蓼科山 大河原峠から天祥寺原

2022年の夏は不順な天候が続きます。6月が猛暑で異例の早い梅雨明け(後に修正)。お盆が天気悪いのは例年通りか…?お盆から先も秋雨前線の活躍で、とくに週末狙い撃ち。山に行けない週末が続きました。9月に入ってのこの週末も芳しくない予報。今週もダメかなと思ってたところ、日曜日は午前中限定で晴れるかも…な予報。高い山でサクッと登れるということで、5年ぶりの蓼科山と相成りました。

5年前の蓼科山は七合目から。その4年前には女神茶屋から登ってます。今回は一番ご無沙汰してます大河原峠から登ることにしました。で、下山を天祥寺原とすることで、蓼科山に登るメインの4ルートは踏破ということになります。まあ、形が富士山みたいな形をしてて、裾から山頂近くまではキタヤツらしいシラビソの森。どこから登ってもたいして変わらないような気がしますね~。

  • 日程: 2022年9月4日(日)
  • 天気: 晴れのちくもり
  • メンバー: T世
  • 温泉: 武石温泉 うつくしの湯(物味湯産手形利用)
  • 食事: かじかや(上田市武石)
  • 登山口情報: 登山口はすぐ満車になるけど回転も速い
コースタイム
  • 大河原峠(6:00)
  • 蓼科山荘(7:00)
  • 蓼科山(7:30~8:35)
  • 蓼科山荘(8:55)
  • 天祥寺原(9:40)
  • 大河原峠(10:35)

大河原峠🅿は意外と空いてた、意外と

4時過ぎに安曇野を出発。6時前に大河原峠着。人気の山ということで駐車場難民を懸念してましたが、心配には及びませんでした。半分は埋まってたけど、せいぜい7割くらいかな。10時半過ぎに下山した際は、路駐はごくわずかでした。思ったよりも少なかった印象ですが、この日がたまたま少なかったのかもしれませんしね…。ちなみに、七合目駐車場は路駐の列ができてました。かなり迷惑な感じで。

蓼科山の山腹とどこも同じシラビソ林

大河原峠登山口には駐車場とトイレあり。大河原ヒュッテもありますが、やってるのかどうかわからない感じ。大河原峠は北側の展望がよくて、浅間連峰がよく見えます。今日は雲海で、雲海越しの浅間山を望むことができました。で、歩き始めると、キタヤツ特有のシラビソ林。こうなると、しばらく展望もクソもないので、ただひたすら登るのみ。これまたキタヤツ特有のコケでも見ながら。

大河原峠の駐車場からは浅間連峰の眺めがよい 今日は微妙
大河原ヒュッテ

佐久市最高地点なんて標柱がありました

急な道が緩くなると、水たまりが目立ってきます。雨上がりなので顕著。防水性ナシの靴ですが、なんとか濡れずに済みました。こんもりとした丘のようなとこが『佐久市最高地点』だそうな。蓼科山の山頂は茅野市と立科町。佐久市は山頂まで食い込めなかったんだな。

佐久市最高地点やと
倒木地帯では隙間から蓼科山の山頂が見えた
南八ヶ岳もバッチリ
蓼科山荘の手前に開けたところがありました 山頂も見えてる

蓼科山荘で各方面からの登山道が合流して賑やかになります

佐久市最高地点からダラダラと下っていったとこが『蓼科山荘』。ここで七合目からと天祥寺原からの道が合流して、蓼科山山頂へと道が続きます。四つ角になってる交通の要衝って感じです。庭の真ん中にイベント用みたいなテントがあって、Tシャツやらバッジやら販売。結構な品揃えに見えました。

蓼科山荘
グッズ販売に力を入れてる様子

蓼科山荘から山頂まではひと登り

蓼科山荘から蓼科山の山頂までは標高差200m弱の一気登り。しばらくは相も変わらずのシラビソ林ですが、山頂が近づくとカンバ帯となり一気に開けます。振り返ると将軍平。蓼科山の山腹にできたたんこぶのように見えます。帰りはダラダラ登ったりがあるので、かったるいだろうな…。ま、それを嫌ってってこともありますが、帰りは天祥寺原としました。

樹林帯から抜け出すと山頂は近い
歩いてきた将軍平

蓼科山山頂 時間とともに雲が増えてきました

蓼科山頂ヒュッテが見えてくると山頂はもうすぐそこ。山頂はゴロゴロした岩に全面覆われています。山頂部は直径200mくらいでしょうかねぇ、ほぼ平坦になっています。火山活動が活発な時は、きっと噴火口の穴があったんでしょうね。これが、ほぼ平坦にまで埋まるというのは、どういうことなんでしょうかね。

登頂時にはちゃんと見えてた八ヶ岳。一瞬で雲が増え始めます。八ヶ岳の雲も増えてるけど、ここ蓼科山自体の雲も出てきた感じです。時計回りで山頂の縁を歩きます。霧ヶ峰や北アルプスが見える方向で大休止として、タイムラプス動画を撮ってみました。雲に覆われてる時間が長いので、出来はイマイチですな。

これから雲は増えてくる一方なのかな?雲は多いながらも、ひと通り景色を見ることができたので、ぎりぎりセーフといったとこでしょうか。まあまあの蓼科山です。欲を言えば、あと30分早く登ってきてれば、ほぼ快晴の景色を見れたかもしれませんね。こればっかりは仕方ないところです。

山頂直下に建つ蓼科山頂ヒュッテ
とりあえず山頂の方へ
遠くに北アルプスが並んでいます
八ヶ岳の方向 だいぶ雲が湧いてきた気がする
槍&穂高のアップ!
立山連峰や後立山連峰
山頂は平らですが三角点はここにあった
蓼科山と八ヶ岳の間に雲が湧いてくる感じか
雲海の雲もあり、山にかかる雲もあり
ところどころにケルンみたいなのがあった
西から北にかけても雲が増えてきてしまった
槍&穂高をアップで
雲がなくなるとキレイな青空が広がります
蓼科山頂部、お鉢の真ん中に蓼科神社
八ヶ岳はすっかりこんなんになってしもた

蓼科山頂ヒュッテで珍しく記念の品を購入

天気が良くなる気配はないので、ボチボチと降りることにします。下りながら蓼科山頂ヒュッテの前に陳列されてる手ぬぐいやバンダナに目が…。T世さん心を奪われてしまい、1500円のバンダナを購入です。山小屋で記念の物を買った記憶はほとんどない。Tシャツにしてもバッジにしても。残り多くはない山人生、思い出の品を買うのも悪くないのかなと思ったりです。

蓼科山頂ヒュッテの店先
T世さん心を惹かれたようで1枚購入です
小屋の前にあった標識

帰りは天祥寺原経由で下りました

蓼科山荘から天祥寺原に下る道も、例にもれずシラビソ林の中の道。結構斜度もあって一歩調子の下りなので、途中でウンザリしてきました。登山口から直で登るルートではないので、登山者も少なめか…?ガレ沢が出合ってからは雰囲気が変わって斜度も緩むので、ウンザリモードからは解放です。

蓼科山荘から天祥寺原へと下ります

天祥寺原から大河原峠までが長く感じました

下り着いたところが天祥寺原と呼ばれ笹の平坦地。ちょうど蓼科山と横岳の間になります。滝ノ湯川が流れてて、この周辺にしては特異な雰囲気ですね。一面の笹原にシラビソの幼木が点在って感じです。いい感じで蓼科山が望めるのですが、如何せん雲が増えてしまってて残念な感じ。まあ、見えてただけ良かったのかな。

天祥寺原はいい感じで、大河原峠まで笹と幼木シラビソの景色は続きます。ただ、下山ルートとしてはちょっと長いかな~。緩いのぼりが長く続きますんで。天祥寺原から大河原峠まで1時間近くかかっちゃいました。今日は午前中勝負な感じだったので先に山頂って感じでしたが、天気が安定してれば、先に天祥寺原からの方が気分的に良いのかもです。大河原峠まで戻ると、すっかりガスガスになっちゃいました。まあ、今日は限られた晴れる時間を有意義に使えたのかなと思います。

分岐まで下りてきました
ここからの蓼科山はいい感じです
笹とシラビソ幼木のいい感じのとこだけど…
浅間山本体に時おり日が差す
大河原峠に戻ると雲がモクモクになってる
大河原ヒュッテ

下山後の温泉とラーメン

さて、今日は午前中の早い時間に山を切り上げ、上田市(旧武石村)の『かじかや』というラーメン屋に行くというのも、本日のプランに組み込まれております。お昼前にかじかやに到着しますと、車は停められそうな感じです。混んでそうなら先に温泉という手もあったけど、とりあえずラーメン屋へ。

店内で名前と車のナンバーを記入して待つシステム。並ぶことなく車で待てるのは良いシステム。しかし、なかなか順番回ってこない。結局は店に到着してから着丼まで1時間。どうも回転が悪い様子。麺がしっかりしてるから、茹で時間がかかるのかなあとも思ったり。かなりウンザリモードでしたが、いざラーメンが来て食べたら美味しかったので、ウンザリモードは吹き飛んでしまいました!中華そばの方はスープが喜多方で、麺が佐野って感じ。味噌ラーメンも独特なお味。どっちも美味しかったです。

食後は至近距離にあるうつくしの湯へ。T世さん、不覚にもお風呂セットを忘れてしまって、車で留守番となりました。ちなみにうつくしの湯は物味湯産手形の2021年版は対象ですが、2022年版からは対象外となっております。ここは鉄板かと思ってたのに…。

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