白馬乗鞍岳 山スキー 2023/12/28

2023-24年山スキーシーズンインは手堅く白馬乗鞍岳へ。晴れ予報に誘われて山に行きましたが、予報よりも良いくらいに天気がよく、山登り的には100点満点。しかし、雪はかなり劣化が進んでて、とくにテレマークは受難の雪質でした。雪質七変化でした。滑りはかなり大変でしたけど、天気に恵まれたので大満足です。とりあえず無事にスタートは切れたけど、この先しばらく降りそうもないのが悩みの種であります。

  • 日程: 2023年12月28日(木)
  • 天気: 晴れ
  • メンバー: T世
  • 温泉: 
  • 食事: 
  • 登山口情報: 栂池ゴンドラ 1870円/片道
  • 栂池ゴンドラ上(8:55)
  • 成城大小屋(9:55)
  • 天狗原(11:20)
  • 白馬乗鞍岳(12:20~40)
  • 栂池スキー場(13:10)

珍しく年内の山スキーシーズンインとなりました

さてさて、1日フライイングしての年末年始休みに突入。休みに入って数日は、ありがたいことに晴れ予報続き。1日は山、1日はゲレンデ、ハイキングも…どうしよう。しばらく晴れ予報ということは、雪はどんどん劣化する。ならば、早めに山スキーに行っておくのが得策でしょうか。そーゆーわけで、お休み初日に山スキーへ。今年の雪の少なさからして、行先ははくのりしかないよなー。

とくに何か意図があるわけではないのですが、年内に山スキーに行くことはあまりありません。九州にハイキング遠征したり、実家に帰省したりすることが多いです。あとは、まだ山にしっかり雪が積もっていない…というのも大きいです。だいたい年明けの成人の日3連休あたりから本格シーズンインというのが例年の流れです。今年の場合は年始に帰省するけど年末はヒマ。さらに、年末年始は積雪の上積みが期待できません。そんなわけで、このタイミングで一発行っておこうかという気になったのでした。

28日ということで休みに入ってる人はまだ半分くらい?栂池スキー場の混み具合はどうかと思いつつ向かいます。道中の車は控えめ、スキー場に近付いても盛況とは言えない雰囲気。栂池に着くとガラガラの駐車場。ゴンドラんとこの駐車場は1000円かかるので、中間駅のとこまで上がります。こちらもまだガラガラでした。

愚痴りたくもなるこのご時世

準備して滑ってゴンドラへ。ゴンドラの行列も控えめで助かりました。ゴンドラ片道は1870円になってました。値上げラッシュのご時世なので受け入れるしかないですね。でも、このゴンドラの標高差を考えると、まだ良心的なのではと思います。乗鞍も着実に上がってて、300円時代が長かったけど、とうとう今年は倍の600円に。3つ乗ったら栂池ゴンドラですからね。最近はリフト1つ分は歩くけど。さらに、黒姫スキー場なんて一回券1100円ですからね。3つ乗ったら3300円。山スキーを始めた当時は300円だったのに。600円になった時点で黒姫には一度も行ってません。もう山スキーを排除してるとしか思えませんよね。仕方のないことではありますが…。愚痴はここらへんで置いといて…

栂の森ゲレンデの下から今シーズン初歩き

天気がよろしく気持ちの良い林道歩き

ゴンドラ降りて登る準備します。ゴンドラの行列が控えめだったぶん、山に行く人も少なそうです。いつも栂の森ゲレンデの下から登るんですが、林道の取り付きには大勢の人が山の準備してるのが常。しかし、今日は数名のみ。林道の人口密度も低かったです。

今日は林道歩きが気持ちよかった!雲一つない澄んだ青空にブナやカンバに霧氷まで着いててくれて…。路肩の笹がまだ雪不足を物語ってましたが。白馬三山やハクノリの眺めもバッチリ。

実はこの林道入口からの構図が一番絵になったり?
無風快晴に霧氷のおまけ付で林道歩きも気分が良い!
白馬三山や小蓮華山

成城大小屋から先の雪不足感は否めません

成城大小屋で林道を離れます。針葉樹がモジャモジャです。まあまだ年内ですから。でも、自分が思っていたよりも多かった印象です。右下の沢はまだ穴だらけです。これから埋まっていくんでしょうけど、当面大きな寒波は来そうもないからなあ…。それでも栂池は仕上がっていくでしょうが、低い山が解禁になる日はいつのことになるのやら~

成城大小屋の上あたりはモジャモジャ 谷もまだ埋まってない

天狗原あたりの雪もまだ…

天狗原に上がっても白さが足りません。髭の剃り残しのような針葉樹が雪から出てます。登ったり滑ったりする上で邪魔になるものではないですが、やっぱビジュアル的に良くないですよね。やっぱ天狗原は雪原であってくれないと。そして、ハクノリ大斜面の基部には灌木が目立ちます。さすがにこの先ハクノリ大斜面は真っ白です。真っ白でも実際は雪少ないと思うんですが。

天狗原もまだ髭の剃り残しあり
白馬の街
ハクノリ大斜面の下もまだ埋まってない灌木が多い
大斜面に取り付くと雪はしっかりあるように見える
天狗原の台地と頚城の山々、戸隠の山々

今日は穏やかな気候だったので山頂のケルンまで

今日は珍しく穏やか。風がほとんどありません。天気の方も安定して晴れてます。はくのりに登る頃にガスってくるパターンが多いですけど、今日は今のところ大丈夫。大斜面登り切ったところで登るのやめることが多いけど、今日は穏やかなので山頂のケルンまでちゃんと登っておきました。ケルンまでくると船越の頭や雪倉&朝日を見ることができてお得です。

まだ岩が埋まってない
今日はほぼ風がないが、たまにつむじ風がやってきた
白馬乗鞍岳の山頂ケルン
船越の頭は曲線美がなんか良い
雪倉岳や朝日岳
山頂部のハイマツや岩は厳冬期でも出てる
シュカブラもいつものこと

シーズン初滑りは受難の滑りとなりました

さて、お楽しみとは言えない滑りです。楽しみより不安の方が大きかったり。登ってる時点で雪が良くないのは確実でしたんで。大斜面までは斜めに滑るので消化試合。大斜面の滑り出しは風にたたかれた雪が堅く締まって圧雪斜面みたいでした。ほんとに圧雪ならいいんですけどね~。雪面の抵抗がすごかったです。中間から下は柔らかくなってくるけど、その代わりモナカが混じるように。雪質が一定じゃないのが難しかったです。前転してGoProの取り付け金具が壊れてしまうし。踏んだり蹴ったりです。

天狗原の祠の一段下の緩斜面が実は大好きだったりします。ほどよい斜度ですんで。まさにテレマーク向け。一番気持ちよく滑れる斜度です。でも、まだ埋まってない樹林が多かったり、雪質もモサモサだったりでダメ。ま、期待もしてませんでしたけどね。

そして、最後の難関、天狗原の大斜面。ここもやはり昨日のうちに日を浴びて重くなってました。気の抜けない滑りが続きます。ターンするのが精一杯って感じでしたかね。中間まで滑ったところで、下から人が登ってきてました。しばらく様子見。斜面のど真ん中を登ってくるので滑れない。どっちかに寄ってくれたら、逆側を滑ろうかと思ってたけど、そんな気配はない。仕方ないので、小尾根1本分トラバースして滑りました。滑ったというより、ただ降りただけって感じでしたが。多分さっきのとこの方がマシ…。

斜面の底まで下りると、あとは完全下山モード。谷が開いてるので登りルートに近いところを下ります。密林なのでなかなかにテクニカル。悪雪続きで脚はパンパン。林道に下り着いてホッとしました。林道はよく滑ってくれて助かりました。ゲレンデに出て無事下山であります。ゲレンデを下まで滑るのが、毎度のことながら地獄。小刻みに休憩しながら下りました。何はともあれ、無事にシーズンインできたことに感謝であります。この先の方が心配ではありますが…。

手持ちのガイド本を紹介します

山スキーを始めた頃は情報源といえば山雑誌の記事とガイド本のみ。今のご時世はネットに情報が腐るほどあって、情報を集めるというより選別するという感じ。ネットのレポは個人差大きく主観が入ってて難しいところがありますね。その点ガイド本はレベル的に安定してます。行き先はガイド本で探して、足りない情報をネットで補う…が理想的なのかなと思ってます。

山スキールート212

『212』というだけあって盛りだくさんの内容。定番ルートからマニアックなルートまで品揃え豊富です。値段が2980円と高いけど、内容からすれば安いくらいかも。コレ1冊持ってればOK!って感じですかね。地形図にラインが入ってるので、概念図から地形図に変換する作業も不要です。ちょっと至れり尽くせり過ぎじゃないって感じ。

山スキー百山

隣の山スキールート212とボリュームも見た目も似てますが、こちらは山スキーアルピニズム研究会の著。ちなみに、こっちの方が早くに世に出てます。中身はだいぶ違ってて、かなりマニアック。一般人には行けないルートも多いです。『百名山』ではなく『百山』ってことです。

山スキー百山2

山スキー百山の第2弾です。山スキーアピニズム研究会の著、記録集をよりガイド本化したような感じか。見やすい地形図に落とし込まれており、利用価値が高いです。ただ、レベルの高い人が多いので、自分の力量と合致してるか見極めるのも重要。


東北の山スキー特選ガイド

特選ガイドというだけあって、東北の主なところが網羅されています。オールカラーで解説が丁寧です。東北に住んでる人や、東北への出没頻度が高い人は必携のガイド本かなと思います。

東北山スキー100コース―滑走記とデータ

東北の山スキー本というと、以前はこれでした。しかし、如何せん時代遅れ感が否めなくなってきました。地形は変わらなくても、流行、アプローチ、植生、雪の量などは変わっていきますから。

ハイグレード山スキー―最新ルート集

月刊誌『岳人』では初冬に山スキーの特集が組まれていました。その特集の数年分を集めて一冊のガイド本になったのがこの本。2007年発刊ですが、しばらくは大変お世話になった一冊です。


日本バックカントリー・オール 50エリア170ルート (パウダーガイド12)

ここまで紹介したガイド本はどちらかというと登山系の出版社のもの。この本はパウダーガイドなので、基本的に滑り系の人向け。本の名も『バックカントリー』ですからね。GPSデータも付いてたり。

リフトで登る日帰り山スキー特選ガイド

『リフトで登る』に特化したガイド本。しかも日帰り。2004年発刊。当時は概念図が当たり前だったけど、この本は地形図にルートが引いてあります。かなり大雑把だけど。

山スキールート図集1’〈01~’02〉

2昔前の山スキーのバイブル本。この本も古いので時代遅れ感はありますが、シーズン初めにひと通り目を通すのも良いのかなと。概念図+点線&波線の懐かしい表記です。


山スキールートガイド105

ガイド本というよりも、著者である酒井さんの記録集的な本。エリアは北陸中心で掲載ルートも特殊です。山スキーを始めて最初に買うガイド本でないことだけは確か。ルート図も概念図にラインが引かれた昔ながらの手法です。概念図から地形図に落とし込む作業が必要です。上級者向けの本だと思います。

コメント