2021年紅葉シリーズ第2弾は栗駒山。昨日の第1弾であります三ツ石山に続いて行って参りました。山頂から少し足を伸ばして『展望岩頭』ってとこまで。栗駒山は言わずと知れた日本屈指の素晴らしい紅葉の山。山全体が真っ赤っかになるという。
この日はまだ全盛には数日といったところ。パッと見で山頂部で8割、中腹で5割くらいの仕上がり具合いかな。少々フライングではありましたが、栗駒山の紅葉のポテンシャルは十分感じられました。天気が良かったのが一番ですね。紅葉してなくても良い山ですからね。
前日は三ツ石山で紅葉を満喫。こちらも少しフライングでしたが、今日と同じく天気が最高だったので、総合得点が上乗せされました。前夜は一関の厳美渓の道の駅で泊。前日の雫石の道の駅は車中泊車で賑わってたけど、厳美渓は寝る時で3台のみ。悪くはなかったけど、人気ない道の駅なのか…。
動画もありますのでご覧ください!
いわかがみ平からの周回コースで登ることにしました
栗駒山は大きく分けて、須川温泉側からといわかがみ平側からの2つのルート。須川温泉側は昭和湖が立ち入れないので、周回コースが取りにくい。秣岳を回ると時間かかるし。最終日なので早めに下山したいところ。無難にいわかがみ平となるわけですが、そうなると今度は駐車場が…。
マイカー規制?は5日後の25日(土)から。いわかがみ平が満車になると、下の駐車場からバスで入ることになる。それでもいいけど、いろいろ手間かかりそう。確実に停めるには前夜泊?ですが、それもなあ…。規制前ならなんとか停めれるでしょ…と翌朝6時前にいわかがみ平に着くと、まだガラガラでした。取り越し苦労。
いわかがみ平から登りたかったもう一つの理由は太陽の向き。早い時間から登る際、北側だと陽当たり悪いし、太陽出てきたら出てきたで、正面が太陽になって眩しい!南面のいわかがみ平なら、太陽を背にするので景色もクッキリ。いつか時間に余裕がある時に秣岳周回をやってみよう。
登りは東栗駒コースで
車が少なかったということで、登る人も少ないです。登りは東栗駒ルートで登ります。これも太陽の向きを気にしてて、東栗駒から順光の栗駒山を見たいから…です。こちらに関しては良かったのか悪かったのかわかりませんが…。新湯沢を渡るまで道が良くないので、その点では登りにして正解なのかなと思いました。
東栗駒山からは栗駒山の展望が素晴らしい!
東栗駒山あたり、紅葉はまだ五分咲き程度かな~。中央コース沿いの紅葉も同じ程度の出来に見えますね。この角度からの栗駒山本体は草原の部分が大きくて、紅葉の具合はよく見えないです。ただ、天気は素晴らしいので、紅葉してなくても素晴らしいロケーションであります。
反時計回りに回り込みながら栗駒山山頂へ
東栗駒山からグルリと回り込みながら栗駒山山頂へ。ところどころ部分的に良い感じで紅葉してる灌木地帯がありました。栗駒山本体は北斜面には紅葉する木がたくさん生えているようです。そこらへんはかなり赤くなってますね。しかし、残念ながら登るルートは紅葉の中を通らない…。
ドライフラワーのお花畑を楽しみ、小さな沢を渡ると栗駒山本体の登り。登るにつれて中腹の台地を見下ろせるように。まだ半分程度の色付きだけど、これが真っ赤になれば圧巻なんだろうなと想像しつつ、地味にキツイ登りをこなします。スキーだと緩く感じるこの斜面ですが、歩きだと急に感じるよなあ…
栗駒山山頂! 人は少なめ
栗駒山山頂です。思ったよりは人は少ないです。須川温泉側からの人も、そんなに多くはないと思われます。普通なら大休止なんですが、今日はこの先の展望岩頭というところまで足を伸ばすことにしてます。景色をひと通り楽しみ、写真に収めたら出発です。
天狗平、展望岩頭まで足を伸ばします
栗駒山山頂からすぐ南は、北側からののっぺり具合いからは想像できない痩せ尾根に。痩せ尾根というか、東側の斜面が切れ落ちてます。北と南で対照的な山容。で、痩せ尾根の西側には紅葉する灌木がたくさん生えてまして、ザっと8割程度の色付きになってます。このあたりロケーションよかったです。展望岩頭までは行かないにしても、山頂から少し南には足を伸ばしておくべきかな~と思った次第であります。
栗駒山の頂稜の南端まで進むと、展望岩頭とその手間の広い天狗平を見下ろすことができます。天狗平は一面灌木帯。7割程度は染まってるかなってとこ。栗駒山本体は西側に紅葉する木が集中してますね。西側は風下なので、雪が溜まって灌木生えないのかな。
展望岩頭からは栗駒山西麓を見下ろす景色が
展望岩頭までやってきました。ここまでは台地状で、ここからグイっと下ってます。龍泉ヶ原や昭和湖が見下ろせます。龍泉ヶ原の湿原はすごくよいところのように見えますねえ。行ってみたいなと思える景色だけど、地図を見てみると道が通っていない…。昭和湖も火山ガスのため立入禁止だしなあ…
山頂から下ってくると、展望岩頭を境に下の展望が見えるようになります。逆に登ってくる場合は、ここで初めて栗駒山の山頂がドカーンと見えることになる。のかな?須川温泉起点の周回ルートもよくわかりますな。秣岳はここから見るとずいぶん低い山に見えます。道が通ってる稜線はどこも快適そう。ま、そのうち。
栗駒山に戻ります
展望岩頭で大休止のつもりにしてたけど、なんだか風が強いので戻ることに。山頂との中間あたりにちょっとした岩場があって、そこでのんびりすることにしました。ここは風も弱くて穏やかな陽気です。大休止の時にはタイムラプスを撮りたいとこなんですが、今日はほとんど雲がない。登山日和ではあるけど、タイムラプス日和ではないな…。
展望岩頭からの帰りは、すっかり太陽が昇ってきて、栗駒山北斜面の紅葉もクッキリしてきました。山頂に登る時も鮮やかな色の紅葉を楽しめます。やはり頂稜の南端から山頂にかけての痩せ尾根が気分よく歩けます。
帰りの栗駒山山頂は人が増えていました
帰りの山頂は人が増えてました。昨日の三ツ石山もそうですが、観光客風の多い山は、お昼にかけて人が多くなる傾向かな。山頂で弁当みたいな感じで。さっきゆっくりしたので、帰りの山頂もほぼ素通りです。栗駒山は山頂標柱のあるところが一番つまらんかも。
中央コースで下山です
さて、下山です。下山は中央コース。中央コースあたりの紅葉が絶好調だと凄いだろうに…。朝、東栗駒山から見た感じでは、中央コースの紅葉はまだ3割かな~と感じました。実際に中に入ってみると、5割くらいは色付いてるのかなと思いました。ここは下りながらの紅葉もいいけど、やっぱり振り返って栗駒山を見ちゃいますね。それを考えると、登りが中央コース?
中央コースはコンクリで舗装された石畳が大半。ここを登るのもなあ…と思ってしまいますが、これを下るのもかなりのストレスです。とにかく単調で長く感じます。下地が堅いので、膝とか腰にも良くないし…。とはいっても、山頂から1時間で下れちゃうんですけどね~。紅葉はまだまだだったけど、天気がよかったので満足です。
下山後の温泉とラーメン
いわかがみ平からの下界に下る道はとにかく長い。標高高いところまで連れていってくれるから仕方ないんですが…。とにかく何度も曲がって、どこを通ってるのか頭に残らない。1時間以上でやっと国道47号へ。
鳴子温泉を過ぎて少しのところに、『中山平しんとろの湯』というのがあったので入ります。駐車場のわりに湯舟や洗い場が少なくて混む印象。値段が安いので仕方ないか…。大騒ぎしてる人がいたので、身体だけ洗ってとっとと出ました。
下山後ラーメンは鶴岡まで戻って雲の糸へ。雲の糸は酒田店に続いて2店目。麺もスープも美味しいんですけど、なんだか途中で飽きてきてしまうラーメンでした。新潟西から糸魚川まで高速。休日割引ナシは堪える。10時過ぎに帰宅となりました。栗駒は遠いなあ。
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