白川郷紅葉シリーズ第2弾は天生湿原&籾糠山。ちなみに昨日は三方岩岳&野谷荘司山。紅葉はよかったけど天気がイマイチ。今日も紅葉はよかったけど天気がイマイチ。でも、天生湿原とその周辺のポテンシャルは抜群ですな。とくにカラ谷あたりの森の立派なこと。アマゾンの原生林?かと思うような、鬱蒼としてるけどスッキリした森。わけわかりませんが、とにかく他とは違う雰囲気がありました。
朝起きるとくもり 天生峠に上がります
平瀬の道の駅で車中泊。目を覚まして恐る恐る外を見ると、やっぱり空は雲が全面覆っています。天気予報はくもり。少なくても午前中は雨はなさそうなんだけど、紅葉なので晴れてくれんと…。唯一のコンビニでありますデイリーストアで朝飯を。唯一のコンビニということで貴重なんですが、白川郷は大手のコンビニがあってもいいのでは?デリバリー的に元が取れんのか…?
天生峠に向かいます。昨日より雲が低く、いったんはその雲の上に出て喜んだのも束の間、その上にも雲があって天生峠あたりは雲の中。青空の部分もあったので、昨日よりはマシっぽい気もするが、期待はできそうもないな~。テンションは上がらんな。
天生湿原に入るには協力金500円が必要です
天生峠には広い駐車場。トイレあり。先客2台あり。天生峠からは協力金として500円払って入山することになります。コロナ対策も頑張ってて、連絡先などの記入はもちろん、検温もされました。知らずに来てしまったけど、受付は7時半からになってました。結構遅いなあ。平日だから?ま、実際は7時過ぎには受付してくれました。ゲートがあるわけではないので、早く入りたい人は入れそう。
天生峠から天生湿原へ
ガスガスの中スタート。単独の人と前後しながら歩きます。天生峠あたりで紅葉は5分といったところかな?ところどころに熊除けの鐘?炊飯器の釜や一斗缶が設置してあります。今年は熊の出没や被害が多いからな~
霧に覆われた天生湿原 よく言えば幻想的
動物からの防護ネットを開けて天生湿原に入ります。紅葉はボチボチしてますが、如何せん雲に覆われてて…。これはこれで哀愁漂う湿原で情緒はあるんだけど、やっぱ見たいのは晴れて青空バックの紅葉した湿原。往きはあきらめるとして、帰りに晴れてることを期待しましょう。かすかな希望だけど…。
天生湿原からカラ谷登山道で籾糠山を目指します
天生湿原をあとに籾糠山に向かいます。3つあるルートのうち、登りはカラ谷登山道で。やっぱりカツラ門を通りたい!で、下りは順当にブナ探勝路かな~。木平湿原を通るコースも考えたけど、余分に登らないといけないのがなあ…。普通はこうなるだろうし、恐らくこれが正解かなと。
メインは天生湿原と籾糠山と思いがちですが、この間がいいんです!ブナやカツラ、朴ノ木…あと何があるか知らないけど、とにかくどの木も巨木。大きいです。そして老木が目立ちますね。若い木は少なく感じます。これが独特の雰囲気を醸してるのかなあ~。色づき具合としては、7分くらいかな~ってとこ。
カラ谷から出て尾根に出ると植生が変わってきます
天気の方ですが、地表に接する雲はなくなりました。湿原は完全に霧に包まれてました。それと比べると視界はクリアに。紅葉した森はしっとりとした雰囲気です。カツラ門を過ぎたあたりからは青空が出てきて日も射すように。しっとりした雰囲気から賑やかな紅葉へ。
道が谷沿いから離れ、山頂に近付くと、森に針葉樹が混じるようになります。今までとは雰囲気変わります。尾根っぽいところでは灌木になったり。山頂付近の灌木は見頃な感じ。ダケカンバの巨木も目立ちますね。あと、休憩所も目立ちます。山頂直下のコルには広いベンチあり。山頂は狭いから、混雑時はここで休んでおくれってとこなんでしょう。
籾糠山山頂 残念ながら展望はほとんどナシ
山頂に到着。確かに狭い。快適に居られるのは、せいぜい10人ってもんか。今日は先客が2人とあとから1名なので余裕。晴れた土日なんかはごった返しそう。花の時期と紅葉の時期はとくに。
天気なんですが、途中で青空が出て日射しも届いたんだけど、もう一押しがないまま曇りベースに。とりあえず籾糠山には雲はかかってないけど、展望はあんまりないです。晴れたら北アルプスとか見えるんだろうけど、見えそうな気配なし。どっちかというと西側の方が晴れ間が多いかな。でも、白山や昨日の三方岩岳なんかは見えず…
帰りはブナ探勝路にて
山頂をあとにします。とりあえず山にかかる雲はないので、日射しはなかったとしてもクリアな視界の天生湿原は見れるはず。帰りはブナ探勝路。ブナ探勝路というだけあってブナが中心の森。はじめダラダラで途中から急降下。下り切ってから見どころがたくさんありました。
ミズバショウ群生地に立ち寄りました
まずはミズバショウ群生地。天生湿原より一回り小さな湿原があって、ここの紅葉もなかなかよかったです。初夏に来ることがあれば立ち寄らねば!次はブナの巨木。ブナの巨木もだけど、その手前の朴ノ木の巨木の方がすごかった。ここらも老木が中心。長生きできる何か条件が揃ってるんだろか…?
そしてカラ谷登山道と合流するのですが、このへんの森はやっぱり圧巻です。
帰りの天生湿原はちゃんと晴れてくれました!
帰りの天生湿原。山頂にいた時よりも晴れる時間が長くなりました。日向の湿原です。バックは青空。ただ、湿原そのものは枯草の広場。景色としては単調です。アクセントに池塘が点在してたらな~と思ったり。湿原とその縁に生えてる樹林の関係がよさそうです。
湿原は1周できるようになってて、すれ違い回避のため時計回りの一方通行。往きはガスってたところを歩こうと思うと、湿原を2周することになります。まあ、せっかくなので2周しましたけど。2周目の後半はさすがに少し飽きました。湿原の紅葉は見頃と言ってもいいのかなあ…。真っ盛りにはあと少しかな~。
天生湿原から天生峠に無事下山!
あとは天生峠の駐車場に戻るのみ。往きはガスガスでどうなることかと思ったけど、帰りは半分くらい晴れてくれて紅葉を楽しめました。駐車場には10台ちょっと停まってたかな。平日の山としてはボチボチの入込みか。
下山後ラーメンは飛騨古川駅前のさか江で
帰りは国道360号を飛騨古川の方へ。酷道ってほどではないな。舗装されてるし、だいたいすれ違えるし。時間が早いし、近くにいいとこなさそうなので温泉はナシ。下山後ラーメンも微妙だったけど、飛騨古川駅前の『さか江』という食堂へ。富山ブラックラーメンがインパクト強すぎだっただけに、さか江のラーメンはごくごく普通の中華そば。並み=550円、大盛=600円だったので大盛り食べた。全体的に低価格。このあたり食べるところ少なそうなので、困ったらさか江ということになりそうな気配。
コメント