鈴鹿山脈の藤原岳に登ってきました。鈴鹿は岩とか沢では何度か行ったけど、山登りとして登るのは初めてとなります。今日は藤原岳で明日は御在所岳の予定。山のチョイスは単に三百名山と二百名山だから。それなりに良いだろうと。山頂付近に出るまでは黙々と登るだけだけど、山頂一帯は開けた石灰岩台地になってて、ロケーションはすこぶる良好でした。天気も良くて満足です。
運よく大貝戸登山口の駐車場に停めることができました
鈴鹿というと微妙な距離ですが、山が長くないので朝発にしました。駐車場は心配ではありますが、登山口の駐車場に停められなくても近隣にあるみたい。有料だけど最悪そこで。朝出るとなんだかんだ車が多いので、思ってたより時間がかかった。
9時過ぎに登山口。登山口手前から歩いてる人が多かったので、登山口の駐車場は無理っぽい。ところが、ダメ元で行ってみますと奇跡的に1台分の空きが!既に9時過ぎなので、ちょうど下山した人がいたのかな?タイミングがよかった。
藤原山荘まではおおむね見どころはナシ 黙々と登る
大貝戸登山口の駐車場は25台分のスペースあり。立派なトイレと休憩所がありました。天気は快晴!朝は冷え込んだけど、この時間になると暑いくらい。途中から半袖になりました。下の方は暗い森でひたすら登るのみ。4合目でパッと明るくなります。紅葉する木に変わりました。ちょっとの間は気持ちよく歩けました。
紅葉して明るかったのは少しだけ。そのあとは杉林に変わってしまってげんなり…。八合目までは黙々と登る区間となりました。八合目くらいからまた雰囲気が変化。だんだんと木の高さが低くなって、同時に明るめな森となりました。
藤原山荘からはロケーション抜群の石灰岩の頂上台地
藤原山荘まで登ると、ガラリと雰囲気が変わります。ここまでは、ほぼ何の見どころもない登りだったのが、素晴らしいロケーションに。白い石灰岩が点々としてて、そこにツツジやカエデなどの灌木がポツリポツリと。藤原岳にしてよかったと思える瞬間でした。
こりゃあ周辺も散策しないとな。とりあえずは藤原岳山頂を目指します。緩く下って山頂へと緩やかに登っていきます。歩いててとても気持ちよかったですね。写真も撮りまくり。
藤原岳山頂です
山頂ではたくさんの人が休んでいました。石灰岩の石が点々としてるので、座る場所には事欠かない感じ。山頂は風が少しあったので、風下の東側で落ち着きます。
展望の方ですが、まず形で恵那山が特定できました。そこから辿っていって御嶽山、乗鞍、槍&穂高と判明していき、やっぱり少し離れた白いのが白山だった。その手前の台形は伊吹山だな。これもわかりやすい。同じ鈴鹿山脈はよくわからんなあ~。北の大きいのが御池岳。南にも長く連なってるけど、ちょっと遠目の高いのが明日登る御在所岳かな。ちゃんと特定はできないな。
天狗岩に行ってみましょう!
次に目指すは天狗岩。藤原岳からも片側切れ落ちた天狗岩は目立っていました。藤原山荘から天狗岩の間もロケーション良好です。石灰岩の点在具合いはこっち側の方がよかったかも。石灰岩の台地からは霊仙山も見えました。いったん下ってカエデ系の森に突入。登り切ったところが天狗岩。
天狗岩 西半分の展望
天狗岩の看板があるところよりも、西側に進んだ崖の縁が展望よかったです。さっき登った藤原岳の山頂は天狗岩から見ると鋭く尖っています。ここ天狗岩が藤原岳の最高峰のようです。まあ確かに少し低いけど、藤原岳の方が見た目の山としては立派かな~。展望は木が生えてるぶん、見える範囲が狭い。西半分が見えてる程度。ギリギリ見えてる御池岳がさっきより大きくなりました。
藤原山荘に戻る時も素晴らしいロケーション
天狗岩より先も気になるけど、今日のところはここまでとします。藤原山荘に戻る時も景色よかったなあ。聞くところによると、藤原岳の頂上台地は昔はスキー場だったそうな。藤原山荘は営業小屋でたいそう賑わったそうな。リフトはないから歩いて登ってたそうな。確かにスキー向きの斜面で滑ると気持ちよさそう。問題は藤原山荘までだな。
名残惜しいが藤原山荘を後にします
名残惜しいが藤原山荘を後にします。また登りに来てもいいなと思える山でした。鈴鹿はほとんど登ってないから、他の山も登ってからになるかもですけど。大貝戸へは急な東向きの斜面。もうお昼はとっくに回ってるので、ほぼずっと日影でした。紅葉が良かったとこももう日影。残念。
下山後の温泉とラーメン
温泉は近くにある六石温泉あじさいの湯へ。600円と都会周辺にしては良心的なのかな~。あまり広くなかったけど、人も少なめだったのでよかった。
そして、本日の下山後ラーメンは四日市市の『麺屋そにどり』へ。人気店のようです。夕方の部が始まるのは18時。30分くらい前に着いたら一等賞でした。開店時でちょうど満席になる程度でした。なかなか濃厚な醤油系ラーメンでした。
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