鹿俣山と玉原高原の紅葉 2022/10/23

そろそろブナの黄葉がいい感じかなと思い、昨年の冬に山スキーで訪れた鹿俣山を思い付きました。確かスキー場のブナが良かった記憶。調べてみると、まあまあな感じ。この週末の本命は昨日の金城山。どっちかと言うと今日はオマケみたいなもんなので、ブナの黄葉を散策できれば十分。

見どころとしては3つ。鹿俣山、玉原高原、玉原湿原。鹿俣山は雲が迫って来てて展望がイマイチでオマケみたいなもんでした。湿原は秋の季節は枯れた感じで寂しさだけが感じられます。今日で一番良かったのはブナ平。立派なブナが一面に。色付きもバッチリ!玉原高原のブナ林は関東随一だそうな。今日の行程は天気も含めて全体的にはイマイチでしたが、目的のブナがよかったので及第点とします。

  • 日程: 2022年10月23日(日)
  • 天気: くもり時々晴れ
  • メンバー: T世
  • 温泉: 望郷の湯 白沢道の駅併設(580円)
  • 食事: ラーメンあやど 沼田市R17沿い
  • 登山口情報: センターハウス駐車場は広いが満車になった
コースタイム
  • センターハウス(7:05)
  • 玉原高原森林キャンプ場(7:50~55)
  • 鹿俣山(8:55~9:10)
  • ブナ平(9:55)
  • 玉原湿原(10:25~35)
  • 登山口(10:45)
  • 二度目のブナ平(11:05~25)
  • センターハウス(11:45)

前日は金城山。白沢の道の駅まで移動して泊まります。玉原高原のセンターハウスをスタート&ゴールで周遊する計画。このあたり登山道だか遊歩道だかが縦横無尽にあり、どう回ろうか悩むところです。とりあえず山頂っぽい鹿俣山を最初に登っておいて、帰りにブナ平や玉原湿原を巡ることにしました。

金城山 紅葉ハイキング 2022/10/22
標高は1369mと高い山ではない金城山。しかし、登山口の標高が約200mなので、登山としてはかなりガッツリな感じになります。急坂も多いです。山頂部は奇岩乱立で山容は険しい。登るのに労力が要りますが、山頂の岩峰と紅葉の景色を見ると報われました!

センターハウスをスタート&ゴールにします

7時前にセンターハウスに着きますと、広い駐車場はまだガラガラ。センターハウスは廃れてるように見えたけど、実際のところはどうなのか…?一応トイレは使用できました(早朝は未確認)。ちなみに下山時には、この広い駐車場は軽く満車になってて、路駐の列ができていました。路駐でも問題なさそうではありましたが…。

センターハウスにあった案内板

センターハウスから森林キャンプ場までは横歩き

車止めの先も舗装路が続いていて、少し歩くとブナ平や森林キャンプ場への山道の入り口。初め頃はブナやラカエデやら、色んな木々が混じって生えてて、紅葉もまずまずで気持ちよく歩けます。そのうちゲレンデを横切り、森林キャンプ場へ。このキャンプ場はブナの美林の中にあって気持ちよさげでした。キャンプ場まではトラバース、というか横移動です。キャンプ場から事実上、鹿俣山に向けての登りとなります。

車止めを越えてしばらく歩くと
ブナ平、キャンプ場への入山口
ブナやカエデなどが混じった林をいきます
途中でスキー場を横切る
玉原高原森林キャンプ場

森林キャンプ場から鹿俣山へ

森林キャンプ場から一番東側の登山道を辿って鹿俣山へ。この道はメインルートではないのか、他の道に比べると細くて笹もかぶり気味でした。しばらく登るとゲレンデに出るんですが、そこから先は車が軽く通れるくらいの幅で笹が刈ってありました。メインルートはゲレンデの中?森はブナ中心で林床は笹。たまにカエデがあって赤く色付いていました。

キャンプ場から少しの間は踏み跡が薄い
再びスキー場に出ました
スキー場に出てからは道が広くなりました
鹿俣山に近づくにつれて紅葉は終わりを迎えている
天気があまりよくなくて武尊山は雲の中に

鹿俣山上部の紅葉は散り始めな状態

登るにつれて森の雰囲気は良くなりますが、上の方のブナの黄葉は落葉盛んな状態。カエデの葉っぱもだいぶ散ってしまっていました。登り上げたところに標識があったので、ここが山頂かと思ったら違った。ただの分岐で、山頂はあとひと登り。この登りで南の展望が開けたところがあったけど、鹿俣山上空の雲が邪魔して展望はイマイチ。

笹の緑とブナの黄葉
鹿俣山に近くなるにつれ雲が厚く、日が射さなくなってしまった
鹿俣山直下より赤城山 上空はどんより
鹿俣山から離れるほど晴れてるのがよくわかる

鹿俣山山頂です 残念ながら展望が乏しい

鹿俣山山頂です。山頂にはお二人様。朝、駐車場にいたお二人。どこから登ったんだろ?ちなみに、登山口から山頂までは誰とも会いませんでした。やっぱマイナールートを歩いてしまったんだろうか…。山頂では南の方だけ伐採されてて展望アリ。相変わらず上空には雲があって、せいぜい赤城山が見える程度。富士山が映ってる記録もいくつか見たんですけどね。今日はダメ。

山頂は灌木に囲まれているが、南の方面だけ伐採されていた
さらに雲が増殖してしまってます

鹿俣山山頂からブナ平へと下ります

鹿俣山山頂からブナ平に向けて下っていきます。前半はゲレンデ内を歩くことが多かった。ゲレンデ上部から見ると、中腹より下はずっと太陽が当たってるのがよくわかりました。とりあえず、目当てのブナ平は今のところ晴れてそうで安心。ここのスキー場はほんとブナのキレイなスキー場です。ブナを伐採して作ったスキー場とも言えるけど。まあ、また滑りに来てもいいなと思いました。

下山はブナ平方面へ

ブナ平はブナの美林が広がります

ブナ平まで下りてきました。ブナ平という地名なだけあって、ブナの美林が広がっています。ところが、何故だか太陽はいつの間にか厚い雲に隠れてしまいました。ガッカリです。太陽が当たらないと明るさはないのですが、ブナの黄色は濃く見えます。しっとりとした感じのブナ林です。玉原湿原への下り口までブナの台地が続きました。

この先もブナの美林は続くのかもしれないけど、ここから玉原湿原に下っていきます。『水源コース』って書いてあったっけか、谷間のルートです。もしかしたら、このルートもメインルートじゃないのかも…?整備状態はイマイチな感じでした。ここを後ろ足が車椅子?のワンコが登ってたけど、大変だっただろうなあ…。

ブナ平
ブナの美林とあったが本当にそう
太陽が射さないのは残念だが、そのぶん色味は濃くなってくれる
沢沿いのコースを下って玉原湿原へ

玉原湿原を4分の3周しておきます

下り着いたところが玉原湿原の入り口。向こうから見ると出口。右コースと左コースに分かれています。太陽は左側にあるので、右ルートを選択。その方が湿原が順光になるのかなと思って。秋の湿原に行くといつも感じるんですが、湿原は一部を除いて秋はダメ。景色が寂しいだけです。

玉原湿原入口
秋の湿原は寂しいだけだな
湿原は花の時期に限る
登山口近くに神社がありました

晴れてきたので本日二度目のブナ平へ

湿原を歩いているうちに、あたりはすっかり晴れてきました。T世さんは今ブナ平にいるようなので、せっかく晴れたことだしまたブナ平へ。ブナ平もよかったけど、ブナ平に登っていく道もよかった。ここまで曇りがちで残念な感じでしたが、最後のブナ平とブナ平への道が晴れてくれ、終わりよければ全てではないけど、まあまあヨシでした。

駐車場に着くと満車。鹿俣山はほとんど人がいなかったことを考えると、玉原湿原やブナ平のハイキングが目当てなのかなと思いました。

せっかく晴れていたので、もう一度ブナ平まで登ってみましょう!
やっぱ日が照るといいよなあ
ブナ平を少し歩いてみます
ネイチャーガイドみないな団体さんがたくさんいました
お決まりの図だな
センターハウスのゲートに戻って参りました

本日の下山後温泉とラーメンは

下山後は白沢道の駅併設の温泉『望郷の湯』で汗を流します。関東圏にあって580円はリーズナブル。今日は大丈夫でしたが、場所がよいので時間によっては混雑しそうな気が…。

下山後ラーメンは帰り道とは方向が違って、渋川方面に数キロ走った17号沿いにある『ラーメンあやど』へ。あらかじめ見ていた食べログの写真だと、ラーメンはもちろん、餃子やもつ煮も美味しそう。ラーメンの他に珍しく2品も頼んじゃいました。どれも美味しかったです。山が良くても下山後ラーメンが美味しくないとガッカリですが、今日は山よりラーメンの方が良かった感じかな~

これまでの鹿俣山の動画

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