12月から4月中旬まで冬季閉鎖になる三股登山口への道、正式には『林道烏川線』をスキーで林道歩きしてきました。日本海側では大雪になってるけど、内陸は平年並みってところ。ちょっと少なめかも?林道をスキーで歩いて何がおもしろいのかって話ですけど、嫌いじゃないんですよね~。
この林道歩きのジャンルをどうするか…?林道しか歩いてないけど、山スキーにするか…?観光でもハイキングでもないしな…。散歩?筋トレ?スペック的には十分山スキーに値するから、山スキーにしとこう。とりあえず、今シーズン初のシール歩き完了です。
今シーズンは最初から雪はあるけど、なかなか天気が伴ってくれない。この日も日本海側は雪予報で北アルプス南部も微妙な感じ。くすぶってるのもナンなので、ちょっと三股まで歩いてくることにしました。
須砂渡あたりなんとか雪が付いていました
須砂渡のホリデーゆ~の先で冬季閉鎖です。ゲートの手前の路肩が広くなってるので、安心して停めれるかな。山に入ってると思われる車が1台あり。心配してた雪、なんとか道路は白くなってます。道路に積もってる量としては3センチくらいかな~。日当たりの良いところは途切れてたりして…。
普段は車で通過してしまうところを歩きでのんびりと
積もってるのは新雪で、ストック突くと直にアスファルトでカチカチと。仕事っぽい車のタイヤの跡、歩きの靴のあと、そしてスキーの跡も1本あります。普段は車で通過してしまう道。歩いてると色々あるんですね、見どころが。見どころってほどの物じゃないけど、野菜の貯蔵に使われた『風穴』、ツツジが咲くのか『ツツジ園』、これは見覚えのある『延命水』。ツララがたくさんできていました。『大水沢の滝』なんかも対岸に見つつ。
天気は冬型のお手本のような空。北アルプスには雪雲がかかってて、下界の方は青空が出てます。気温は低いと思われます。手が冷たい。車の跡は最初の橋を渡る手前の発電所の施設まで、靴の跡は常念岳東尾根への取り付きと思われる送電線の巡視路に消えていきました。
三股に近づくほどに積雪は増えていきました
大平原は感じの良いところです。ちょうどここで太陽が出てきて、薄っすらと蝶ヶ岳の稜線も見えたりします。ここらで積雪は10センチ前後。少ないなあと思ってたら、進むにつれてどんどん増加。三股登山口あたりで一気に30センチ強に増え、さらに登山口までは800mほどだけど、その間に積雪倍増しました。三股で70~80センチくらいかなあ~。
三股の先も気になるけど雪も時間もないので
結局、スキーのトレースは三股まで。ここで引き返したようです。ホントは烏川のドン付き、常念沢と蝶沢と中間の沢が三つに分かれる、ほんとの三股あたりを見たかったんですけど、今日の雪では苦労するだけ。登山口からすぐの橋を渡って、常念岳と蝶ヶ岳の登山道が分かれるところまで行ってオシマイ。
スキーのトレースは昨日のかなあ?今日のではないことは間違いない。トレース1.5往復分では滑りが良くないな。とくにこの辺雪が深いし。三股からすぐのところで小川になってて、一度スキーを外して渡ります。三股登山口のさらに下の駐車場からは、少しの間が登りになるのでシール装着です。
次に向かうは二ノ沢の先、常念岳東尾根の稜線へ
大平原まで戻って、二ノ沢を渡って常念岳東尾根の方に向かう林道の方へ向かってみます。常念岳東尾根のアプローチに使えるかどうか…。はじめは調子よく登ってたけど、ヘアピンで折り返した後は、二ノ沢を渡る橋に向けて下り坂。帰りはシール必須だな。トレースはないけど、轍の名残はあります。車にしては深いので、もしかしたらキャットかも。
常念岳東尾根の稜線 トレースありました
二ノ沢を渡ったあとはグイグイと登っていきます。途中で四つ角もありました。この辺は明るいカラマツ林。青空も覗いてて、歩いてて気持ちよかったです。でも、足はもうお疲れモード。スキー歩き特有の足の付け根の痛みが両足出てきた。稜線直下でヘアピンになって、その先で林道は終点。そこにトレースがありました。須砂渡からの跡と同一だろうな。
これにて本日のミッションは終了です。峠の手前は見晴らしがよくなってて、雲の切れ間から常念岳が見えました。一時見えていた蝶ヶ岳はまた雲の中へ。このまま晴れてくると思ったけど甘かった。疲れたので結構長い休憩となりました。
あとは滑って須砂渡まで 登り返しがありましたが
あとは下るだけ。でも、二ノ沢の橋の先でシール確実。あと、須砂渡の少し手前で登りが少し。ここは短いから外して歩けばいい感じ。最初は急なのでスピード出ます。途中で一ヶ所水が流れてるとこがあって、そこでスキー板を濡らしてしまった。そこが凍って下駄になって滑らなくなってロスタイム。スクレーパーでもなかなか剥がせなかった…。
雪が多いとこは滑らなくて苦労したけど、雪が薄くなるとよく滑ってくれました。大平原からは順調。あとは落石とアスファルトに要注意。ゲートに到着すると、車が1台増えてました。山に入ってるかは不明。とりあえず無事下山。
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