雨中ゲレンデ ウロコ板ツアー 2023/1/14

この週末は企画もの。Twitter絡みでスキー&宴会であります。しかし!この週末に限って天気が…。天気が悪いだけでなく、1月中旬と思えない暖かさ。八方ふさがりかと思われましたが、土曜の雨はなんとか回避できそうな雰囲気に。ただ、どこに行っても雪は悪いと思われる。ならば、ハズレても諦めのつきやすいところということで、雨中ゲレンデと相成りました。

予想通りに1月とは思えない腐れ雪。七転八倒、七転び八起きな状態(自分だけ)でしたが、そこはテレマーク。転んでも楽しいテレマーク。まともに滑れなくても楽しめるテレマーク。曲芸滑りも交えながらの楽しいひと時でございました。

guriguraさんのYouTube
  • 日程: 2023年1月14日(土)
  • 天気: ほぼくもり 数滴雨も
  • メンバー: Sば、taro、k-take、kよ
  • 温泉: ぽかぽかランド美麻 物味湯産手形デジタル版利用
  • 食事: いこい(栂池スキー場)
  • 登山口情報: コルチナスキー場

コルチナinのお手軽バックカントリー

9時に小谷村役場に集結。しかし、下りてこれるほどの雪がないため、下山口を土倉、コルチナへの道の途中に変更です。ここに1台仕込んでおきます。で、コルチナへ。久しぶりのコルチナです。1回券(500円)1枚でスタート地点へ。ガイドツアーの人たちがたむろってました。

まずはアヤメ池へとひと滑り。気温は上がったけどザラメ化するほどでもなく、激重雪となって残っております。そんな雪ですので滑るのは大変。あちらこちらでワーワーギャーギャー絶叫がコダマしています。先が思いやられる反面、悪雪に楽しさも感じつつ、次の雨中ゲレンデへと期待。

久しぶりのコルチナ
5人全員ウロコ 4人がボレー
ウロコの威力
まずは手始めにアヤメ池へとひと滑り

スキー場跡地を辿り雨中ゲレンデへ

雨中ゲレンデへの導入路となる細めの尾根がまた大変。細目の尾根なんですが、雪が悪くなければノープロブレムな広さ。しかしながら、今日の雪はノープロブレムではないです。問題ありあり。まともに滑れません。ここはあんまり楽しさは感じなかったなあ…。

尾根を滑ってると、前方下方に裾広がりの広大な斜面が!ここが雨中ゲレンデと呼ばれる斜面。ずいぶん昔はコルチナのスキー場のコースだったところとのこと。閉鎖されて20年とか経ってるみたいですが、邪魔に感じる木や草はほとんどない。数年前に閉鎖になったヤナバなんてもう草ボーボーなのに。

雨中ゲレンデに向かいます
湿っぽい雲
細めの尾根を辿っていくと

雨中ゲレンデでウロコ三昧

この雨中ゲレンデの下に荷物をデポって、空身で登っては滑り、登っては滑り…を繰り返すこと6回?±1回。ハッキリ覚えてない。雪が悪いのにこんなに何度も登り返して滑るとは…。この斜度ならウロコで登れ、滑りは悪戦苦闘するのですが、この悪戦苦闘もテレマークの楽しみの一つ?でもあります。バランスを保つのが精一杯な中でテレマークターンをするという、この変な難しさが楽しかったです。

天気の方は曇りベース。途中で雨が数滴降ってきてヤバいかなと思ったけど、それ以上の降りになることはなく、条件良くない中で、最大限楽しめたんじゃないかと思われます。水平な林道を進んで仕込んだ車に行くんですが、ここでもウロコの威力発揮ですな。

広々とした雨中ゲレンデ
5,6本登って滑ってしました
雪は極悪
最後は水平な林道を進み
無事下山であります

下山後のランチと温泉

栂池の駐車場のすぐそばにある『いこい』という食堂でお昼です。このへんで食べるのは初めてかな~。まあ、こんな機会でもないとね。温泉は美麻まで進んでぽかぽかランド。2022年版の物味湯産手形から対象になってるのがありがたい。いつの間にか風呂もリニューアルされてたし。

本日のメインエベント

Kたけ氏での蔵宴会。お初の方が大半で完全アウェイ状態でしたけど、いつものように酔っぱらってくるとテンション高くなってくるのでした。なんだかんだと12時くらいまで飲んでました。翌日はハクノリスキー場から若栗でしたが、雪不足のため上のリフトが動かず…で解散となりました。

その後、Kたけ氏ん家で宴会と相成りました

手持ちのガイド本を紹介します

山スキーを始めた頃は情報源といえば山雑誌の記事とガイド本のみ。今のご時世はネットに情報が腐るほどあって、情報を集めるというより選別するという感じ。ネットのレポは個人差大きく主観が入ってて難しいところがありますね。その点ガイド本はレベル的に安定してます。行き先はガイド本で探して、足りない情報をネットで補う…が理想的なのかなと思ってます。

山スキールート212

『212』というだけあって盛りだくさんの内容。定番ルートからマニアックなルートまで品揃え豊富です。値段が2980円と高いけど、内容からすれば安いくらいかも。コレ1冊持ってればOK!って感じですかね。地形図にラインが入ってるので、概念図から地形図に変換する作業も不要です。ちょっと至れり尽くせり過ぎじゃないって感じ。

山スキー百山

隣の山スキールート212とボリュームも見た目も似てますが、こちらは山スキーアルピニズム研究会の著。ちなみに、こっちの方が早くに世に出てます。中身はだいぶ違ってて、かなりマニアック。一般人には行けないルートも多いです。『百名山』ではなく『百山』ってことです。

山スキー百山2

山スキー百山の第2弾です。山スキーアピニズム研究会の著、記録集をよりガイド本化したような感じか。見やすい地形図に落とし込まれており、利用価値が高いです。ただ、レベルの高い人が多いので、自分の力量と合致してるか見極めるのも重要。


東北の山スキー特選ガイド

特選ガイドというだけあって、東北の主なところが網羅されています。オールカラーで解説が丁寧です。東北に住んでる人や、東北への出没頻度が高い人は必携のガイド本かなと思います。

東北山スキー100コース―滑走記とデータ

東北の山スキー本というと、以前はこれでした。しかし、如何せん時代遅れ感が否めなくなってきました。地形は変わらなくても、流行、アプローチ、植生、雪の量などは変わっていきますから。

ハイグレード山スキー―最新ルート集

月刊誌『岳人』では初冬に山スキーの特集が組まれていました。その特集の数年分を集めて一冊のガイド本になったのがこの本。2007年発刊ですが、しばらくは大変お世話になった一冊です。


日本バックカントリー・オール 50エリア170ルート (パウダーガイド12)

ここまで紹介したガイド本はどちらかというと登山系の出版社のもの。この本はパウダーガイドなので、基本的に滑り系の人向け。本の名も『バックカントリー』ですからね。GPSデータも付いてたり。

リフトで登る日帰り山スキー特選ガイド

『リフトで登る』に特化したガイド本。しかも日帰り。2004年発刊。当時は概念図が当たり前だったけど、この本は地形図にルートが引いてあります。かなり大雑把だけど。

山スキールート図集1’〈01~’02〉

2昔前の山スキーのバイブル本。この本も古いので時代遅れ感はありますが、シーズン初めにひと通り目を通すのも良いのかなと。概念図+点線&波線の懐かしい表記です。


山スキールートガイド105

ガイド本というよりも、著者である酒井さんの記録集的な本。エリアは北陸中心で掲載ルートも特殊です。山スキーを始めて最初に買うガイド本でないことだけは確か。ルート図も概念図にラインが引かれた昔ながらの手法です。概念図から地形図に落とし込む作業が必要です。上級者向けの本だと思います。

コメント