金山 シゲクラ尾根

小谷温泉の山田旅館からシゲクラ尾根を辿って金山に登ってきました。一番よく登られているのがブナタテ尾根ですかね。最短ですので。でも、わりと険しい。シゲクラ尾根は大外周りで距離があるけど、尾根がなだらかで快適に滑ることができます。そして、なんと言っても滑りながらのロケーション。尾根上では常に雨飾山が正面で、滑るにつれてどんどん近付いてきます。難点は谷底まで下りたあと、山田旅館までの遠さだな…。

  • 日程: 2022年3月30日(水)
  • 天気: 晴れ
  • メンバー: ひとり
  • 温泉: 
  • 食事: 
  • 登山口情報: 山田旅館周辺の無難なところに駐車 旅館裏から登る

山スキーの記録一覧 http://bunapow.com/yamaski-list/

コースタイム
  • 山田旅館(7:05)
  • 鎌池(7:55)
  • 雨飾山登山口(8:20)
  • 茂倉峰上の1760m(10:20)
  • 金山(11:40~12:20)
  • 茂倉峰上の1760m(12:35)
  • 雨飾山登山口(13:30)
  • 山田旅館(14:00)

この日の天気は鉄板晴れ予報。しかし、腰の具合いが芳しくなく、当日の朝起きた時の様子で行くか行かないか、行くならどこに行くか…を決めることにしてました。起きた時の腰はまずまず。短いとこが無難だけど、金山を目指すことにしました。ダメそうなら戻ることにして。

山田旅館から鎌池経由で雨飾山登山口の方へ

7時前に山田旅館着。除雪作業が進んでるようで、除雪の終点には置けません。少し戻って無難な場所に駐車です。山田旅館の裏手からスタート。林道使うのが早いと思うけど、山気分を味わうために鎌池経由で向かいます。このあたり素晴らしいブナ林ですからね。時間的にもそんなにロスはないと思われます。もちろん鎌池は凍っててというより、雪が積もってて真っ白です。

山田旅館の裏手からスタートです
小谷温泉スキー場ってやつか?
シンボル的な木
鎌池のある台地は立派なブナ林が広がります
鎌池が見えてきた!
当たり前ですが真っ白です
鎌池と雨飾山

鎌池から登山口までの車道が長く感じます

鎌池まではわりとすぐだけど、林道に出てから雨飾山登山口までが長く感じました。ずっといいとこなんですが、やっぱり林道だとひたすら歩く感が大きいのかな。登山口の建物は屋根の一角で出てる程度。2~3mくらいの積雪?ここでワセ沢に向かうトレースと大海川に下りるトレースに分かれます。

雨飾山登山口に向かう途中、天狗原山と金山(山頂は見えてないか?)
雨飾山登山口の建物

傾斜の緩い大海川をさかのぼります

登山口から下りたとこあたりの大海川、夏は湿地帯ですが今は大雪原になってます。モサモサした木は全て埋まり、巨木のみ数本が生えてる感じ。2年前に来た時は、この時点で流れが出てるところが多く、渡れるところを探しながら進む状態でした。今日は流れが出てるとこはごく一部。

進むにつれて、だんだんと谷が細くなります。たくさんあったトレースもいつの間にか減ってきてます。ところどころ谷が割れてて、脇の斜面をトラバースしたり。2年前に川が渡れず引き返した場所も、今の時点では全くノープロブレム。両岸からの全層雪崩も心配ですが、まだ朝方なので雪は締まってそうです。帰りは気を付けねば。

登山口から大海川を見下ろします 遠くに見える山がシゲクラ尾根 遠い(涙)
夏は湿地の大海川は大雪原
とても雰囲気が良い!
だんだんと谷が狭くなってくる

荒菅沢を分けたところで前日のトレースは消えました

最後まで残ってたトレース、スキーとアイゼンの跡2人分は、どうやら荒菅沢を下りてきてるようでした。荒菅沢と黒沢が合流し、そのすぐ下流でここ大海川に合流します。黒沢にかかる滝は出てましたが、前回よりも控えめな感じ。ここからは足跡皆無。少しの間、谷も険悪になるので要注意!

黒沢に架かる滝 左の沢が荒菅沢

茂倉峰への支流に入って危険地帯脱出

本流の大倉沢を分け、茂倉峰に向かう左の支流に入ります。出合から少しだけ急ですが、徐々に緩くなります。全体的に穏やかな地形になり、やっと安心感が出てきたところで最初の休憩とします。とにかく暑い!涼しい場所を求め、ブナの木陰で休みました。ここで今年初の半袖姿に。

大倉沢を分けて左の枝沢へ

茂倉峰付近の稜線はややアルペンチック

沢なりに登っていくと、自然に茂倉峰下に広がる大斜面へと導かれます。どこをどう登ってもOKですが、場所によっては稜線に出るとこが少し急になるかな。前回は1701mの少し上にピークを目指しましたが、今回はいったん茂倉峰に登ってから稜線を歩いてみることに。稜線はやや痩せ尾根でアルペンチック。雪は程よく緩んでいたので恐怖感はナシでした。

茂倉峰より 雨飾山山頂の岩峰が特徴的です
帰りは右に広がる斜面を滑ることになる
上の写真の続き ここは素晴らしい
シゲクラ尾根を登る 背後にはいつも雨飾山

1760m付近からはひらすらシゲクラ尾根を登る

1701mの上のピークが約1760m。ここまでくればあとは尾根を辿るだけ。標高差にして約500m。ロケーションはすこぶる良好です!とくに背後にそびえる雨飾山が素晴らしい!その向こうには後立山連峰。海谷の山々も近いです。金山から富士見峠にかけての大きな尾根から、ドーム状の焼山がチラッと出てます。

この1760mのピークから金山山頂までは、ずっとなだらかな尾根。尾根というよりほぼ斜面です。ごく一部だけ痩せますが、スキーで登ったり滑ったりするには全く問題ナシ。ただ、雪がどうかなあ…。締まった雪の上に新しめな雪が乗ってたり、ややシュカブラ状になってたり。まあ、広くて斜度も手頃なので楽しみの方が大きいです。

単調な尾根なので、いくらロケーションがよくても最後はしんどい。筋肉とかよりも、足の付け根が痛くなって疲れた感じです。1500mくらいは登ってるはずですからね。とくに最後の山頂になかなか着かなかったです。

金山の山頂に近いところが見えてるのかな?
焼山の山頂が顔を出してきた
中央は大渚山
中央が堂津岳

金山山頂は展望すこぶる良好!!

山頂からの景色は凄いです!登るまで見えなかった火打山、妙高山がドーンと正面に。何よりも目を奪われるのが、金山東面の大斜面。とにかく木が1本も生えてません。西面はモジャモジャなのにね。裏金山谷の源頭斜面ってやつですね。妙高あたりから見ても、この東面は白さが際立ってますからね。今年は雪が多いからGWあたり狙い目かな~

登りでだいぶ疲れたので、滑るのも大変かな…。せめて雪が悪くなければ。滑ってみますと、わりと滑りやすい雪。いたずらするかと思っていた新しい雪も、そんなに引っかかることなく板が走ります。心配していた腰も今のところ大丈夫な感じ。

金山山頂に着いた!
焼山と火打山
裏金山谷の源頭斜面 木が1本も生えてない

シゲクラ尾根の滑降は爽快そのもの!

さて、このシゲクラ尾根。山頂から滑ってると、常に正面が雨飾山。遠く下に見えていた雨飾山が、滑るにつれ近く大きくなってきます。しかも、いつもの雨飾山ではなく、違う角度からの見慣れない姿の雨飾山なので新鮮感もありで。ほんと滑ってて気持ちよかったです。

シゲクラ尾根はブナタテ尾根とは形も植生も真逆。複雑で細くて木も生えているブナタテ尾根に対し、シゲクラ尾根はのっぺりした尾根で木がほとんど生えてないです。地形的にも尾根っぽくなく、広い尾根または斜面が大半です。さすがに尾根なので多少のシュカブラとかはありますけどね。それでもスキーで滑るのに適した尾根と言えるでしょう。

なのに、ほとんど記録が見られないのは、アプローチが面倒臭いのと、適期が短いからかな~。

雨飾山が遠く低くなった
滑ると雨飾山が一気に近づき大きくなる
シゲクラ尾根はこんな感じのところが多い

谷に下りてから山田旅館までの長いことといったら

1760mからは茂倉峰下の三角斜面。ここがまたまた素晴らしい斜面。上半分は無木立で下半分はブナの疎林。新しめの雪がちょっとべた付いて止まる感じだけど、許容範囲内の雪質でした。2011年にはこの斜面を目的に1760mピークまで登ったこともあるくらいで。。。

滑りが楽しめるのはここまで。谷底に下りてしまうと雪が腐り板が走らない。ストップ雪というよりも、常にブレーキがかかってる状態でした。大海川に合流して平坦になると、なおさら滑らなくなりました。ここがスイスイ滑ってくれると楽なんだけどな~。危険地帯でもありますし。かなり下山の時間が短くなる。

平坦な大海川、林道への緩い登り…等々、手漕ぎ多用。足も疲れたけど手も疲れてきた。林道には今日のものと思われるトレースもありました。この林道も途中まで傾斜が緩いのではかどらない。疲れたから林道にしたけど、予定通り鎌池経由でもよかったかも。登りと下りがハッキリしてますからね。最後、山田旅館の裏手に滑り降りてきて、長い行程は終了であります。

沢に下りる前のブナ林
ここで雨飾山も見納め

滑りのシーンは動画をご覧ください


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