入笠山と入笠湿原 2022/6/18

近くにこれといって行きたい山はなくて、遠くならあるけど遠出ってほどの天気予報ではない…もどかしい週末。そんな時に、金曜日の夕方NHKで『入笠山のスズランが見頃…』って言ってたので、行くことにしました。予報はくもり時々晴れ。入笠山にはちょうどいいかって感じだったけど、蓋を開けてみれば終日濃い目の薄曇りで青空ナシ。パッとしない天気ではありましたが、半分観光気分のハイキングを楽しんでこれました。

  • 日程: 2022年6月18日(土)
  • 天気: 濃い目の薄曇り
  • メンバー: T世
  • 温泉: 
  • 食事: ハルピン味噌ラーメン 雷蔵
  • 登山口情報: 登山口はすぐ満車になるけど回転も速い
コースタイム
  • 沢入登山口(7:55)
  • 入笠湿原(8:40)
  • 入笠すずらん山野草公園(ゴンドラ山頂付近)(9:10~10:10)
  • 山彦荘(10:30~50)
  • 入笠山(11:30~12:00)
  • 山彦荘(12:25)
  • 沢入登山口(13:00)

沢入登山口の駐車場から登ることに

入笠湿原は2度目。前回は6月のはじめで、7時着くらいで駐車場は余裕のよっちゃん。同じような感覚で向かうと、7時過ぎで沢入登山口の駐車場は既に満車で、あふれた車を係員の方が苦労して処理してました。スズランの時期が旬なのか、そうでないかで随分と違ってました。まあ考えたらそうだわなあ。上まで車で行って、ほぼ観光気分なつもりが、沢入からのがっつりハイキングになりました。

沢入登山口にあった案内板
朝早くから満車になったと思われます

入笠湿原まで悪くないけど単調な道

沢入登山口から入笠湿原までは、エアリアのタイムで約1時間。明るいカラマツ林の中の手入れされた道を進みます。悪くはないんですが、単調なので途中から飽きてきました。車が多いわりに人にはあまり会わず…。ほとんどの人はもっと早く出てるのかなと思ったり。

入笠湿原までは悪くないけど単調な道が続く

入笠湿原 スズラン群生地は見頃ってことかな

鹿除けネットの扉から入笠湿原へ。すり鉢状になってて、木道が縦横めぐっています。湿原に木道は絵になりますよね~。ただ、今日はどうも天気が今ひとつ、二つ。分厚い薄曇が空を覆っています。ギリギリ太陽が透けて見える程度なので、湿原に陽射しはないです。もちろん青空もナシ。せっかくのいい感じの湿原なんですけどね…。

スキー場の方に木道を登っていくところが、日本スズランの群生地。たくさん咲いてはいるんですけど、葉っぱの下に白くて小さい花がぶら下がってて、花は目立ちません。景色としてはただの草。草原が広がってるって感じでした。チングルマやハクサンイチゲの群落だと、景色自体が白くなるけど、スズランではそうならないと知りました~

入笠湿原の入口は鹿対策の扉
スズランの咲く斜面
湿原には木道が縦横に走ってます
これよりスズラン地帯
咲いてはいるけど花は目立たない
スズランの斜面を上から

ゴンドラ山頂駅付近の山野草公園を散策

富士見パノラマスキー場のゴンドラ山頂駅へ。もう動き出してて、ハイカーの人やらマウンテンバイクの人やらがどんどんと登ってきます。ここからは八ヶ岳の展望がすこぶる良好なのですが、今日は残念ながらこんなお天気でありまして、薄っすら霞んだ八ヶ岳が見える程度。全然見えないよりはいいんですが、写真を撮ろうという気はおきない眺めですな。

山頂駅からの斜面にはドイツ製のスズランがたくさんあります。咲く時期が少し違うのか、旬はとっくに過ぎてて終わりかけ。生きの良いのは残ってなくて、どれも茶色くなってしまってました。スズランとしてはドイツ製の方が白い花が目立つ気がしました。草の部分が少なくて花が目立ってます。

一帯は山野草公園になってて、ひと通り歩いておきます。一番端っこにイチヨウランの群生がありました。『希少種』の看板に惹かれてか、イチヨウランの群生地は結構な賑わいでした。花の種類はまずまずあって、写真撮ったりして楽しかったです。

富士見パノラマのゴンドラ山頂駅より
再び入笠湿原へ
少しずつ人が増えてきた
花畑下にあるクリンソウ群落

『花畑』を楽しみつつ、道を間違えつつ入笠山へ

さて、入笠山に向かいます。順番としては先に登っといたほうが良かったのかなあ…。先に散策すると登るのダルイです。スズラン群生地を空いてるうちにと思って先に散策したけど、実際のところ帰りの花畑や湿原はすごい人だったので、その意味では正解だったのかもしれませんね。再び入笠湿原を少し絡めて山彦荘の前のベンチでひと休みです。

さてと、入笠山へ。途中『花畑』で花を楽しみながら登ります。ここは冬に来るとスキーが楽しい斜面です。前に来た時は雪が少なくて、杭とロープが少し露出していました。さっき歩いた入笠湿原のスズラン群生の斜面のとこも、気持ちよく滑れます。花の時期もまずまずな感じです。木を切り開いたからお花畑になったって感じのところです。

『花畑』と呼ばれるところ 冬はまずまずの斜面になる
『花畑』を上から

入笠山山頂は霞んでて展望イマイチ

『花畑』の遊歩道をそのまま登って行ったら、入笠山に直で登る道に合流できない…。気付いたところで戻ればよかった。その道は入笠山山頂の東側を大きく巻き、真反対から入笠山に登る格好に。巻いた分の道が丸々無駄になったってわけです。みなさんちゃんと直で登るルートに行ってるってことは、ちゃんと知ってるんだなあ。ま、調べが悪いのがワタクシのキャラですんで…

入笠山山頂は黒山の人だかり…というほどではないです。絶対数は多いけど、山頂が広くて居場所がたくさんあるので、密度的には密ではない。人数にしたら100人は軽~く超えてて、200人はいるかも?300人はいないかなって印象。時間的にもお昼時なので、みなさんランチを楽しんでおられました。

空の方は相も変わらず濃い目の薄曇り。さっきよりも若干雲が厚くなってきた気もします。八ヶ岳が薄っすらなのは変わらず。鋸岳と甲斐駒が縦並びになってるのが新鮮でした。こんな感じの天気だったら、山頂はパスして湿原で花めぐりだけでもいいかなって思いました。晴れたら展望バツグンなだけに、曇ってると来る価値が少なくなるという、そんな入笠山山頂かなと個人的に感じます。

入笠山山頂は黒山の人だかり 展望は薄っすら八ヶ岳が見える程度

あとはのんびりと下山です

あとは下るのみ。下りの花畑は登りの時に比べて密集具合いが倍増した感じ。これを見ると先に湿原歩いててよかったと思えます。恐らく入笠湿原の方はもっと密密なんじゃないでしょうか。入笠湿原の手前から沢入登山口の方に下る道に入るので、確認はできませんでしたが…。沢入登山口への道は数人いた程度で、静かなもんでした。

下山後のラーメンは茅野のハルピン味噌ラーメン雷蔵

下山後ラーメンはちょいと茅野市街に寄り道する格好で『ハルピン味噌ラーメン雷蔵』へ。ここはもう3回目かな~。茅野あたりではハルピンラーメンかここ雷蔵かって感じ。蔵人も有名みたいだけど、今ひとつ自分には合わないかなと。

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