焼岳は穂高連峰を真南から見ることのできる、展望すこぶる良好な山。真下には梓川が蛇行する上高地。箱庭のような展望です。穂高連峰をぐるりと囲むように、笠ヶ岳、双六岳、西鎌尾根、槍ヶ岳、蝶ヶ岳、霞沢岳。2時間ちょいで登れるお手軽さもいいですな。陽気は秋って感じでもないけど、澄んだ青空が広がりました。もう少し雲があってもいいのにな…と贅沢なことを思っちゃいます。
2泊3日テント泊の予定でしたが・・・
月曜日を休みにして3連休で双六方面に行く予定の週末。泊まり装備の準備を終えて、あとは行くだけ。で、当日起きたら腰が痛い…。テント装備を背負うのは厳しいな…ということで急きょ日帰りに。日帰りの定番であります焼岳になったのでありました。腰痛は日帰りならなんとかって感じだったので。
急きょ日帰りを考えるにあたり、常念山脈の山々は駐車場の問題があります。三股にしても一ノ沢にしても中房温泉にしても、朝出たんではまともに停められまへん。路駐できたとして、余分に何キロか歩くのもアホくさい。そんな時、なんとかなるのが扇沢。キャパがでかいですからね。しかし、8月の初めに爺ヶ岳に登ったばっか。となると、残るは唐松岳か焼岳。今日は焼岳にしとこ。翌日は唐松岳となりました。
中ノ湯登山口の駐車スペースは早くから満車に
5時過ぎに安曇野を出て、6時半前に安房峠の途中にある登山口へ。登山口近くの広いスペースはとっくに埋まってます。路駐の列がどんどんと延びてるところでした。少し離れるけど、路肩が広くなってるところに停めました。道幅狭いところにも結構停まってます。今は安房トンネルがあるにしても、稀に観光バス通るからなあ…。
停まってる車のナンバーをついつい見ちゃいますが、関東圏、中京圏、関西圏の車が大多数を占めてますな。あとは地元ナンバーが少々。間違っても自粛してろ派ではないのですが、緊急事態宣言出てるとは思えんな…が感想です。逆に山はOKと集まるんかなあ。
登山口から『広場』までは樹林帯で黙々と登る
だいたい中間あたりに『広場』という名の広場があります。広場までは樹林帯で展望がないので、黙々と登る区間。『広場』まで来ると広場があって、焼岳の山頂が望めるようになります。広場は絶好の休憩ポイントかというと、そんなこともないです。広くなってるだけで、ぬかるみがちで座るところがないです。
『広場』からは開けた斜面を登ります
『広場』からは展望が開けてきます。植生も変わりますね。日当たりも良くなるので花も多いです。8月も下旬になるので、秋の花がメイン。早いものは既に紅葉が始まってます。この夏道が通ってるボウル状の斜面は、スキーで有名な下堀沢の源頭斜面ってことになります。だんだんと噴煙を上げる北峰が近づいてくる感じがいいですねえ。
北峰と南峰のコルまで登ってきました 活火山を感じられます
北峰と南峰のコルに近づくにつれ、なんだか雲が増えてきました。今日は午後から下り坂と思ってましたが、山は早くも雲が出だしたのか…?コルに登ると雲の切れ間に薄っすらと火口湖が。タイミング悪いなあ…。せめて山頂では少しでいいので晴れて欲しい。…と思ってたら、みるみる雲がなくなっていきました。通り雨ならぬ通り雲でした。
焼岳山頂!まったり1時間ちょい過ごしました
おかげで焼岳山頂では素晴らしい展望を頂くことができました。冒頭にも書きましたが、焼岳は穂高連峰を真南から見ることのできる山。岳沢パックリです。乗鞍からも角度は似てるけど、距離は断然焼岳の方が近いので迫力あります。
今日も下界は真夏の暑さ。焼岳も夏の陽気です。風があるけど寒くない。今日もタイムラプスにトライしますが、西穂山荘あたりにかかっていた雲がなくなってしまいます。快晴のタイムラプスは全くもっておもしろくないです。まあ、快適な山頂で1時間以上のんびりできたのでヨシとしましょう!
名残惜しいが下山です
名残惜しいが下山です。朝はわりと涼しいなと思いながら登ってましたが、お昼に近くなるとさすがに暑いです。広場まではもろ陽射しを受けますから。広場からは樹林帯になるので、太陽は避けれれて涼しくなります。街は暑いだろうなあ…。双六で2泊して猛暑をやり過ごそうと思ってたんですけどね~。
本日の下山後温泉とラーメン
下山後温泉は昨年版から物味湯産手形に追加された、松本市梓川にある梓水苑へ。あんまりパッとしない温泉ですが、手形入浴できますんでね。貴重な松本市のカードです。下山後ラーメンは安曇野市まで戻って、久しぶりのひさりな食堂。基本に立ち返って、あっさり中華そば系で攻めました。ここはだいたいのものが美味しいですね。
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