燕岳 残雪ハイキング 2023/5/20

残雪の燕岳に登ってきました。合戦小屋までの雪はごくわずか、合戦小屋から上はだいだい半分くらい雪の上を歩いたかな~。例年よりは少ないと思うけど、高いところに限ってはですが、そんなに少ないって印象ではないです。それでもまあ、残雪期最終版といったところです。

今日はまずまず天気に恵まれました。下界は霧ではないけど低い雲に覆われれて雲海の底。その雲の上は快晴でした。もちろん燕岳も快晴。で、次第に下から雲が湧きあがってきて、信州側は雲に覆われるといういつものパターン。雲一つない快晴でも文句ないんですが、雲がだんだんと増えていく様子とか見れ、今日はとても面白かったです。

  • 日程: 2023年5月20日(土)
  • 天気: 晴れのち時々霧
  • メンバー: ひとり
  • 温泉: 家
  • 食事: 家
  • 登山口情報: 以外にも第一駐車場が満車にならなかった
コースタイム
  • 中房温泉(5:15)
  • 第一ベンチ(5:41)
  • 第二ベンチ(6:01)
  • 第三ベンチ(6:22)
  • 富士見ベンチ(6:45)
  • 合戦小屋(7:06~15)
  • 燕山荘(8:07~38)
  • 燕岳(9:04~30)
  • 燕山荘(9:50~10:20)
  • 中房温泉(11:55)

中房温泉の駐車場は余裕でした

1週間前の予報だと、今週も週末は雨くさかった。徐々に好転してきて、天気の良い方で乗鞍春山バススキーに行くことにしました。日曜日がよさそうだったので、日曜日にスキーです。そうしたところ、土曜日も晴れ予報に。仕方ないので燕岳に登ることにしました。思い付きで登るには、燕岳はちとしんどいです。駐車場の心配もありますし…。停めれなかったら帰って来よう。

4時に起きて5時過ぎに中房温泉に到着。心配していた駐車場ですが、第一もまだ空きがありました。ひと安心すると同時に、登るのメンドクサイなあ…という思いも。今日はたまたま空いてましたが、例年だと下手すると停めれないことも…。以前なら、この時期に駐車場の心配なんてご無用だった。ガラガラでした。最近はハイシーズンはもちろんですが、シーズンオフのお客さんが増えてると感じます。

中房温泉からスタートです

第一、第二、第三、富士見ベンチと登っていきます

合戦尾根の登りは何回目になるのか…。ここを登る時はトレーニングや体力衰退度を自覚するという目的もあります。ちなみに10年前に比べて、合戦小屋まで15分ほど余分にかかってますね。スピード的にも落ちてますが、最後に山頂に着く時のヨレヨレ具合いも増してます。体力は確実に落ちてますね~。やっぱ、膝を痛めて走れなくなってからの衰え具合いが激しいです。まあ、なんとか維持していきたいもんです。

合戦小屋からは雪の上を歩く時間は半分くらい

残雪の方は富士見ベンチあたりで雪の欠片が見え始めます。合戦小屋までで雪の上を歩くのは極極一部のみでした。低いところの雪融けが早いという今年の特徴通りであります。合戦小屋からは雪の上を歩く時間が長くなります。でも、合戦沢の頭までは既にジグザグの夏ルートです。こんだけ灌木が露出してたら、直登ルートは無理。

合戦沢の頭からは主に尾根の右側をトラバース。小屋の方が斜面の雪切りをしてくれてるので安心。アイゼン着けてる人が大半ですが、自分としては装着しない方が歩きやすいので、残雪時も新雪時もアイゼン着けたことはないです。一応持参はしてますが…。早い時間は下界は雲海で山は快晴でした。しかし、時間とともに雲海の雲が湧きあがってきてます。

合戦小屋
合戦沢の頭
ど真ん中が燕岳山頂
安曇野は雲海の底に沈んでるようです
大下りの先に槍ヶ岳が見えてます
合戦小屋から燕山荘までの間、半分くらいが雪の上だったかな
槍&穂高の見える範囲がだんだん増えてきた
燕山荘へは尾根通しルート

燕山荘の玄関前のテラスでのんびり朝食

燕山荘の一角に登り上げてから、燕山荘の玄関までが長いです。小屋の外周を4分の3周する形になりますからね。疲労困憊の身体には厳しいです。燕岳の稜線の信州側は雲が増えてきてますが、西側はまだ快晴です。表銀座や裏銀座の山並みが素晴らしいです。もちろん燕岳もバッチリです。

小屋前のベンチ&テーブルは満杯なことが多いけど、今日はほとんど人がいない状態。安曇野側から雲が湧き上がってくるのが面白いので、安曇野側のベンチに陣取りました。ここでタイムラプスタイム。のんびりとベンチで遅い朝ご飯です。

表銀座の稜線に立ちました
燕山荘からの裏銀座の山並み
燕山荘の玄関 テラスは空いててベンチもガラガラ
安曇野は相変わらず雲海
燕山荘からの燕岳の構図はいつ見ても素晴らしいです

燕岳山頂へと向かいます

稜線が雲で覆われてしまったら燕岳山頂はパスするつもりでしたが、今のところ雲が多いのは信州側のみ。山頂まで行ってみましょう!燕山荘から燕岳山頂までは、花崗岩の奇岩乱立で、何度歩いても楽しく歩けます。ただ、足がだいぶやられてるので、最後の山頂基部からの登りはいつもしんどいです。ハイマツの間を通る時の渦巻く虫がすごかった!

燕岳の山頂に登りに行きましょう
イルカ岩と槍ヶ岳
イルカ岩
燕山荘から燕岳の間は奇岩が乱立です
鳳凰三山か燕岳か…って感じです
燕岳山頂基部の階段
槍ヶ岳アップ! 今のカメラは望遠弱いので、これが限界

燕岳山頂です

山頂には3名様、のちに1名…といった静かな山頂。信州側の雲は増殖し、下界が見えることはなくなりました。北燕岳や裏銀の山並みは依然としてバッチシ!山頂もいいんですが、居心地としては燕山荘のテラスの方が良いです。戻ってまた燕山荘のテラスでのんびりしよう。北燕岳は昨年の秋に行ってるのでパスだな。

燕岳山頂 なんだか増えてます
北燕岳への山並み
槍ヶ岳に不穏な雲が

帰りも燕山荘のテラスでのんびりと

帰りの燕山荘でもタイムラプス。往きの時は安曇野側しか雲がなかったけど、今は稜線まで湧き上がってきてます。燕山荘からの燕岳のタイムラプスです。ちょうどテント設営中の人がいて面白かった。途中で裏銀に向きを変えました。この時間になってもテラスは人が疎ら。やっぱり今日はお客さん少な目だったようです。

燕山荘に戻ってきました

下山も体力の衰退具合いを感じるのでした…

下りもまあまあ力を入れて下ります。合戦小屋までの雪のあるところの下りは楽しいです。トラバースなのでグリセードはできませんが、転びそうになるのを耐えながらの下りは楽しいです。合戦小屋からは地道になるので、膝に負担がかかります。バランスも悪くなってるので、どうしてもスピードは落ちますね。過去に比べても徐々に下山時間も長くなってきてます。まあ、現実を受け止めるしかないですかね~。何はともあれ、本日も無事下山であります。

旧町内の山なので下山後温泉もラーメンもナシです。

中房温泉に無事下山であります

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