今シーズン三度目の乗鞍BC。今年はハイペースです。このぶんなら5回くらいは行きそうな気配。乗鞍っていうと、天気が良くても風が強かったり、良さそうに見えるけど滑ると変な雪…というケースが多いです。しかし、今日は天気が良くて微風で、雪もまあまあでした。乗鞍にしてはアタリかなと思います。ただ、そのぶんお客さんはとっても多く、帰りにギタギタのツアーコースを滑るのがしんどかったです。
- 日程: 2024年3月10日(日)
- 天気: 晴れ
- メンバー: K股、M野×2、T世
- 温泉: なし
- 食事: 家
- 登山口情報: 乗鞍スキー場 1回券600円×2 夢の平リフトは9時始発
この週末は季節外れの寒波がやってくる予報。土曜日は山に入れる天気ではなさそう。日曜日は回復傾向ではありますが、どんな感じやら。晴れる内陸か、日本海側の森の山かの選択。この週は岐阜チームが信州に来ており、乗鞍に行くというので便乗することにしました。深雪よりも天気をとったってところです。
今日の乗鞍は大賑わいです
乗鞍高原に上がってきた時には、薄いけど雲がかかって山頂部は見えません。ツアーコースの切り開きにはギリギリ太陽が当たってるのが見えました。まあ、このての雲は知らないうちにスーッと消滅しますからね。ツアーコースを歩いてる間に晴れてくれるんじゃないでしょうか。と思っていたら、リフトに乗ってる間にほぼ晴れてくれました。
乗鞍スキー場の1回券は今年から値上げ(500円→600円)。リフトの始発も8時半が9時になりました。どこのスキー場も値上げ値上げですが、ここはまだ許容範囲内ですかね。値上げもそうですが、始発時間が遅くなるのは喜ばしくないです。そこらへんで遊ぶ人ならまだしも、山頂目指す人にとっては30分は大きいだろうなと思います。
一番上のかもしかリフトを下りるとビックリ!山に行く準備の人たちが黒山の人だかりになってます。K股さんがざっと数えたところ約50人。自分が見た中では過去一番の多さかな~。この後からもどんどんやってくるだろうし、今日は賑やかな乗鞍になりそうです。最初のカベや位ヶ原への急斜面ではちょっと渋滞したりも。
朝からすっかり晴れてくれました
白馬方面は大雪警報が出たりしてましたが、内陸の乗鞍はたいして降ってません。バラつきあるので何ともですが、ゲレンデトップでせいぜい20センチとか?下地は3センチ厚くらいの氷板。数日前の湿った雪の表面が凍ってしまったんでしょう。スキー靴で歩くと、時々その氷板を突き破ってズボッ!
位ヶ原下で少し風があったので、位ヶ原はやっぱり風が強いのか…と覚悟してました。急斜面登ってる時には時おり雪煙舞ってましたし。しかし、位ヶ原に出ると意外と穏やか。進むにつれてさらに穏やかに。天候が回復するのと同時に風も徐々に弱まってきているのかも?多少の風は覚悟してただけに、うれしい誤算であります。
うちらのペースが遅いこともあるのですが、滑り台にはすでにシュプールが。また、剣ヶ峰あたりからお二人様が滑って下りてきております。登ってるうちに滑り台を下りてくる何人か。その滑りを見て雪質を予想するのですが、苦戦してる人、気持ちよさそうに滑ってる人…まちまちです。結局のところは自分が滑ってみないことにはわかりません。
滑り台下部、屋根板上部を滑りました
いつもの塚を越して少し登ったあたりから滑ることにしました。最初にT世さん滑ります。知ってる人の滑りを見ると、だいたい予想がつきますね。雪はまあまあのようです。ストックで刺す限りでは、結構重そうな感じではありますね。詰まってる感じです。実際に滑ってみますと、ストックの感覚と同じ。あんまり板の走りの良くない重めのパウダーでした。重けど悪さをしない雪だったので、まあまあ気持ちよく滑ることができました。ま、この1本で本日は満足であります。
※滑りの様子は動画をご覧あれ~
アクシデント発生!板が・・・
屋根板方面に一段だけ滑って登り返します。位ヶ原山荘近くの車道まで下りると時間がかかるということで。登り返して位ヶ原へ。そこでシールをはずして滑る準備してるところで事件勃発!H美さんの板が消えた!誰にも見られることなく、板が滑っていってしまったようです。
かすかな跡が付いていたので追いかけます。さっき滑り降りた平たん地にあればと期待するも、そこは通過した様子。さらに跡を追うと富士見沢下部の谷底手前に刺さってました。刺さる直前にダケカンバにぶつかって、そこで飛んで刺さったと思われます。ここで刺さってなければ、谷底まで落ちていってたでしょうね~。捜索にも時間がかかったと思われます。
何はともあれ、みつかってよかった。滑っていった跡が付いていたこと、落ちていったところが滑って下りれるところだったこと、途中で刺さってくれていたこと…の3つが幸運でした。跡が付いてなかったら簡単にはみつけられなかったでしょうね…。
ということで一件落着。あとはギタギタの位ヶ原下斜面やツアーコースを滑りますが、もう足が残っていませんでした。スキー板を捜索するのにシール付けたまま滑ったんですが、そこの雪はよかったです。シール着けたままでも気持ちよかったですから。シールはずして滑りたかったなあ…とか思いながら、ギタギタののツアーコースを滑ってました。ゲレンデは荒れてなかったけど、もう続けて滑れませんでした。ヨレヨレになりながら無事下山であります。
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