤禿山はともかくとして、大峰峠のお堂の積雪チェックにだけは、是が非でも行っとかないと。2008年から15年続いているお堂の写真を途切れさせるわけにはいかない。今回は腰痛を押して、山之坊から大峰峠まで林道スキー散策ということで行って参りました。
- 日程: 2023年2月12日(日)
- 天気: 晴れ
- メンバー: T世
- 温泉: 信州金熊温泉 明日香荘(大町市八坂)
- 食事: 樹の実(大町市)
- 登山口情報: 山之坊の駐車はなかなか神経を遣います
仕事で軽く腰を痛め、金曜のカミ雪の雪かきで一段階悪化。翌日の三田原山の激重パウダーでさらに前進。翌日の日曜日は引きこもりかな~とも思ったけど、天気予報は鉄板の快晴!何もしないのは勿体なさすぎる…。ということで、この大峰峠までスキーで行って、お堂の写真を撮っておこうと思い付きました。天気は良くても、この雪質ではさすがに赤禿山まで登って滑るのは自殺行為です。
今日の山之坊除雪終点は閑散としております
山之坊の除雪終点に到着。先客はナシ。快晴&気温上昇で赤禿山をチョイスする人はいませんよね~。今日は恐らく除雪には来ないよね…ということで、廃屋が撤去された更地の広いとこに停めさせてもらいました。降ってる時や雪の多い時の駐車は難しいです。
山之坊の雪は予想に違わず少ないです
山之坊の雪ですが、かなり少ないですねぇ…。まあ、予想はしていましたが。それでも、麓の平岩とかの壊滅状態なのに比べると、まだ持ちこたえてるっていう印象でした。除雪終点の『雪壁』って感じではないです。少し登ってから振り返る山之坊集落ですが、雪が多い年はモコモコ感満載なのですが、今年はペラペラ感漂っていました。
大峰峠にはそれなりの雪はありますが少ない
さて、大峰峠が近付いて参りました。遠目にお堂が見えています。屋根の雪は残ってる模様。屋根の雪が落ちてしまうと、途端に貧相になってしまいますからね~。お堂の正面に回り込みますと、積雪はお堂の半分よりも下です。あの極端な小雪だった2020年と似たような感じに見えます。全体的には2020年ほどは少なくない印象ですが、ここ大峰峠のお堂はこんな状態であります。ま、糸魚川・小谷エリアは他よりも雪が少ない感じですかね。
700m電波塔へ
今日は赤禿山までは登りませんが、せっかくなのでビューポイントであります700m電波塔へ。大峰峠から辰尾山方面に少し進むと電波塔はあります。ここは300度くらいの大展望!見えないのは明星山くらい。赤禿山に登るルートは基本樹林帯で、海谷三山や明星山が時々見える程度。展望の部においては、この700m電波塔が随一ではないかと思っております。
尾根の送電線鉄塔へ
電波塔でのんびりして、次に向かいますは、電波塔から唯一見えない明星山を見に送電線鉄塔へ。大峰峠を挟んで、赤禿山への尾根状に立つ送電線鉄塔からは、明星山がよく見えます。もう少し登れば、もっとスッキリ見えるところもあるけれど、今日は大峰峠散策なのでここでヨシとします。ここは電波塔とは逆に明星山しか見えないという…合わせ技一本であります!
送電線鉄塔から大峰峠まではまともには滑れませんが、無難に下りてくることができました。このあたり、雪が少ないと灌木が煩わしいけど、今日はそんなことはなかったです。お堂の積雪の少なさに対して、山の雪はわりとあるのかなと思ったり…です。そんなこんなで山之坊に無事下山であります。腰痛でダメかと思った今日ですが、有意義に利用できたのかなと思います。
本日の下山後温泉とラーメン
下山後温泉は大町市八坂まで寄り道して金熊温泉。もちろん物味湯産手形デジタル版利用です。大町には薬師の湯と黒部観光ホテルの2つがありますが、どっちも行く頻度が高いので、今日みたいに時間に余裕のある時に、寄り道して八坂まで足を伸ばしました。
下山後ラーメンは大町カインズの近くにある『樹の実』。ここはメニューが豊富。無難に普通のラーメンと味噌ラーメンにしておきました。一つをチャーハンセットにしました。セットがお得な感じです。
手持ちのガイド本を紹介します
山スキーを始めた頃は情報源といえば山雑誌の記事とガイド本のみ。今のご時世はネットに情報が腐るほどあって、情報を集めるというより選別するという感じ。ネットのレポは個人差大きく主観が入ってて難しいところがありますね。その点ガイド本はレベル的に安定してます。行き先はガイド本で探して、足りない情報をネットで補う…が理想的なのかなと思ってます。
『212』というだけあって盛りだくさんの内容。定番ルートからマニアックなルートまで品揃え豊富です。値段が2980円と高いけど、内容からすれば安いくらいかも。コレ1冊持ってればOK!って感じですかね。地形図にラインが入ってるので、概念図から地形図に変換する作業も不要です。ちょっと至れり尽くせり過ぎじゃないって感じ。
隣の山スキールート212とボリュームも見た目も似てますが、こちらは山スキーアルピニズム研究会の著。ちなみに、こっちの方が早くに世に出てます。中身はだいぶ違ってて、かなりマニアック。一般人には行けないルートも多いです。『百名山』ではなく『百山』ってことです。
日本バックカントリー・オール 50エリア170ルート (パウダーガイド12)
ここまで紹介したガイド本はどちらかというと登山系の出版社のもの。この本はパウダーガイドなので、基本的に滑り系の人向け。本の名も『バックカントリー』ですからね。GPSデータも付いてたり。
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