天生湿原&籾糠山 紅葉 2020/10/12

白川郷紅葉シリーズ第2弾は天生湿原&籾糠山。ちなみに昨日は三方岩岳&野谷荘司山。紅葉はよかったけど天気がイマイチ。今日も紅葉はよかったけど天気がイマイチ。でも、天生湿原とその周辺のポテンシャルは抜群ですな。とくにカラ谷あたりの森の立派なこと。アマゾンの原生林?かと思うような、鬱蒼としてるけどスッキリした森。わけわかりませんが、とにかく他とは違う雰囲気がありました。

  • 日程: 2020年10月12日(月)
  • 天気: 霧のち時々晴れ
  • メンバー: T世
  • 温泉: なし
  • 食事: さか江(飛騨古川駅前の食堂)
  • 登山口情報: 天生峠の駐車場(トイレあり)
           登山口で協力金500円を支払います
コースタイム
  • 天生峠(7:10)
  • 天生湿原(7:35~50)
  • カラ谷分岐(8:00)
  • ブナ探勝路との分岐(8:55)
  • 籾糠山(9:20~45)
  • ブナ探勝路との分岐(10:10)
  • カラ谷分岐(11:05)
  • 天生湿原一周半(11:20~12:10)
  • 天生峠(12:30)

朝起きるとくもり 天生峠に上がります

平瀬の道の駅で車中泊。目を覚まして恐る恐る外を見ると、やっぱり空は雲が全面覆っています。天気予報はくもり。少なくても午前中は雨はなさそうなんだけど、紅葉なので晴れてくれんと…。唯一のコンビニでありますデイリーストアで朝飯を。唯一のコンビニということで貴重なんですが、白川郷は大手のコンビニがあってもいいのでは?デリバリー的に元が取れんのか…?

天生峠に向かいます。昨日より雲が低く、いったんはその雲の上に出て喜んだのも束の間、その上にも雲があって天生峠あたりは雲の中。青空の部分もあったので、昨日よりはマシっぽい気もするが、期待はできそうもないな~。テンションは上がらんな。

天生湿原に入るには協力金500円が必要です

天生峠には広い駐車場。トイレあり。先客2台あり。天生峠からは協力金として500円払って入山することになります。コロナ対策も頑張ってて、連絡先などの記入はもちろん、検温もされました。知らずに来てしまったけど、受付は7時半からになってました。結構遅いなあ。平日だから?ま、実際は7時過ぎには受付してくれました。ゲートがあるわけではないので、早く入りたい人は入れそう。

協力金500円を払って入山

天生峠から天生湿原へ

ガスガスの中スタート。単独の人と前後しながら歩きます。天生峠あたりで紅葉は5分といったところかな?ところどころに熊除けの鐘?炊飯器の釜や一斗缶が設置してあります。今年は熊の出没や被害が多いからな~

熊除けの鐘があちこちにありました
天生峠付近は紅葉これから
ブナは色付き始め

霧に覆われた天生湿原 よく言えば幻想的

動物からの防護ネットを開けて天生湿原に入ります。紅葉はボチボチしてますが、如何せん雲に覆われてて…。これはこれで哀愁漂う湿原で情緒はあるんだけど、やっぱ見たいのは晴れて青空バックの紅葉した湿原。往きはあきらめるとして、帰りに晴れてることを期待しましょう。かすかな希望だけど…。

天生湿原は柵に囲まれて保護
天生湿原の周回コースは時計回りの一方通行
紅葉はまずまずしてますが、霧がたちこめてます
湿原の島みたいなところにあった祠
本物のスズメバチが貼り付けてあってリアルすぎ!
湿原の縁に生えてる灌木が紅葉いい感じ
霧に包まれてるのも幻想的です
天生湿原の南端にある休憩処
霧で湿原の全容は見えない

天生湿原からカラ谷登山道で籾糠山を目指します

天生湿原をあとに籾糠山に向かいます。3つあるルートのうち、登りはカラ谷登山道で。やっぱりカツラ門を通りたい!で、下りは順当にブナ探勝路かな~。木平湿原を通るコースも考えたけど、余分に登らないといけないのがなあ…。普通はこうなるだろうし、恐らくこれが正解かなと。

メインは天生湿原と籾糠山と思いがちですが、この間がいいんです!ブナやカツラ、朴ノ木…あと何があるか知らないけど、とにかくどの木も巨木。大きいです。そして老木が目立ちますね。若い木は少なく感じます。これが独特の雰囲気を醸してるのかなあ~。色づき具合としては、7分くらいかな~ってとこ。

天生湿原からは少しくだることになります
下り切ったミニ湿原にS字の木道
カラ谷分岐
カラ谷分岐あたりは巨木の森
巨木なだけに森自体はスッキリしている
老木が多くて若い木は少ないです
カツラ門
以前は間に道があったが保護のためう回路になった
霧がなくなって青空が見えるように
森が明るくなってきました

カラ谷から出て尾根に出ると植生が変わってきます

天気の方ですが、地表に接する雲はなくなりました。湿原は完全に霧に包まれてました。それと比べると視界はクリアに。紅葉した森はしっとりとした雰囲気です。カツラ門を過ぎたあたりからは青空が出てきて日も射すように。しっとりした雰囲気から賑やかな紅葉へ。

道が谷沿いから離れ、山頂に近付くと、森に針葉樹が混じるようになります。今までとは雰囲気変わります。尾根っぽいところでは灌木になったり。山頂付近の灌木は見頃な感じ。ダケカンバの巨木も目立ちますね。あと、休憩所も目立ちます。山頂直下のコルには広いベンチあり。山頂は狭いから、混雑時はここで休んでおくれってとこなんでしょう。

分岐の標識だったかなあ?
木の種類が多いので紅葉もカラフル
尾根道は灌木となります 紅葉真っ盛り
山頂が近付くと針葉樹が混じるようになってきた
針葉樹+灌木という組み合わせ これは山頂直下

籾糠山山頂 残念ながら展望はほとんどナシ

山頂に到着。確かに狭い。快適に居られるのは、せいぜい10人ってもんか。今日は先客が2人とあとから1名なので余裕。晴れた土日なんかはごった返しそう。花の時期と紅葉の時期はとくに。

天気なんですが、途中で青空が出て日射しも届いたんだけど、もう一押しがないまま曇りベースに。とりあえず籾糠山には雲はかかってないけど、展望はあんまりないです。晴れたら北アルプスとか見えるんだろうけど、見えそうな気配なし。どっちかというと西側の方が晴れ間が多いかな。でも、白山や昨日の三方岩岳なんかは見えず…

青空出てきたけど展望はまだまだ
山頂の東側 雲がなければ北アルプスとか見えるんだろう
北の展望 北側は比較的天気がよさそうです

帰りはブナ探勝路にて

山頂をあとにします。とりあえず山にかかる雲はないので、日射しはなかったとしてもクリアな視界の天生湿原は見れるはず。帰りはブナ探勝路。ブナ探勝路というだけあってブナが中心の森。はじめダラダラで途中から急降下。下り切ってから見どころがたくさんありました。

籾糠山を後にします
帰りはブナ探勝路で
カラ谷に近づくと巨木が目立ちはじめます
往きは曇りだったところ 晴れると全然違う!

ミズバショウ群生地に立ち寄りました

まずはミズバショウ群生地。天生湿原より一回り小さな湿原があって、ここの紅葉もなかなかよかったです。初夏に来ることがあれば立ち寄らねば!次はブナの巨木。ブナの巨木もだけど、その手前の朴ノ木の巨木の方がすごかった。ここらも老木が中心。長生きできる何か条件が揃ってるんだろか…?

そしてカラ谷登山道と合流するのですが、このへんの森はやっぱり圧巻です。

水芭蕉群生地
水芭蕉群生地にあったベンチ 暑かは賑わうんでしょうか
水芭蕉群生地は紅葉の森に囲まれたミニ湿原です
ブナの巨木付近は黄色に色付いた木々がたくさん
あと数日で紅葉真っ盛りかな~
S字の木道のところ
天生湿原に向けて少し登ります

帰りの天生湿原はちゃんと晴れてくれました!

帰りの天生湿原。山頂にいた時よりも晴れる時間が長くなりました。日向の湿原です。バックは青空。ただ、湿原そのものは枯草の広場。景色としては単調です。アクセントに池塘が点在してたらな~と思ったり。湿原とその縁に生えてる樹林の関係がよさそうです。

湿原は1周できるようになってて、すれ違い回避のため時計回りの一方通行。往きはガスってたところを歩こうと思うと、湿原を2周することになります。まあ、せっかくなので2周しましたけど。2周目の後半はさすがに少し飽きました。湿原の紅葉は見頃と言ってもいいのかなあ…。真っ盛りにはあと少しかな~。

帰りの天生湿原 南端にある休憩所より
周囲にあるブナがいいなあ~
湿原の縁には赤がたくさん
ツタは鮮やか
この孤立した1本の木は・・・
天生湿原の北端 これで1周
湿原の北端より
せっかく晴れたので2週目です!
湿原自体は寂しい感じ
2度目の祠
湿原自体はただの枯れた広場だな
木道は良いアクセントになります
往きとは全然違うな
往きは霧の湿原、帰りは晴れた湿原 2度おいしいってやつ
2周目も後半に入ります
2週目の後半はさっき歩いたばかりで飽きてきた

天生湿原から天生峠に無事下山!

あとは天生峠の駐車場に戻るのみ。往きはガスガスでどうなることかと思ったけど、帰りは半分くらい晴れてくれて紅葉を楽しめました。駐車場には10台ちょっと停まってたかな。平日の山としてはボチボチの入込みか。

天生峠に無事下山です

下山後ラーメンは飛騨古川駅前のさか江で

帰りは国道360号を飛騨古川の方へ。酷道ってほどではないな。舗装されてるし、だいたいすれ違えるし。時間が早いし、近くにいいとこなさそうなので温泉はナシ。下山後ラーメンも微妙だったけど、飛騨古川駅前の『さか江』という食堂へ。富山ブラックラーメンがインパクト強すぎだっただけに、さか江のラーメンはごくごく普通の中華そば。並み=550円、大盛=600円だったので大盛り食べた。全体的に低価格。このあたり食べるところ少なそうなので、困ったらさか江ということになりそうな気配。

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