大無間山 2020/12/5

南アルプス深南部の大無間山に登ってきました。登るのに時間かかるし、苦労して登っても展望なさそうだし、登山口まで行くのが大変…という三重苦。これまで敬遠してました。今回やっとズク出して行ってきました。予想通りに長い(山が)、ない(展望が)、遠い(登山口までが)大無間山でした。

  • 日程: 2020年12月5日(土)
  • 天気: くもりのち時々晴れ
  • メンバー: ひとり
  • 温泉: 川根温泉 ふれあいの泉 520円
  • 食事: 川根温泉 道の駅併設食堂
  • 登山口情報: 諏訪神社の塀沿いの駐車スペースに トイレはてしゃまんくの里
             ※本部中に詳しく書いてます
コースタイム
  • 田代登山口(4:50)
  • 小無間小屋(6:45~50)
  • 小無間山(8:15~30)
  • 大無間山(9:55~10:20)
  • 小無間山(11:45~50)
  • 小無間小屋(13:15~30)
  • 田代登山口(14:40)

大無間山の適期は個人的には11月かな~

大無間山のコースタイムは15時間ほど。長いんです。長いから昼間の長い時期に行きたいところ。だけど、そんな時期の大無間山はヒルの巣窟…。ヒルはヤダ。

個人的には登山適期は11月かなと思います。ただ、11月は他に登りたい山がたくさんある。なので12月にずれ込みました。どっちみち暗いうちに歩き始めるんで、それが少し長くなるだけのこと。ただ、雪は降らんといてほしいところ。雪あると時間食っちゃいそうですので。

信州からだと登山口までが遠く感じる

登山口の田代までが遠いんです。地図で調べてみますと、直線距離が123キロに対して、車道だと246キロ。偶然にもちょうど倍。いったん静岡まで南下してからの北上ですからね。距離的には新潟市と同じくらいだけど、気分的には新潟の方がずっと近くに感じます。

長くて遠いということで、前夜には登山口に行っておきたいところ。登山口や駐車場がわかりにくいらしいので、今回は金曜日を休みにしてアプローチに一日かけます。明るいうちに駐車場と登山口を確認。明日の山犬段への林道状況も確認しておきました。街に戻ってコンビニで買い出しして、また田代に戻ってくるという無駄の多いこと…。道が良くないのでくたびれました。

田代登山口の駐車スペース

畑薙ダム方面に向かって走ってると、『てしゃまんくの里』というトイレ付の駐車場があります。ここは5台ほどしか停めれないので、登山用駐車場としては使ってほしくないみたい。車中泊も禁止です。

登山者用駐車場は田代登山口の先にある諏訪神社の塀沿いのスペース。ここが夜に着いたんではわかりづらい。てしゃまんくの里から静岡方面に戻ること250m、おでんの看板がある滝浪商店があります。北に向かってこのYの字を左折。すぐ次のYの字も左へ。寂しい道をどんどん登っていくと左手に登山口。さらに進んだ左カーブの先に諏訪神社の塀沿いの駐車スペースがあります。結構停められます。トイレはてしゃまんくの里で。

登山口の駐車スペース 前日に下見

夜明け前から歩くなんて何年ぶりだろう?

コースタイムは15時間。12時間あれば下りてこれるかな~と踏んで、5時頃出発とします。ヘッドランプを灯して歩くのなんて何時ぶりだろ?普段明るい時しか歩かないからな。調べてみると2014年の白山縦断の時以来でした。頭に付けようとすると、ゴムが劣化しててユルユル。ニット帽かぶってギリギリ装着です。歩いてると何度もずれてきたけど…

ほんと昨日の明るいうちに下見に来ててよかった。久しぶりのヘッデン歩きはドキドキ。幽霊とか出てきそう。臆病者なのです。周囲を照らすと怖いので、余計なところは照らさない。ただ、尾根筋は踏み跡ハッキリしてたけど、広くなるところでは踏み跡が分散。2回ほど見失いました。どちらもすぐ解決しましたが。

天気はといいますと、起きた時は小雨でした。鉄板の晴れかと思ってたら、前日になって予報が急変。歩くころになると雨は上がります。このあと急速に回復の予報。ところが、雷電と呼ばれる小ピークみたいなとこあたりから霧の中へ。足元は見えるけど、遠くを照らすと真っ白。久しぶりのヘッデン歩きが難易度高くなっちゃいました。

暗い中をスタートです
ひと登りしたところに登山届書くとこ
霧で視界不良に 写真撮ったらこうなった

小無間小屋までは順調に登ってきました

2時間弱で小無間小屋。ちょうど日の出の時間だけど、この霧なのでなかなか明るくならん。ヘッデンしまえませんでした。小屋の中を見てみようとするけど、扉が堅くて開かない。ここまでの登りで汗かいたけど、ここらから風が強くなってきて一気に冷えました。いつになったら晴れてくるんだ…。

2時間ほどで小無間小屋

鋸歯エリアはアップダウンが激しいです

登り一辺倒は小無間小屋まで。ここからは登り下りが激しくなります。小無間山までの間に何個かピークがあります。よくリサーチしてなくて、いったいいくつのピークを越えるのやら~。そして、どこに難所の崩落地点があるのやら~。あとで調べると、どうやらP3→P2→P1→小無間山の順みたい。ピークには看板とかなかったです。多分。

最初のP3はそんなでもなかったけど、P3とP2の間が大きく落ち込んでました。どこまで下るんだって感じで。この登り返しが地獄だな。標高差的には120mとかそんなもん。P2とP1は感覚的にはその半分くらい。今はまだ元気だけど、帰りにこの連続アップダウンは堪えそうだな。

鋸歯エリアに突入も雲の中
P3から見たP2だったかなあ?

このコースの核心部と言われる崩落地へ

P1を越えると見えてきました崩落地。斜面パックリ崩落してますな。木が生えてないから展望は良さそう。ただ、今はまだ雲が多いので帰りに期待です。両側崩落してるので平均台状態になってます。水平部分が数メートルと急なリッジ状が数メートル。この2ヶ所が難所。

水平部分はスタスタ歩けますが、リッジ状のところは足元が土で脆く蟻地獄状態。設置してあるロープのお世話になります。新旧4本のロープあり。怪しいのもあるので、4本束ねて掴んでゴボウで登りました。落ちたらヤバイですが、気を付けるところなので落ちないでしょう。

崩落現場をクリアすると、その先はしばらく急斜面の登り。よくここが登山道になったなあというのが感想です。枝やら根っこやらをつかみながら攀じ登ります。沢の高巻きっぽい感じ。沢の高巻きと考えると難易度低いけど、一般登山道にしては難易度高いですね。小無間山の山頂が近付くにつれて傾斜は緩んできます。

P1を越えると崩落地が見えてくる
現在進行形かな
昭和何年頃の看板だろう?
だいぶ晴れてきた
崩落現場をいきます
ここが平均台の部分 まあ平均台よりは幅広

小無間山

小無間山に登り着きました。少し手前から地面に雪。先週降ったやつと思われます。夜の新しいのも少しあるんかどうか…?せいぜい1センチとかそのくらい。で、その雪面に新しい足跡が。先行者がいる模様。田代登山口には車がなかったので、北東尾根から登ってきたのかな?

小無間山 先週のと思われる雪が残ります

小無間山から大無間山の間はわりあい穏やかな道

小無間山から大無間山の間が一番穏やかな道でした。踏み跡もわかりやすかった。先行者の足跡もあるので楽。中無間山では先行者の足跡を追ったため、間違って北の尾根に少し入ってしまいましたけど…。これまでなかった戻る方向の足跡があったので気付いたのでした。

唐松谷の頭の先、南斜面が崩落してます。崖の縁までいくと南の展望が開けてるんですが、まだまだ雲がなくなってくれない。上空は青空あるんだけど、山に雲がかかってる状態です。この風と雲のおかげで霧氷ができてます。崩落斜面にポツリポツリと生える灌木の霧氷がキレイでした。

日陰になる斜面には雪が残ってて、そうでないところは地肌が露出。雪は古めなので滑り易い。転んでも尻餅程度。何度か転ぶと思ってましたが、転んだのは1回だけでした。中無間を越えて、いよいよ大無間山本体の登りに差し掛かるあたりで、先行者が下ってきました。年輩の方でしたが、ここでは挨拶のみ。

山頂手前に偽ピーク的な岩峰あり。ここは北側の展望がよさそうだが、依然として稜線の雲は取れず…。なので、どれがどの山なのかさっぱりわからず…。帰りに期待したいとこだけど、もうすぐ山頂だしなあ…。早く晴れてくれんかな~

小無間山の先に派手な看板あり
小無間山から先は霧氷ができていました
水墨画の世界ですな
唐松沢の頭付近の崩落地です
大無間山手前の岩峰より 手前のが大根沢山でその奥に光岳から聖岳の山並みがあるはず
幻想的な雰囲気

大無間山に到着です 展望なし

ウワサ通りに展望のない大無間山山頂に到着です。展望ないけど、広葉樹も混じってるので鬱蒼とした感じでもない。上空は青空で霧氷が着いてるのもポイント高いな。ほぼ5時間で登ってきた。少し余裕ができたので、ここからはゆっくりしよう。

といっても携帯通じんしなあ…。休憩した小無間小屋、小無間山、そしてここ大無間山、全てで携帯通じない。途中で何か受信してたので、どこかでは通じたと思われますが。ちなみにau系です。

大無間山登頂です!
山頂はもちろん貸し切り

下山時は天気が回復してきたものの・・・

山頂を後にします。すぐそこの偽ピークでは往きより雲が減ったかな。でもまだ稜線は雲。手前のが大根沢山でその向こうに光岳から聖岳の山並みがあるはず。左の方に双耳峰が見えてるので、多分それが池口岳なのかな~?待ってればそのうち晴れてくるかもしれんけど、さすがに待っとれん…

大無間山近くの岩峰より(帰り) あとひと息なんだけど

唐松沢の頭からは大無間山が見えかけたが・・・

歩き始めると徐々に稜線の雲がなくなっていくのが、木立の隙間からわかりました。大根沢山の雲はなくなり、その向こうの光岳あたりも見え始めます。高い山は薄っすら雪化粧。上河内岳なのか聖岳なのか、もしかしたら茶臼岳なのか…?全体が見えないので決め手に欠けます。結局わからずじまい。帰りの唐松谷の頭のガレの縁では、もう少しで大無間山の山頂が見えそうで見えなかった…。南からの風で雲が湧き上がってる雰囲気でした。

唐松沢の頭より大無間山 粘ったけど山頂は見えず

崩落現場からは富士山が望めました

小無間山を越えて崩落現場のとこ。すっかり晴れました。南アルプスの主脈が見えてくれるのかと思ったら、見えてるのは北東方向。主脈は見えず…です。残念。それでも、せっかくなので頑張って同定にチャレンジ!

見えてそうな中で一番有名なのが山伏。…なんですが、なかなかわかりませんでした。特徴がなくて…。山伏より小河内山の方が目立ってますね。その北にある立派なのは笊ヶ岳の南に伸びる布引山、青薙山、青笹山。興味深い山域だけどヤブも深そうだな。

崩落現場の上からP1
あっ、富士山だ! 左が山伏
少しアップで
小河内山から青笹山、布引山、笊ヶ岳と続く稜線

鋸歯のアップダウンのあとは登山口までの激下り

鋸歯のアップダウンは覚悟を持って臨んでたためか、気持ち的にも足的にも余力がありました。でもやっぱ最後の小無間小屋への登りは疲れたな。小屋に着くと山頂下ですれ違った方が休んでおられました。田代からだったんだ。1時発だと。暗くて駐車場がわからなかったとのこと。

小無間小屋で本日の登りはおしまい。あとは下るのみ。なんですけど、1100mもあるからなあ。たぶん足がやられるな。短いとはいえ明日もあるので残しとかないと。道は細いけど足場はしっかりしてて、落ち葉も少なめ。ストレスなく下ることができました。登山口から少しの車道登りが最後だから疲れたなあ~。おしまい。

何が見えてるんだろ? 聖岳なのか荒川岳なのか?
P1から崩落現場と小無間山を振り返ります
P3からの小無間山かな

下山後の温泉と食事

温泉は川根温泉へ。520円からJAF割50円引き。まあまあリーズナブル。コロナのせいか風呂は空いていました。タイミングが良ければ露天風呂からSLが走るところを見れるらしいが、タイミングは良くなかったです。このあたり、これといった食堂がなさそうなので、温泉併設のお食事処で済ませます。ここは道の駅になってるんですが、温泉などで賑わってて落ち着かなさそう。場所を変えて『フォーレなかかわね茶茗舘』へ。変な構造の道の駅でした。

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