虚空蔵山 2023/12/10

虚空蔵山に登ってきました。四賀の虚空蔵山です。虚空蔵山といっても全国津々浦々にあるようで、ヤマレコで検索すると29山ヒットしました。山行記録の数では29山の中で10番目です。多いのか少ないのか…。ちなみに、1位は奥武蔵にある虚空蔵山のようですが、知りません。山行記録の数はともかく、山頂からの展望という意味では、上位に食い込んでもおかしくないと思います。北アルプスは端から端まで見えますし、それ以外の方角も味のある景色が広がっています。とくに、四賀の盆地を見下ろす景色が心地よく感じられました。

  • 日程: 2023年12月10日(日)
  • 天気: 晴れ
  • メンバー: T世
  • 温泉: 松茸山荘 物見遊山手形利用
  • 食事: きまはち食堂
  • 登山口情報: 付近に微妙な駐車スペース点在 トイレはない
  • 登山口(7:55)
  • 虚空蔵山(8:55~9:35)
  • 登山口(10:05)

天気良さそうなので虚空蔵山へ行くことに

この土日は土曜が天気良さそうで、日曜日のことはあまり考えていませんでした。ところが、日曜も晴れるらしいので急きょ行き先を検討。前日に飯縄山に登ってるので軽いとこ…ということで、久しぶりの虚空蔵山に決めました。ま、飯綱山も軽いんですが。安近短ということで。

朝は起きるまで寝てのんびり。起きてすぐ出てもまだ早いので、なんやかんやしてから出発です。ある程度太陽が昇ってからでないとね。寒いし。四賀の街から善光寺街道を立峠に向けて登ります。岩井堂観音の登り口にある駐車スペースには先客と思われる車が1台。ここに停めてもいいんですが、もう少し上まで偵察に。すると入口はちょっと険しいけど、登山口のところに砂利の広場あり。ここに停めます。入口の路肩が広くなったところにも1台停まっていました。本日の先客は車2台分ってところでしょうか。

虚空蔵山への入り口 奥に駐車スペース
確かにたくさん松が枯れていました

下部はこのエリアらしい茸山

朽ちそうな橋を渡り、荒廃した林道を少し進みます。虚空蔵山の西と北面を絡めて登るので、しばらくの間は陽が射さない暗い中を登ります。このへんはアカマツ林になってまして、その時期に登ると怪しまれるので注意が必要です。『無断入山50万』の張り紙もあちらこちらに。はじめ頃は山裾の斜面を登ってるような感じだったのが、だんだんと尾根っぽい地形になってきました。尾根上に出ると日が当たるようになります。

車はもちろん無理だが人は大丈夫
茸山につき秋はセンシティブな山域
西側から登るのでなかなか日が射さない
やっと日が射してきた!
ちょろちょろと何か出てきます
重厚なベンチ
尾根っぽくなってきた

頂稜の西端にある岩峰は展望が素晴らしいです

だいぶ山頂が近付いたかな…って頃に岩峰があったので寄ってみました。そしたら、その岩峰からの眺めが絶景!前回の虚空蔵山は2008年の12月。今から15年前。15年も前なら記憶もないですわな。この岩峰に登ったかどうか覚えがありません。あとで調べたら登ってまして、ゆっくり休憩もしてました。山頂に行って居心地が良くなさそうなら、この岩峰まで戻って休憩することにします。

途中で岩峰があったので寄ってみた
岩峰に登ってみると絶景!
蝶ヶ岳から餓鬼岳にかけて
後立山連峰が全部見える
常念アップ!安曇野は少しだけしか見えない

虚空蔵山の山頂は虚空蔵山城跡で見晴らしヨシ!

岩峰からは細い尾根を辿ります。岩混じりのやせ尾根とかもあってロケーション良いです。緩くアップダウンを繰り返しつつ虚空蔵山の山頂です。山頂には虚空蔵山城址の立派な標柱あり。山頂の標柱じゃなくて、山城跡の標柱でした。2008年時の記録を見ると、木が生えてて展望が…とか書いてました。今は北アルプス方面の展望バッチリ!恐らく伐採したんでしょうね。とても心地よい山頂でした。

虚空蔵山は長野道を松本方面から長野方面に向かう際、立峠トンネルに入る手前に見える尖った山です。気にしてたら、この端正な山は何山なんだろう…?と思うはず。この尖った端正な山が虚空蔵山なのです。西側から見ると尖ってるんですが、南側の四賀の街から見ると台形の山です。尖った鉢山(海谷の)も横から見たら台形の山…みたいな感じです。例えがマニアックですが…。

実際のところ山城跡のあるピークは虚空蔵山の最高点ではありません。台形の頂稜を東に数分進むと最高点があります。最高点は目印も何もありませんでした。行く意味は全くもってございません。虚空蔵山の最高点に登頂という事実だけです。戻って居心地の良い山城跡で休憩です。今日は風もなく穏やか。ポカポカしてて気持ちいいです。ここで宴会したい気分でした。

岩混じりの尾根を進みます
低い山ですが高度感あります
山頂直下で四賀の街から登るルートが合流
山頂は山城跡でスッキリしています
後立山
虚空蔵山の最高点に行ってみるが何もない
山頂付近の松枯れも深刻です
聖山と筑北の盆地
ススキと1本木がいい感じ

下山

さて、下るとしましょう。最初のうちは岩混じりの尾根を北アルプス見ながら歩けます。実際、ここは気分よく歩けました。そこを過ぎるとあとは下るだけ。下りというのは面倒臭いものですが、短いので面倒臭くなる前に下り着きました。標高差300mですからね。まさに里山ハイキングでした。

帰りの岩尾根
松も雰囲気悪くないです

本日の下山後温泉とラーメン

下山後は松茸山荘で温泉。物味湯産手形利用です。デジタル版になった時に立て続けに3冊買ったやつの期限があと1ヶ月ほど。1冊はコンプリート、2冊目はあと1つ、3冊目はあと4つとなりました。全部は無理かなと思うけど、まあまあ十分元は取れるだけは通ったかな。

そして、本日の下山後ラーメンは豊科グルメ街道の一角にあるきまはちへ。ウリはトンコツ系ですが、年寄りには醤油ラーメンが無難で美味しいです。結構人気店ですが、昼頃でも混んでなくてラッキーでした。

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