久しぶりに富士山を眺める山に登ってきました。今回は 雨ヶ岳。9年前にも登ってるんですが、記憶は断片的です。富士山が見えなかったことはハッキリ覚えております。今回は天気に恵まれました。富士山バッチリです!前回は帰りに竜ヶ岳に寄り道したけど、今回は雨ヶ岳の先、タカデッキまで足を伸ばしてみました。
雪が降ったので北の山から南の山へ転進
この週末は冬型になる土曜日に富士山見る山、日曜日は戸隠周辺を考えていました。しかし!土曜日の朝起きたら目まいに襲われ、ほぼ一日中寝る羽目に。この得体のしれない目まいは3回目。持病みたいになったらイヤだなあ…。何もできない。
目まいは早めに解消し、日曜は予定通りに戸隠と思いきや、そこそこ雪が降ってしまった様子。中途半端に雪が降ると面倒臭そうなので、土曜の富士山見る山をスライドです。4時ごろ起きて本栖湖に向かいました。7時ごろに登山口であります浩庵テント村に着きますと、駐車場はガラガラ。テント村の道路に面したスペースに駐車です。
弘庵テント村から端足峠へは日陰の暗い道
人は少なそうだな。アプローチになる浩庵テント村の中を突っ切ります。キャンプ場は賑わってますなあ。もともと人気なのか、コロナの影響なのか…。キャンプ場は7時過ぎてるけど暗くて寒い。東に竜ヶ岳があるので、当分の間は日が当たらなそう。夕方に陽が残るより、朝に日が当たった方がいいのかなと思ったのでした。
端足峠まではほぼ日影。峠の標高は1200mを超えてますが、紅葉の気配はほとんどありません。カエデとか多いので、紅葉したらキレイそうなんですけど。南に来てるぶん遅いのか、紅葉するのが遅い木なのか…?
端足峠からは樹林帯の急坂が続きます
端足峠からは日当たりの良い尾根道になります。9年前に来た時は端足峠から富士山が見えた記憶。11月に登ってるので、既に葉っぱが落ちた後。今はまだ青々とした葉っぱが付いてるので見えないのかな?しばらく平らな道だったけど、途中から急坂に。こんな急坂は記憶に残っていません。年取ったからかなあ…
山頂が近づくにつれて富士山の展望がよくなってきます
山頂まであと150mくらいのところで初めて開けます。富士山バッチリ!しかし、まだ時間が早いので逆光。太陽とほぼ同じ角度。ここから雨ヶ岳の山頂までは、何度か富士山バッチリな場所がありました。林もいい感じになって気持ちいいところです。
今日の雨ヶ岳がそうなんですが、富士山の西側にある山は難しいです。朝はモロ逆光になる…。時間が経つにつれ、徐々に太陽が当たってきます。お昼が近くなる頃には良い角度の日射になり、陰影がハッキリして迫力ある富士山に。だったら遅く登ればいいじゃねえか…なんですが、昼間は富士山が雲に隠れる確率高くなります。難しいところなのであります。
雨ヶ岳山頂 富士山の眺めヨシ!
雨ヶ岳山頂には2名様。やっぱり人気はなさそうだな。富士山の見え方も良く、山頂の雰囲気も良くて気持ちいいとこです。ですが、まだ10時前なので逆光。だいぶ陽は当たるようにはなってるんですが…。もうひと息。ということで、帰りに期待することにしてタカデッキに向かいます。
雨ヶ岳からタカデッキまで歩いてみます
雨ヶ岳からタカデッキの間は、針葉樹も混じってきて暗い雰囲気に。なんかパッとしない稜線です。雨ヶ岳から足を伸ばして失敗か…と思わせる感じ。グイっと登ってタカデッキ山頂。ダケカンバに囲まれてて展望ナシ。展望ナシというか、ダケカンバ林の向こうに富士山が透けて見えていました。
タカデッキ山頂の南端に展望良好な笹原がありました
エアリアによると、少し毛無山に向かった側に展望良好マークが付いています。タカデッキの山頂の一角の一番南端で景色が開けました。左に富士山、正面に毛無山、右には南アルプス。笹原で開けてるんですが、如何せん広場がなくて休憩する場所がない。それでも今日はここまでとするので、道端で休んでおきました。人通りも少ないし。
このまま南に1時間ほど歩くと、毛無山の一角にあたる大見山。そこまで行けば、毛無山から竜ヶ岳の稜線がつながることになります。つなげときたい気持ちはあったけど、別にあんまり意味がある風ではないので、やっぱやめときました。来た道を引き返します。往きはパッとしなかった雨ヶ岳、タカデッキ間でしたが、帰りは太陽が後ろから当たるせいか、明るくクッキリしてました。
雨ヶ岳付近の紅葉について
タカデッキや雨ヶ岳あたりは細くて高いダケカンバがあります。既に葉っぱは落ちてしまってます。今年は9月の初め肌寒い日が続き、そこで高い山の紅葉スイッチが入りました。しかし、そのあとは暑いくらいの日が長く続きました。なので、低い山の紅葉スイッチが入るの遅れました。遅れたというか、まだ紅葉が始まらない…。
先週登った雨飾山でも、稜線の灌木はもう紅葉終了してるのに、中腹のブナはまだ青々としてました。一番上のブナでやっと色付き始め程度。あとで記録を見たけど、この週の雨飾山のブナも全盛ではなかったように見えました。稜線は終わってて、中腹はまだ…という状態は富士山周辺にも当てはまるんだなと思ったのでした。
帰りの雨ヶ岳はかなり日当たり良好に
帰りの雨ヶ岳では、だいぶ富士山の陽当たりがよくなってました。と言いますか、真後ろから当たる全くの順光よりも、真横から当たるくらいの方が陰影が強調されて迫力が出ますね。他の山でも太陽の向きは気にしながら歩くことが多いけど、富士山は尚更気になってしまうなあ。
雨ヶ岳から一段下った好展望地で最後の休憩
雨ヶ岳は広くて居心地いいけど、帰りは場所を変えて一段下った眺めの良いところでゆっくり休憩するとします。登る時に最初に開けたところです。ここは傾斜地で富士山を見下ろす感じ。高度感もあっていいとこです。風も穏やかでポカポカ。タイムラプスを撮っておきました。
弘庵テント村へと下山です
休憩したとこが最後の展望地。あとは木々の隙間から富士山を垣間見ながら。時々良い額縁があって、上手く写真に富士山が収まりました。あとは下るだけという気持ちになると、端足峠までが長く感じました。そこからの浩庵テント村までも長く感じました。帰りのテント村はもぬけの殻。あれだけ賑やかだったのが、寂しいほどにテントがない…。ちょうどチェックアウトとチェックインの間に当たるのかもね。
下山後の温泉とラーメン
温泉はトンネルを抜けて甲府盆地の縁にある寺尾の湯へ。初めてです。というか、知らなかった。見てみると2017年4月にできた新しい温泉です。新しくて設備もいいので、700円は致し方のないところかな。湯がぬるくてのんびりできます。
下山後ラーメンは諏訪南インターまで戻ってハルピンラーメン。夕方5時前というと空いてる時間帯と思うんですが、席に着くまで30分くらい待ちましたね。車のナンバー書いて車で待ってる方式なので、そんなに苦にはならないです。でも、待つってわかってれば他にしたかな。ハル二郎を食べたけど、ちょっとコッテリで厳しかった。
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