烏帽子岳(中ア) 2022/11/12

中央アルプス前衛の烏帽子岳に登ってきました。前衛といっても2195mもあります。里山って感じではないですね。前回は2010年に登ってるので、12年ぶりの烏帽子岳となります。山頂からの展望以外はほとんど記憶にないという…。こういう時にホームページ作ってよかったと思うのでした…。記憶がないのもある程度は納得…山頂以外はほぼ見どころナシですな。

  • 日程: 2022年11月12日(土)
  • 天気: 晴れ
  • メンバー: T世
  • 温泉: 信州まつかわ温泉 清流苑(500円) 物味湯産手形デジタル版利用
  • 食事: ラーメンやひこ(飯田市上郷)
  • 登山口情報: 登山口付近に20台くらいは置ける駐車場 仮設トイレあり
コースタイム
  • 鳩打峠登山口(8:25)
  • 小八郎岳(9:10~20)
  • 飯島ルート分岐(10:30)
  • 烏帽子岳(11:40~12:25)
  • 飯島ルート分岐(13:10)
  • 小八郎岳(14:00~05)
  • 鳩打峠登山口(14:25)

温泉とラーメンを決めてから山を選びました

紅葉は市街地まで下りてきて、早めに色付く種類はもう既に散り始め。山の紅葉はほぼオシマイ。晩秋から初冬といったところでしょうか。今年の紅葉はイマイチだったかな~と振り返るのでした。北アルプスに雪が降れば、蝶ヶ岳や燕岳、爺ヶ岳あたりでプチ雪山が候補になります。しかし、ここんとこ晴れて暖かい日が続いてるので、せっかく降った雪は融けちゃいました。そんなわけで、とくに登りたい山があるわけでもなく、どこに行こうかな~と考えるのでした。

烏帽子岳に決めたのは、物味湯産手形デジタル版の残り具合いによるところが大きい。北アルプス界隈は終わってるので、それ以外の地域。松川町の清流宛に行こうかな…と。さらには、下山後ラーメンを飯田のトップ3のうちの1つを狙います。登る山を決める動機が不純ではありますが、温泉とラーメンが先に決まってからの烏帽子岳決定と相成りました!

鳩打峠から登ります

あまり気合いが入ってないので朝もゆっくり。起きるの遅い上にウダウダして、登山口であります鳩打峠に着いたのは8時過ぎ。登りのコースタイムは4時間なので、ちょっと遅かったかなとも思ったり。まあでも、暗くなる前に下りてこれればいいか…。明日は天気悪いし。鳩打峠には先客の車が7,8台。ナンバーは県内と中京圏。中央アルプスは中京圏比率高いです。

鳩打峠の駐車場 仮設トイレあり

鳩打峠から小八郎岳へ

天気はスカッ晴れ!ゆっくり下り坂で気温も高めなので、空は若干しら~っとしてます。登山口付近の紅葉はほぼオシマイ。それでもまだ少し葉っぱが残ってて、紅葉の名残を楽しみながら登りました。小八郎岳までの間、『小一郎』『小二郎』『小三郎』……『小八郎』のキャラクターが置かれています。赤ちゃん、幼児、子供…と成長していき、次はどうなるんだろうか…?と楽しみながら登れました。

登山口 看板乱立
紅葉はほぼ散ってますが残り物を楽しみます
いつの間にかこんなのが設置されていた

小八郎岳は伊那谷と南アルプスの展望がすこぶる良好!

45分ほどで南アルプスの展望がすこぶる良好な小八郎岳へ。当たり前ですが中央アルプスからは南アルプスがよく見えます。その中でも小八郎岳からの眺めは、一二を争うんじゃないかな~。なんでだかわかりませんが、高度感とか距離とか位置とか絶妙なのかなあ?今日はちょっとしら~っとしてて微妙ですけど…。そのぶん、雲海やモヤのような雲の帯があって、これはこれで面白い景色だったかな~

小八郎山
仙丈ケ岳から赤石岳まで見えてるのかな?モヤが牧歌的でよい
左の方には八ヶ岳が見えてます
これから向かう烏帽子岳
小八郎岳の休憩所
南アルプスの南の方 真ん中の唇みたいなのが池口岳かなあ?
塩見岳から聖岳あたり
清流宛で温泉入ったのに、バッジもらうの忘れた

小八郎岳から烏帽子岳の間は見どころほとんどナシ

烏帽子岳に向かいます。標高差は700mちょっとなのに、コースタイムは3時間近く。前半は距離が長く、後半は勾配がきつくなって、アップダウンも少しありそう。そんなもんで時間がかかる設定なのかも。

前半の緩い部分は広葉樹とカラマツの林で明るく雰囲気よかったです。飯島ルート分岐あたりからはシラビソも森になり鬱蒼としてきます。あんまり大きくはないけどアップダウンもあったりで、なかなか山頂が近付かない感じ。途中には『烏帽子岳展望所』の看板があり、木立の隙間から烏帽子岳が見えました。これを『展望所』とするくらい、あとは何にも見えないってことです。あとは『セキナギ』というガレの縁を歩く場面があって、そこからは狭い範囲ですが展望がありました。他は見どころナシ。

小八郎岳からしばらくの間は広葉樹
その後、尾根の左が広葉樹、右がカラマツに
新しい物置あり 整備用の資材など入ってるのかも
烏帽子岳展望所 いかに前後に展望がないか…
タテナギ下部
タテナギ上部

烏帽子岩は開放的な岩稜登りが楽しめました

ウンザリするころに烏帽子岩。結構岩場が連続します。あれ~、こんな岩場登ったっけか…?と思いながら登ります。あとで調べてみたら登ってる写真がありました!大きな岩場なので後ろ側、つまり南アルプスと伊那谷側が開けてます。岩もそこそこ難し目で高度感もあって気持ちよかったです。この烏帽子岩を登り切ったら山頂!と思ったら違ってて、いったん下って次のピークが山頂でした。

登りはもちろん烏帽子岩コース
今まで見どころのない道だったのが、一気に快適岩稜に!
前も登ってると思うんですが、記憶が全くございません
これを登り切れば山頂!と思ったら違った
烏帽子岩からいったん下って次のピークが山頂でした

烏帽子岳山頂 中央アルプスが近い

烏帽子岳山頂に登ると、初めて中央アルプスの主稜線が望めます。烏帽子岩からも角度が悪いせいか見えませんでした。山頂には3名様。先客の車が何台もあるのに、烏帽子岳の山頂で初めて人に会いました。みなさん烏帽子岳より先に行ってるんでしょうね。念丈岳とか奥念丈岳とか、はたまた周回ルートとか。山頂にいる間に2名様が戻ってこられました。

烏帽子岳からの展望は、中央アルプスが近くて大迫力。伊那谷越しの南アルプスが大パノラマ。中央アルプスと言っても、角度のせいで仙崖嶺、南駒が少し、赤椰岳、空木が見えるだけ。宝剣岳などは縦に並んで隠れてて見えません。なので、パノラマって感じではないんですよね。どちらかといううと、山脈というより一つの山みたい。山頂は少しだけ風があったけど、ポカポカ陽気で暖かかったです。登りは半袖だったのですが、そんな格好で登れるのは今日が最後かな~

山頂には3人組がいらっしゃました
念丈岳へと続く尾根 あまりそそらない
烏帽子岳からは仙崖嶺や南駒、赤梛がバッチリ
南アルプスの南部
南アルプス深南部と飯田市
八ヶ岳と南アルプス北部
念丈岳まで2時間半かー
いいとこ立っとる

帰りも小八郎岳に立ち寄りました

下山開始です。わりと順調に登ってこれたので、時間的には余裕あり。ですが、小八郎岳までは長く感じました。見どころ少ないですからねぇ…。下山は小八郎岳を巻く道で楽することも考えましたが、せっかく晴れてるので、もう一度小八郎岳へ。太陽もだいぶ高くなって、南に移動しましたからね。クッキリになってるのを期待です。しかし、多少はクッキリしたものの、期待したほど澄んではくれませんでした。まあ、それでも景色としては一級品ですね~。東屋で宴会してる人たちがいました。ここは宴会最高だな!無事下山です。

帰りの小八郎岳
往きよりはクッキリしてきたかな
烏帽子岳、遠いな

下山後の温泉とラーメン

温泉は松川町の清流宛へ。もちろん物味湯産手形デジタル版利用です。10月の初めに買ったんですが、もう半分の6つ消化しました。温泉に入った後は片桐ダムに立ち寄り、そのあと下山後ラーメン。飯田まで少し戻ることにはなりますが、上郷の『ラーメンやひこ』へ。醤油オンリーのメニューです。美味しかったです!飯田は昔ながらのシンプルなラーメンが美味しい印象。そんなに行ってないけど…。

帰りに片桐ダムに立ち寄ってみました
本日の下山後温泉は飯田市上郷にある『ラーメンやひこ』
とても美味しいしょうゆ系のみ

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