11年ぶりに戸谷峰に登ってきました。戸谷峰は松本から結構目立ちます。美ヶ原の左で存在感を放ってます。なんですけど、人気はあまりないような…。山頂は樹林に囲まれています。11年前に行った時は西側は切り開かれていて、北アルプスや安曇野が見えていました。今回は樹林が育ってしまって、三角点の上で背伸びしてやっと北アルプスが見えるくらいに。やっぱ、展望ないと人気は出ないよなぁ…
- 日程: 2019年10月26日(土)
- 天気: くもり時々晴れ時々霧
- メンバー: T世
- 温泉:
- 食事:
- 登山口情報
三才山出合ドライブインのある広い駐車帯に停めました。下山した野間沢橋の登山口にも、少し下ったところ帯所橋付近に数台停めれる駐車スペースあり。トイレはどちらにもないので事前に済ませておきましょう。
今年の10月は天気が悪いです。とくに週末。台風や大雨の災害もあったり…。10月最後の週末も天気はイマイチな予報。ハズレても悔しくない安近短の戸谷峰を計画。思い立ったのが前日の夕方。最近の事情をネットで調べてみますと…、なにやら美ヶ原ロングトレイルなる知らない道があるではないですか。戸谷峰といえば野間沢橋と思ってたけど、最近は美ヶ原ロングトレイルが主流のようですね。
5時に起きると低~い雲が垂れ込めてます。恐らく雲海なんだろうけど、戸谷峰が雲海から抜けてるかが問題。ライブカメラとか見てたら、美ヶ原は雲海の上みたい。少し低い戸谷峰はどうでしょ…?まあ、ダメ元で行ってみますか。
三才山出合ドライブインの向かいが登山口
三才山出合ドライブインの道路を挟んだところが、美ヶ原ロングトレイルの登山口。駐車スペースは広いので余裕です。鹿除けゲートをくぐってスタート。美ヶ原ロングトレイルというからには、きちんと整備された道なのかと思ってましたら、そんなことはなかったです。道は締まってないし、ガラがたくさんあって歩きにくい。ルートは一本調子で飽きてきました。森の雰囲気は悪くはないんですけどね~。
紅葉は色付き始めです
紅葉の方ですが、登山口付近で色付き始め。登るにつれていい感じになるんじゃないかと期待するも、上の方も色付き始めでした。3日ほど前に車で通った時は、いい感じに紅葉してると思ったんだけどな~。外から森を見るのと、森の中に入っているのとでは、だいぶ違うのかもですね。山頂直下のツツジなどの灌木は既に終了です。
戸谷峰山頂は樹林に囲まれています 辛うじて北アルプスの展望
山頂は樹林に囲まれてて展望ナシ。というか、雲海の水面がちょうど山頂の高さ前後にあります。その水面が下がった時に、三角点の上に立つと北アルプスが見えました。以前はもっと開けてたような記憶。帰ってから11年前の写真を見てみると、今よりは切り開きが大きかったです。11年でだいぶ育っちゃいました。以前は戸谷峰は結構登られてる印象だったけど、今はなんだかマイナーな山に成り下がってしまったような…。やっぱ、展望がないと登らないですよね~
頑張れば見える北アルプス。昨日の雨は高いところでは雪。槍&穂高はもちろん、蝶ヶ岳くらいの高さでも稜線付近が雪。空が青空じゃなくて鉛色だったのが残念です。
ちなみに初冠雪は先週すでに済んでいます。いつもの年なら一時的な冬型で寒気が入った時に、まずは白馬から。そして、爺ヶ岳や蓮華岳。北アルプスでは最後の最後に常念山脈が冠雪するという流れ。今年は初冠雪の時も今回も低気圧による雪。寒冷前線ってものが通らない…。いつまでも台風が来るし。
下山は送電線巡視路を利用したルートで
登って来た道が歩きにくい道だったので、下りは送電線の巡視路を利用したルートで。以前はこの道が主流でした。…、というか、昨日までこの道しか知りませんでした。最初の鉄塔が出てくるまでは不明瞭な踏み跡程度。枯れ葉が乗っかってるから余計に不明瞭。鉄塔が出てきてからは巡視路なので、きちんと手入れされて歩きやすかったです。
下りルートには登りではなかったカラマツやアカマツの林。少ししか離れてないのに植生が違いました。不思議だな~と思いながら下っていました。車道に出てからが本日の核心か…。三才山有料は大型車がたくさん通りますから。何度か渡る橋が路肩狭くなってて、トラックにひかれないように注意です!
最後に
11年ぶりに登った戸谷峰。もともと期待は大きくなかったけど、期待値より実際の方が低かったです。やっぱり展望は重要。かといって、山頂の樹林を切ってしまうのもナンだし、展望台を建てるほどのモンでもないし…。3回目の戸谷峰はあるかと考えると、微妙。
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