金城山 紅葉ハイキング 2022/10/22

金城山は南魚沼市にある1369mの山。巻機山から北北西に派生する尾根の途中にあるピークの一つです。山頂部は切り立った岩峰があり、ちょうど紅葉が見頃で、素晴らしい景観となっておりました。標高は高くないんですが登山口が約200mと低いので、標高差は軽く1000mを超えます。足場のあまり良くない急斜面もたくさんあって、なかなか骨の折れる山。山頂で紅葉+岩峰の素晴らしい景観にあり付けることで、長い登りの苦労が報われます。

  • 日程: 2022年10月22日(土)
  • 天気: くもり たまに日が射す
  • メンバー: T世
  • 温泉: 金城の里(350円)
  • 食事: 麺屋 清水(六日町のラーメン屋)
  • 登山口情報: 登山口のすぐ近くに路肩が広くなったスペースあり
コースタイム
  • 金城山登山口(6:30)
  • 五合目(7:55)
  • 滝入コース分岐(8:40)
  • 金城山(9:25~10:50)最高点往復含む
  • 滝入コース分岐(11:25)
  • 五合目(11:50)
  • 金城山登山口(12:50)

天気予報芳しくなく急きょの新潟・群馬遠征

先週に引き続き東北遠征を企ててたのが、今ひとつな予報に断念。2週連続…。先週同様、自宅起点の山でお茶を濁そうかとも思いましたが、今週は新潟や群馬あたりの予報がわりと良さそうだったので、そこらへんで登る山を探します。時期的にブナの黄葉が見頃を迎えてそうで、ブナの山を物色。そうしたところ、金城山山頂部の岩峰と紅葉の写真を目にし、ブナではないが金城山が急浮上!

登山口近くの広い路肩が駐車スペース

3時半過ぎに安曇野を出発。金城山登山口には6時過ぎ到着。道中はまずまずの天気で経過してたのが、越後山脈を境に東側の空は雲に覆われてます。山の選択を間違えたか…?まあ、この先どうなるかわからないので、晴れることを信じて登ってみましょう!登山口近くの駐車スペースには一番乗り。人気ないのかと思ってたら、立て続けに3台到着。人気の山です!

登山口すぐ近くにあるスペースに駐車

標高約200mの登山口から出発です

巻機山から派生する尾根が金城山経由で魚沼盆地に消える、本当の尾根末端から登りまじめます。もろ平地からのスタートです。朝はボチボチ冷え込んで放射霧が出ています。霧の高さは低いので、少し登っただけで霧を見下ろせるようになります。もうちょっと濃くなってくれたら面白かったんですが…。天空の○○みたいな感じに。

登山口 いろいろある
登山口からすぐのところに
観音様が次々と
下界は冷え込んだのか放射霧が出始めます

紅葉は下半分は色付き始め、上半分はほぼ見頃

金城山は今回で2回目となります。前回は2013年11月9日。前回より半月くらい早いことになります。前回は下半分の紅葉がいい感じ、今回は上半分がいい感じでした。どっちが良いかと考えると微妙ではあります。長い間延びする下半分が紅葉してくれてるのはありがたいけど、やっぱ山頂部の岩峰群が紅葉してる今回の方が、紅葉の金城山という意味ではインパクトが強かったです。

遥か遠くに金城山の山頂と思われるところが
観音様は山頂まで続くのかと思ったら・・・
二合目にずらりと並んでいて、以降はナシ
放射霧はこれ以上生長しなかった

空模様はどんより曇り空

問題のお天気。登り始めてからしばらくの間はずっと曇り。曇りと言うよりか、太陽のあるところには雲がある…が正解か。実際のところ、西と北には青空が広がっていました。その青空が徐々に東に移動しているように見えます。紅葉は晴れてくれないことには、美しさが半減してしまいますからね~。

五合目 黙々と登る区間
六日町より北の街
六合目あたりから紅葉し始める

金城山は太陽の向きに恵まれません

そうこうしているうちに、晴れエリアが太陽のいるところまで広がります。ところが、このルートの特性といいますか、七合目くらいまでは東に向かって登り、その先で南東に向きを変えます。ということは、ずっと進行方向に太陽があります。金城山は後半ほど急峻になるので、大半の部分で太陽が隠れた状態。出てきたとしても逆光。太陽の向き的には恵まれないルートです。山頂部はともかく、道中としたては帰りに期待するところであります。

七合目あたりから感じの良いブナの林も出てきます。七合目付近ではまだ緑中心ですが、登るにつれて黄色く色付いてきました。ブナ以外の紅葉もまずまず。太陽の向き的にも帰りに期待だな。

七合目はブナの林 ちょっと紅葉には早い感じ
坂戸山がだいぶ低くなった
滝入コース分岐の前後は急坂がこれでもか!というほど続く
灌木が低くなると明るく開ける
登った尾根ではない 登った尾根は右の枠外
登るにつれてブナが色付いてくる
崩落地あたりのブナがよかった!
紅葉のトンネルをくぐりつつ

金城山山頂!岩峰に紅葉

後半は急坂続き。その急坂を最後登り切ったら金城山の西端のピーク。ここに金城山の山頂標識がありました。で、ここは山頂部にある岩峰の一部。1369mの金城山最高点に向けて険しい岩尾根が続いています。その岩の隙間や基部には色付いた木々がビッシリ。紅葉はやっぱり岩峰に似合いますよね。素晴らしい景観です。ただ、残念でならないのが、山頂に着く頃には再び雲に覆われるようになり、太陽が射さなくなってしまったこと。曇り空でこれだけキレイなんだから、日射があって青空だとどんだけキレイだっただろう…と。まあ、仕方ないですね。

金城山の一角に登り上げました
ここから岩尾根をたどります
金城山を通り越してそのまま稜線をたどると巻機山となります
岩峰と紅葉はよく合います
岩峰の基部あたりの紅葉が真っ盛りでした
避難小屋の手前に岩峰の全容を見れるところがありました

一応金城山最高点に行っておきましょう

岩峰では後でゆっくりするとして、とりあえず最高点に行っておこう。その前に避難小屋あり。その先が最高点ですが、何にもない。展望もなければ、標柱や看板もない。これは来る価値ナシ。…と前回も思ったことを、山頂に来てから思い出してしまった。

避難小屋 トイレあり
ここが金城山の最高点らしきところ 何もない

岩峰の上で大休止

戻って岩峰のロケーション抜群のところで大休止だな。お地蔵さんのいるフラットな岩場は先客あり。手前の斜めったところで落ち着きます。スペース的には斜めってて落ち着かないけど、岩峰の東端なので、眺めは一番いいのかなと思います。ただ、天気がなあ…。一向に晴れる気配ナシ…。ちょっと日が射してくれるとかしてくれないかなあ…。日が射せば紅葉が燃えます、きっと。

結構長い間いたけど、ずー-っとどんより曇り空。はじめは風もなく穏やかだったのが、だんだんと風が出始めます。気温は高めと思いますが、じっとしてたら風が吹くと寒い。粘ってもダメかな~。あきらめて下山開始です。

この景色を見ながら大休止とします
遠くの山並みは谷川連峰
こちらは六日町側
八海山神社とありました
巻機山までは踏み跡くらいはあるのか…?
この景色も見納め

下り始めは急坂続き

膝が芳しくないので、はじめの急坂はなかなか大変。やっぱ足場が悪いのがねえ…。ひねったり、不意な力が加わるとよろしくない。ブナがキレイなところも日射がなくて残念。曇ってる方が色味は濃くなるけど、やっぱ日が当たってキンキラキンになるほうが数倍キレイ。

帰りのブナ林
ガレ付近のブナが見頃でした

下半分はなかなか標高を下げずストレス

遥か下に見えていた坂戸山がぐいぐいと同じ高さになってくる。でも、それは中間くらいまで。そのあとは緩くなって距離との闘いになる。下ってて標高が下がってくれなくなるのはストレスです。最後、南に屈曲すると街や田圃が間近に見えるようになります。やっとおしまい。

金城山は登山口的には里山ですが、山頂部は険しくて里山と呼ぶには…。里山と中級山岳が混じった山って感じかな~。紅葉の時期にまた山頂部の岩峰を見てみたいとは思うが、そこに行くまでが長いからなあ…。なかなか大変。体力を維持しとかないとな~

最後は里を見ながら下っていきます

下山後の温泉とラーメン

明日は群馬の山なので、下山後は南下するところですが、六日町のラーメン屋に行くことにしたので北上。その前に通りがかりにある『金城の里』で汗を流します。今どき350円で温泉に入れるところは少なくなりました。そのあと下山後ラーメン。『麺屋 清水』というお店へ。上品な感じのお店で、ラーメンも今どきの上品なやつ。櫛で整えたような麺で、スープがキラキラ光る醤油系。お味の方は見た目通り、想像通りでした。

ラーメンを食べてから一転南下。ちんたらと沼田の近くの白沢の道の駅で車泊であります。

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