霧ヶ峰でスキーしてきました。車山の肩から車山に登って北斜面を滑り、ビーナスの丘に移動して沢渡スキー場跡を滑って戻る…という周回コース。雪は微妙でしたが、日本海側の山々とはまた違った趣き。雪質重視よりお天気重視がいいのかなと。カミ雪直後の晴天の時は、雪と天気が両立するかも?
- 日程: 2022年1月24日(月)
- 天気: 晴れ&雲海
- メンバー: ひとり
- 温泉:
- 食事: ファミマのつくね串
- 登山口情報: 車山の肩に駐車スペース そんなに広くはない
山スキーの記録一覧 http://bunapow.com/yamaski-list/
冬の霧ヶ峰の留意事項です
https://www.kirigamine-vc.jp/manage/wp-content/uploads/walking_course/R2wintermap2.pdf
どこに行こうか悩んだ挙句の霧ヶ峰
この日は微妙な天気予報。くもりのち晴れ…的な。小谷に行こうか、霧ヶ峰に行こうか…。どちらも朝は良くないが、午後には回復。昨夜少し雪が降ったのと、ちゃんと回復してくれる確率は霧ヶ峰かな…と霧ヶ峰に決定です。
昨夜の南岸低気圧の雪は塩尻峠あたりが北限
お昼頃には天気回復しそうなので、普段の通勤時間より遅い出発。通勤ラッシュに巻き込まれるも、どんより曇り空なので焦る気持ちは全くナシ。塩尻峠あたりから昨夜のと思われる雪。昨夜の南岸低気圧はちょうと塩尻峠あたりが境目なようで、それより北は降ってません。とは言っても諏訪地方もそんなには降ってはないみたい。
塩尻峠を越すと空が明るくなってきて、八ヶ岳が見えるようになってきました。しかし、ビーナスラインの山々はまだ雲が残っております。そのうちなくなりそうな感じも。諏訪から山に入ると圧雪路。山の上の方で新雪10センチくらいかな。積もった雪はたいしたことないけど、樹氷になっててキレイ。ああ、晴れてくれんかなあ。
車山肩🅿は平日にもかかわらず8台ほど
車山肩の駐車場には先客8台くらいだったか?スペースは広いけど、きちんと除雪されてないとこは、なんちゃって四駆ではスタックしそう。途中、晴れてる区間も多かったけど、車山肩はガスガス。でも、同時に太陽の気配もアリアリなので、この後雲がなくなると信じて出発です。
とりあえず車山に登っておきましょう
まずは車山へ。少なくともスキーの跡が2本はありますね。車山の北側を巻く近道ルートで向かいます。距離はずいぶんと短縮できますね。中間あたりから晴れてきました。どうやら雲の上に出たみたい。駐車場やこれから滑り込む予定の霧ヶ峰湿原は雲の中。とりあえず雲の上にある車山山頂は景色がすごく良いので、撮影タイムとしますか。
車山山頂は雲の上に抜けていました
車山といえば、この丸い気象観測レーダー。遠くの山から見ててコレがあると車山を特定できますね。そして、最近できたのかスカイテラス。最近あちこちで〇〇テラスってのを見かけますね。若者狙いだな。車山スキー場のスキー客がボチボチと上がってきていました。今日はまだ雲が多め。紺碧の青空に真っ白な雪…とはいかず、どっちかというと水墨画風な景色でした。これもまた素晴らしい!
そんなこんなで景色を楽しんでるうちに、都合よく一段下を覆っていた雲がなくなる傾向に。まずは車山北斜面に入り込みます。ロープをまたいで斜面に入るので、なんとなくうしろめたさを感じるけど、積雪時は指定地以外は入るのOKと明示してあります。
車山の北斜面を滑りますが・・・
どこを滑るんだろう…と探りながら滑ります。山頂直下は強風の影響でガチガチまたはズボズボ。結構踏み抜く部分あり。山頂直下から少し下ると滑れそうな斜面。斜面はフラットでしたが、雪が…。皮の堅いモナカでテレマーク無理。ここは転びたくないので、カッチョ悪いアルペンターンで。下にいくほど雪は柔らかくなります。いい感じの柔らかさになった頃にはもう斜度がなくて、一度もテレマークターンすることなく遊歩道へ。
車山北斜面は今日は厳しかったな。深々と積もった時なんかは軽い雪が滑れるんだろうか?下り着いた車山湿原の縁あたり、木々に樹氷が着いてくれてます。とってもキレイだったので、雪が悪かったことなんて吹っ飛んでしまいます。
車山湿原からニッコウキスゲの丘に移動
遊歩道を車山肩に向けて登り返し。今日は役に立つかもとウロコ板で来ました。この登り返しは余裕で登ってくれますね。すっかり雲はなくなって、八島湿原もバッチリ見えてきました。今日は蝶々深山あたりから八島湿原に向けて滑ってみようかとも考えてました。でも、こうやって横から見ると斜度ないですね~。今日みたいに新雪降ると滑らんだろな。ザラメの時がよさそう。
ということで、次に向かったのは沢渡スキー場跡。いったん車山肩のコロボックルヒュッテあたりまで戻り、そこから夏はニッコウキスゲが群落になる丘へ。ここらへん、緩い上り下りがあるので、ウロコ板の威力を存分に発揮です!どこを滑るかわからないので、適当に緩く下っていきます。
続きましては沢渡スキー場跡を滑ります
上部は風の影響があって雪は堅め。ツツジの落とし穴?もあるので要注意。中間部はミズナラ(多分)が点々と生える雰囲気のよい斜面。風の影響が薄れてくるのか、雪質もまずまず。ここでやっと本日初めてテレマークターンです。中間部の斜面はいったん途切れるので、右に横移動してスキー場のオープンバーンへ。ここも雪はまずまず。斜度が緩み、自然に停止するまで滑りました。
滑ってる様子など動画をご覧くださいませ~
せっかく晴れてきたし、どこかもうひと回りするか、はたまたスキー場跡をもうひと滑りするか…。せっかく気持ちよく滑れたので、登り返してもう1本!ここはシール着けました。登りながらの景色も良いので、登りが苦になりませんでした。
せっかくなので2本目はラインを少しずらしてみましょう。と思ったけど、滑ってみたら似たような感じになってしまいましたね。中間部の疎林、下部のオープンバーン…という流れがよさげです。スキー場跡に関しては、もう少し太い板の方が向いてたかなと感じました。
車山肩へと登り返して本日の予定終了です
せっかくウロコ板なので駐車場までウロコで登ってみましょう。雪が風でたたかれてウロコの食い付きは良くない。ちょっと斜度が急になったり、雪面が凸凹してるとツルっと滑っちゃいますね。なんとか意地で登り切りましたが、無難にシール着けといた方がはるかに楽と思われます。
ビーナスライン沿線の山スキーも、これで三峰山、鷲ヶ峰、車山周辺の3つに。他にも滑れそうな斜面は見受けられますが、わりあい規模の大きな斜面はこの3つなのかな?あと残るメインどころは蓼科山だな。今年は雪がわりと多いので狙い目ですね。ビーナスリアンからは離れるけど、鉢伏山もスキーで歩いてみたいところ。二ツ山とか。
山スキーしてて楽しいのは日本海側の豪雪地帯であることは間違いないです。しかし、景色も求めるワタクシとしましては、滑るだけでは物足りないのであります。ということで、この晴天率の高いビーナスライン沿線の山や、浅間連峰の山々など、品揃えとして置いておきたいのです。
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