越中駒ヶ岳&僧ヶ岳 2020/10/18

富山に住むこーちゃんからのお誘いで、剱岳北方稜線の末端近くにある越中駒ヶ岳に登ってきました。2015年の同じ時期にも一緒に僧ヶ岳に登ってます。この時は林道が奥まで入れず、登りだしが標高約650m。僧ヶ岳まで3時間40分かかってて駒ヶ岳まで届かず…。今回はその時のリベンジ。林道が1280mまで入れるので楽勝でした。標高差半分ですからね。

後立山を西側から、剱岳や毛勝山を北から眺められる貴重な山だなと感じました。こーちゃん、きょーちゃんとT世さんの4人で登ってきました。みんなで登ると楽しいですね。

  • 日程: 2020年10月18日(日)
  • 天気: 晴れのち曇り時々晴れのち曇り
  • メンバー: こーちゃん、K子、T世
  • 温泉: らくち~の(朝日町) 630円
  • 食事: 絵夢(白馬村)
  • 登山口情報: 1280m登山口は7時過ぎで路駐。トイレは1060m登山口にあり。
コースタイム
  • 1280m登山口(7:25)
  • 宇奈月からの道と合流(8:10)
  • 僧ヶ岳(9:05~20)
  • 駒ヶ岳(11:30~11:05)
  • 僧ヶ岳(12:05~35)
  • 宇奈月からの道との分岐(13:15)
  • 1280m登山口(13:50)

1280m登山口は既に車がたくさん

4時に安曇野発、集合場所の宇奈月道の駅に6時半着。そこから長い長い林道を走って、7時15分くらいだったかな、1280m登山口に着きました。道は狭いけど全部舗装されてるので、運転的には苦にはならない感じ。

登山口の駐車スペースはとっくに満車。既に路駐の列が伸びてるとこでした。ま、許容範囲内。後からも続々と来てました。この時期の僧ヶ岳&駒ヶ岳は人気があると何かに書いてあったけど、予想以上だったなあ~

太陽を正面に見ながらの登り

天気は晴れ。朝日町あたりの高速からも、僧ヶ岳と駒ヶ岳はしっかり見えてました。ヨシヨシ!って感じでしたね。晴れなんですけど、尾根の向き的に太陽を正面に見ながら登ることになります。尾根の向きがちょうど南南東。朝8時とかだと、まさに真正面が太陽。前の景色はもろ逆光で壊滅状態。道が蛇行したりした時、チャンスとばかりに写真撮ってました。うしろの景色は帰りに取っておいたけど、帰りは曇っちゃいまして…。

灌木の紅葉はこんな感じ

宇奈月温泉からの道と合流し僧ヶ岳へ

宇奈月からの道と合流してから前僧ヶ岳までが、今日の中では紅葉が一番よかったです。とくに登山道が蛇行するところ。5年前の時もこの蛇行するところが感じよかった記憶です。

逆に1280m登山口から合流するまでの間は、逆光のハンディを差し引いてもイマイチな感じでした。色づきの良くない灌木ばっかりでしたから。しかも無造作に生えてて。

対岸の紅葉がキレイでした
太陽が正面じゃなくなった時がシャッターチャンス
何かいいもの見えてるかな
登山道が蛇行するところ
富山湾が一望
僧ヶ岳が見えてきました!
初冠雪?の後立山連峰も
仏ヶ平 初夏は花が咲くんかな?
僧ヶ岳への登り
紅葉の斜面と富山湾
うなづき湖が見える 紅葉の進み具合がよくわかる
前僧ヶ岳と黒部市街地

僧ヶ岳山頂 

僧ヶ岳の山頂部は円形脱毛症みたいな感じ。山頂標柱を中心に円形に笹が刈り払われていて、その周りは笹が残されています。立ち上がると景色が見えるけど、座ると刈り残された笹が邪魔して景色が見えないという…。どうせなら丸坊主でお願いしたかった。

さて、その景色なんですが、一番に目を引くのがこれから行く駒ヶ岳。僧ヶ岳からグイっと下って、ダラダラと駒ヶ岳に向けて登っていってます。グイっと下ってるのが気になるので、前回はこれを見て駒ヶ岳をやめたんだったな…。実際のところ、地図を見ると100m下って250m登ることになってます。1時間ちょいかなってところかのう。

駒ヶ岳以外には雪の付いた後立山連峰が主張してます。バックが青空じゃなくて積もった雪が映えないのは残念だけど、シーズン最初の冠雪は冬に向けて心が躍りますね~。谷を隔てた毛勝山にも少ないけど雪が積もっていました。ちなみに僧ヶ岳や駒ヶ岳は雪だった形跡はナシ。あと、白山も白くなってたな。

僧ヶ岳到着!
白馬鑓と杓子岳
鹿島槍と爺ヶ岳
駒ヶ岳へはいったん100mほど下ることになる

僧ヶ岳から今回のテーマであります越中駒ヶ岳へ

僧ヶ岳と駒ヶ岳の間は紅葉した灌木があって雰囲気よかった。稜線歩きの気分も味わえるし。登り返しの1つ目のピークが1918mの北駒ヶ岳。北駒ヶ岳は今回初耳だったけど、全国の駒ヶ岳一覧みたいなのにもちゃんと載っていました。

北駒ヶ岳からも少し下ってからの最後の駒ヶ岳への登りになってます。フィニッシュが近いだけに、ちょっとの登り返しが堪える…。しかも、難所があったりで。ロープにつかまりながら登る感じでした。少し岩が出てくるので、景色としては少しだけアクセントが付きました。

僧ヶ岳からの下り道
駒ヶ岳までは長い道のりに見える
見えてるのは北駒ヶ岳
このへん稜線が崩落してました
振り返ると僧ヶ岳
駒ヶ岳がだいぶ近付いた
北駒ヶ岳にあった道標 日本の駒ヶ岳一覧にも出てる北駒ヶ岳
僧ヶ岳はずいぶんと離れました
北駒ヶ岳から駒ヶ岳へはいったん下んないといけません
アップダウンはあるけど感じの良いところがありました
奇岩と北駒ヶ岳
駒ヶ岳への最後の登り
歩いてきたぶん海が少し遠くなった気がする
毛勝山 毛勝谷は尾根と尾根に挟まれてる
ここが本日一番の難所だったかな
もうそこが駒ヶ岳 白馬の山並みを
あとはゆるゆると駒ヶ岳山頂へ

越中駒ヶ岳の山頂です

駒ヶ岳の山頂も僧ヶ岳と似てて円形脱毛症風。僧ヶ岳と違ったのは、わざわざ景色見ながら休めるように、山頂から一段下を北側から西側に回り込むように刈り払われていました。せっかくなのでそこで腰を下ろします。正面に毛勝山や剱岳、左手には後立山連峰。針ノ木岳ぐらいまでは見えていました。サンナビキ山から毛勝山へと続く稜線も初めて見ました。縦走するのは大変そうだな~と思ったのでした。

さて、全国にはたくさんの駒ヶ岳がありまして、今日はさっき通過した北駒ヶ岳とここ越中駒ヶ岳に登頂し、駒ヶ岳コレクションが2つ増えました。今までは、北海道駒ヶ岳、秋田駒ケ岳、会津駒ヶ岳、赤城駒ヶ岳、甲斐駒ヶ岳、木曽駒ヶ岳、南駒ヶ岳、越後駒ヶ岳、海谷駒ヶ岳の9山。さっき北駒ヶ岳、そして今、越中駒ヶ岳の2山増えて11山となりました。ウィキペディアでは20の駒ヶ岳が紹介されていますが、だいたい有名どころは登ったのかなと思います。

僧ヶ岳のと書体が違う!
サンナビキ山と毛勝山
白馬三山 こっちから見るとハッキリしない
白馬鑓と杓子岳
五竜岳(左)と鹿島槍ヶ岳(右)
山頂の南側の笹が刈り払われていて休憩できるようになっています
毛勝山の右奥には剱岳

駒ヶ岳から僧ヶ岳に戻ります

まあまあ晴れてたんですが、高い雲に覆われるようになってしまいました。展望はあるんだけど、太陽が弱くなってしまって、カラーから白黒になってしまった感じ。せっかく雪が付いた山も、バックが白ではね~。そんな中を僧ヶ岳に引き返すわけですが、時々また晴れ間から太陽が当たったり。そんな時にはまたカラーの景色が見れました。

下山開始 とりあえず僧ヶ岳に戻りましょう
曇ってたけどまた晴れてきた
北駒ヶ岳を越えて
東側の尾根の斜面は滑ると気持ちよさそう
そろそろ僧ヶ岳への登り返し
僧ヶ岳へは100mほどの登り返しとなります
紅葉はいいのに日が射さなくなってきてしまった

僧ヶ岳から1280m登山口へと下ります

僧ヶ岳まで戻ると、高い雲だけでなく山にかかる雲も出てきてしまいました。さっきまでいた駒ヶ岳にもかかってきたし。そして、そのうち僧ヶ岳も雲の中。残念ではありますけど、あとはもう下るだけなのでヨシとしましょう。景色はたっぷり見たし。

とはいっても、曇ってるとつまらん。往きは逆光で眩しく、帰りは雲って冴えない紅葉に。帰りの紅葉も楽しみにしてただけに…。下ってくると、山にかかる雲の下に出ます。下界はしっかり晴れてるようですね。安定した晴れ予報ではないし、午後は山に雲がかかるってもんかな。

下山したら路駐の列は下に伸びてたけど、思ったほど伸びてはなかったかな。みんな満車を警戒して早めに着くようにしてたのかも。

僧ヶ岳 低い雲が急に広がってきた
下山開始 ホワイトイン!
少し下ると雲から脱出 怪しい雲が
帰りは順光なのに晴れてくれない
ここで晴れないのは勿体ないな・・・

下山後の温泉と食事

温泉は朝日町のらくち~の。前にも来たことあるな。値段も風呂も施設も平均的なレベル。風呂上がりの座敷もあって文句なし。夕食は白馬まで戻って絵夢へ。量的なコスパは良いけど、それ以外はイマイチな感じでした。定食の皿に隙間があり過ぎでガッカリする感じでした。皿を小さくするか、食べ物を増やすか…。

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