赤禿山 山スキー 2020/2/11

大峰峠のお堂の積雪状況の確認と、ついでに赤禿山に登ってきました。雪が少ない今シーズンはスキーに出かけるモチベーションも低いです。低いけど、10年以上続いているお堂の雪比べを絶やすわけにはいきません。ここ数日でかなり降ったと思われるので、行くならこのタイミングでしょう!

行ってみますと…。ここ数日のまとまった雪でパッと見はありますが、この雪が降る前はほとんど積雪ゼロだったんじゃないかと…。山も低いところはヤブ繁茂。杉の植林地がありがたく思えました。そこそこ降った後の赤禿山ですが、登山的に登るのならいいけど、滑ることを期待するには雪不足でした。

  • 日程: 2020年2月11日(祝)
  • 天気: くもり時々晴れ
  • メンバー: 単独
  • 温泉: なし
  • 食事: なし
  • 登山口情報: 山之坊集落 詳しくは本文にて
コースタイム
  • 山之坊集落(10:05)
  • 大峰峠(10:30)
  • 赤禿山(12:20~50)
  • 大峰峠(13:55)
  • 山之坊集落(14:00)

のんびりスタートで山之坊へ行きますが・・・

降った後だし1人だし、急な山は避けておきます。なので赤禿山。夜も降ったっぽいので除雪車は入るだろうな~。除雪が終わるタイミングで山之坊に行きたいところ。

9時頃行くと、山之坊への車道は登りの側だけ除雪してある…。除雪車はまだ上にいるってこと…。登っていくとまだ中間くらいにいました…。抜いていく勇気はないし…。抜いて停めると絶対に雪盛られるだろうな~。気長に待つことに。

山之坊集落の除雪終点 少ない

除雪作業の方とのやりとりなど

除雪車が除雪終点で折り返すタイミングで行くと、除雪車の人が下りてきました。終わったら停めて良いか?と聞くと、『駐車禁止』の看板が見えないのか!と。かなりご立腹の御様子。文句タラタラ。ボクはまだ何も悪いことしてないのに…。除雪終点に停める山スキーヤーを代表して怒られたような感じでした。まあ、向こうは仕事ですからね。邪魔な車があると腹も立つでしょう。

言われた以上は停めるのもナンなので、下ることにしました。除雪車に追いつくと、また下りてきて、あそこに停めろ!と指示されました。公民館の前のスペースです。恐くて陰険な人かと思ったけど、悪人ではなかったようです。気を遣ってくれました。除雪終点と転回所には停めるなと釘を刺されましたが。

除雪終点の話が長くなりますが、7,8年前にも山之坊で除雪作業の人と話す機会がありました。その時は除雪が終わったら停めてもいいよ…と。作業する人と、その時の状況で変わってくるんじゃないかと思います。ですので、今回はOKと言われた公民館も、人によってはダメな場合も?もしかしたら住人からNGと言われる可能性だってありますからね。

同じ糸魚川市の小滝地区ということで、木地屋の除雪終点も同じことが言えますね。『駐車禁止』の看板ありますし。転回所と除雪終点に停めてた車の前に、明らかに雪が盛られていました。『ここに停めるな!』のメッセージでしょう。駐車問題がエスカレートし、本格的に駐車禁止にならないよう、気を遣って停めさせてもらわないといけないですよね~ 。よく停めるワタクシが言えたことではないのですが。

やっとこさ山之坊集落を出発です

なんだかんだで1時間遅れのスタート。先客はいるのかな~。除雪終点に行くと1台あり。跡を見ると単独っぽい。だいぶ時間があいてるはずなので追いつかないだろうな。雪が少ないのでショートカットせず林道を辿ります。そして大峰峠へ。

いつもはモコモコしてるのに・・・
ショートカットより林道

大峰峠のいつもお堂で雪比べ

2008年から年に一度以上はお堂の写真を撮っています。一応、定点観測なのですが、時期がバラバラなので一概に『お堂の雪の量』=『その年の雪の量』とはならないかも。先行逃げ切り型のシーズンもあれば、追い上げ型のシーズンもありますし。気温が上がった後は屋根の雪が落ちてしまったりと。

恒例の大峰峠のお堂 ここ数日降ってなんとかかんとか

そこそこ降ったと思ったけど、まだまだ藪はお元気です

今のところ天気は回復し切らないので、700.0mの電波塔には立ち寄らず。帰りに晴れてれば行ってみよう。お堂から尾根に取り付く間は、かなり小枝がうるさかったです。登りは大丈夫でも、下りはムチで打たれそう。

大峰峠から尾根に上がる斜面
いつもの送電線の切り開きから

尾根筋はヤブがうるさいので杉林に逃げます

尾根に出ても小枝が埋まってないですね。トレースは尾根通しでしたが、あえて杉の植林地に入りました。普段は喜ばれない杉の植林地ですが、ヤブヤブの時はありがたいです。ヤブはないですからね。できるだけ帰りに楽ができるようトレースを付けたいけど、なかなかね…。

杉の植林地
2008年は杉が幼く雪が多かったのでほぼ埋没
尾根はヤブが濃いので杉林へ
明星山!
海谷三山!
山頂の雲がなくなった!
帰り道の林道にトレースを付けておこう!
澄んだ青空と薄めの樹氷
振り返るとまたこの木

山頂直下でFさんとお会いし、初めてお話することできました

900mチョイのポコの基部で尾根のトレースと合流。まだまだヤブがうるさいです。ブナが大きくなってくると、だいぶ間隔が開いてきました。ここ数日でかなり降りました。ストックを刺すと全部入ります。そのわりにスキーはスネ程度。意外と埋まらないです。900mのコルからは斜度がきつくなるので、楽できました。

もうすぐ山頂というところで、トレース主が下りてきました。わりと近くにお住まいのFさんでした。ボクに気付いて声を掛けていただきました。Fさんとはあちこちの山で会ってるのですが、いつも後から気付いていました。話をするのは今日が初めて。

ブナはやっぱりいいなあ~
あがりこの高さからして2mは少ないな
埋まってない小枝が多いのう。。。
今日は登りが楽しかったです!

赤禿山山頂!

赤禿山山頂に着きました。本当の山頂ではなく南側のピークまで。頂稜の雪も少なく、いつものようにこんもりしてなくて角張ってます。行くのも面倒くさそう。南のピークは海谷三山や雨飾山の眺めがよいところですが、なかなか雲が取れません。というより、また増えてきてるような。途中からの方がよく見えてました。

海谷三山と雨飾山が見えてるんですが、微妙に雲が…

東斜面に入ってみますが、やっぱり藪はお元気なようでした

滑りだす頃にはすっかり曇り空に。山頂から一段下った肩のようなところから、東の斜面に入っていきます。入口の急斜面はヤブのため下りるのみ。こりゃ来て失敗かな…。でも、その後は短いながらも3本くらい気持ちよく滑れる斜面がありました。ヤブ中心であることに変わりはありませんが…

中段(758mのあるところ)で滑るのやめて、林道で登った尾根に戻る予定。実際に林道に乗って尾根に向かってたのですが、なんだか色気というか怖いもの見たさというか、下まで滑ってみようという気に。ですが、下の段の急斜面に入ってしばらくで、通り抜け困難に。あえなく敗退。シール貼って尾根に向けてトラバース。ヤブ斜面のトラバースほどキツイものはない…。ま、単独だからできること。他の人と来てたら冒険しないわな~

明星山が良く見える鉄塔を目指してトラバース。鉄塔から尾根を乗越して大峰峠へ。林道はFさん先に滑ってもらってるのでよく滑りました。無事『巡回』終了です。この先どれだけ降ってくれるかわかりませんけど、『巡回』的にはあと大渚山と鍋倉山には行っておきたいところです。今年は新しい山は難しいかな~

滑り出してすぐの台地
少し滑ると藪に阻まれる
これ以上進めなくなり引き返しました

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