初冬の天狗岳に登ってきました。八ヶ岳の冬山入門コースですな。なんと14年ぶりになります。それ以前はコンスタントに登ってたんですけどね。西天狗直下までは6年前の年末に登ってますが、キタヤツでまさかのラッセル&悪天敗退。今日は南風が強くて薄雲が多かったものの、北アルプスまでしっかり見えて展望を満喫できました。
この年末年始9連休、遠征をやめて家発のハイキングやゲレンデスキーを楽しんでおります。で、4日目。まずまずの天気で気温も高そう。明日からは最強寒波の到来という予報です。今のうちに高めの山にでも登っておくか…とういことで、北八ヶ岳は天狗岳に登ることにしました。
冬と言えども八ヶ岳は駐車場キープが核心
キタヤツというと夏も冬も駐車場が核心!山の行程は半日なんですが、登山口への早い到着は必須。とはいえ、日の出が遅いからな~。暗いうちに着いても仕方ないので、朝7時を目指して向かいます。やはり正規の駐車場は満車になったところ。幸いにもすぐ下にわりと広めの路肩のスペースがあったので、そこに停めました。
駐車場にあるバイオトイレは冬期閉鎖。その横にある旧式のトイレは使用可となっていました。
唐沢鉱泉から西天狗経由の周回とします
唐沢鉱泉からは周回コース。とくに意図はないけどい西天狗から登ることにします。あえて意図があるとすれば、こっちの方が早く高いとこに行くので(第一展望台)、早く展望にありつけるかなったとこ。唐沢鉱泉あたりの積雪はせいぜい5センチくらい。昨日は南岸低気圧の予報だったのがスカに終わって、まぶした程度の新雪しかないです。
こんなペラペラの雪だから、冬靴で歩くのはツライです。しかも久しぶりに履いたのでちょっと堅くなってたのかも?標高を上げてもそんなに雪は増えなかったです。今年は低気圧が来なくて冬型ばかりなので、内陸に雪が降らないな。10月にはたくさん降ったけど。
第一展望台からは時々展望あり
第一展望台で最初の展望。やや薄雲が多いけど展望はしっかりあります。南アルプス、中央アルプス、御嶽山、北アルプス…とバッチリ。このあと再びシラビソ林に戻って、続きまして第二展望台。第一に比べると新鮮味に欠けます。たいして景色は変わりませんので。第二展望台からいったん下って、そこから西天狗岳本体の登りとなります。
6年前に来た時は今より雪は数倍も多く、しかも前日に南岸低気圧のまとまった雪。先行者が次々と引き返してきて、第一展望台あたりだったかで遂に先頭に。まさかのキタヤツでのラッセルでした。キタヤツなのでワカンもなし。第二展望台と西天狗のコルあたりが一番深かったです。西天狗岳への登りでラッセルから解放されたけど、今度は吹き曝しで風との闘いに。仮に登頂できたとしても、どうせ何も見えないし…ということで敗退と相成ったわけであります。今回はそのリベンジでもあります。
西天狗岳に到着~ 三角点はここにあった
天気が良いと西天狗岳への登りはわけなかったです。尖ったピークに見えて、山頂はわりと広くなってます。広くなってるおかげでか風も弱くて穏やか。普通に休憩できました。写真も撮りまくり。遠くの景色は第一、第二、西天狗岳…とほぼ変わらないんですけど、何枚も撮ってしまう。帰ってからが大変なのに。
西天狗岳から東天狗岳へ
東天狗岳に向かいます。西天狗岳からは急な下り。雪は柔らかいのでアイゼンなしでOKでした。周りの人はほとんどアイゼン装着してました。雪があればいいけど、岩混じりになると苦痛になるので、いつもギリギリまで着けません。キュッと止まるので膝にも負担かかるし。かといって、進退窮まってからでは命にかかわってしまう。タイミングだけは間違わないようにしないとです。
東天狗岳まで登ると浅間山や奥秩父の山々が見える
東天狗岳に来ると展望が変化します。今まで東天狗岳がジャマで見えなかった東側の展望が開けます。目立つところでは浅間連山だな。浅間山も相変わらず雪が少ない。一発目の寒波の時は浅間山まで雪雲が届かなかったみたい。あとは奥秩父の山々が見えてるけど、展望としてはパッとしないかな。富士山は硫黄岳の影に隠れてるのか見えない。今日ずっと見えなかった。
天狗の奥庭経由で黒百合ヒュッテへ これがきつかった
さて下山します。途中で分かれ道。稜線通しに中山峠に下る道と、天狗の奥庭経由の二択。変化があるかなと天狗の奥庭経由を選択。これが失敗(だったと思う)。下り切ってから岩ゴロゴロの中をさまよう感じに。ここが冬靴ではとっても歩きにくかった。風で踏み跡消えてるとこあるし。交通量は恐らく稜線通しが多かったんだろうな。黒百合ヒュッテに着いた時はグッタリでした。
黒百合ヒュッテでしばらく休憩します
黒百合ヒュッテで中休止。テント泊の人もいたけど、明日は荒れ模様。まあ、これより下は荒れてても大丈夫か。小屋前は賑わってはいたけど、平常ならこんなもんじゃないような…?やっぱりコロナで人は少ない?少なくても小屋泊まりの人は少ないだろうなあ。来年は収まってくれればいいんだが。
黒百合ヒュッテから唐沢鉱泉に下山
黒百合ヒュッテからはシラビソ林の中の単調な下り。唐沢鉱泉の分岐からがなかなか高度を下げず、距離が長くて飽きてしまった。下になるほどに雪が薄くなって冬靴の苦痛が増していくしで。帰って見てみたら、足の小指の付け根あたりが真っ赤になってました。冬靴は履きたくないなあ~
下山後ラーメンは茅野のれんげ
本日の下山後ラーメンは『ラーメン食堂れんげ 茅野店』です。旧100円トンネルの入口にあって、よく通る場所なので気にはなっていました。とくにウワサは聞かなかったけど、気になるので入ってみた感じ。期待はしてなかったけど美味しかったです。リピート有かな!
れんげはチェーン店で本店は山梨にあるみたい。長野県では他に岡谷店があります。ラーメン食堂という名が付くだけあって、ラーメン以外のメニューがとっても豊富。飲み会ができそうな品揃えでした。茅野はハルピンラーメンもあるし、ラーメン屋ネタ切れになっても困らないな。逆に温泉が困る。物味湯産手形は諏訪地方は手薄なんだよな~
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