八甲田山 酸ヶ湯から毛無岱 山スキー 2021/5/7

秋に八甲田の毛無岱を訪れた時、とても雰囲気のよいところだったので、雪が積もってる時期はどうかなと思って来ました。だいたいわかってはいましたが、ただの雪原でした。ポツポツ生えてるのが針葉樹だしな~。湿原は花の咲く夏、紅葉の秋の方が断然いいです!周辺にはこれといった斜面もなく、ほぼ横歩き状態。ちょっと不完全燃焼気味ではありますが、どんなところかわかったのでヨシとします!

  • 日程: 2021年5月7日(金)
  • 天気: 晴れ時々くもり
  • メンバー: T世
  • 温泉: 西豊田温泉 藤崎町
  • 食事: 亀の家 五所川原の蕎麦屋
  • 登山口情報: 酸ヶ湯の公共駐車場
コースタイム
  • 酸ヶ湯温泉(8:10)
  • 毛無岱下段(9:15)
  • 1340m付近(10:55~11:30)
  • 毛無岱下段(12:35)
  • 酸ヶ湯温泉(13:15)

入山口候補を何ヶ所か物色し酸ヶ湯から登ることに

八甲田スキー場の近くから登ると、標高差は大きくなるけど、縦に登って滑るラインなので効率は良さそう。しかし、下の方は雪が少ない。城ヶ倉ホテルのとこも微妙。酸ヶ湯は大丈夫そうだけど、トラバースが長くて効率は良くなさそう。でも、駐車場が安心できるのが決め手だったかな。酸ヶ湯から登ることにしました。

偵察ついでに睡蓮沼にも行ってみたけど、思ったよりは雪がありましたね。南八甲田方面はノープロブレムに見えました。硫黄岳方面はここからではなんともわかりません。

酸ヶ湯温泉の脇からスタート

酸ヶ湯温泉裏の急斜面に取り付きます

酸ヶ湯裏の急斜面、ここにはいつもシュプールが付いています。が、今年は雪が少ないので見当たらず。というか、ブッシュが目立ち始めてて滑れる面積が少ないです。シールだと大変そうに見えたので、最初から板背負って登ることにしました。実際に取り付いてみると思ったより幅があり、雪も柔らかかったのでシール可でした。後の祭り。

台地に乗っかると地形が複雑になります。ツアーコースの標識があり、足跡もわりとたくさん付いています。果たしてどこに向かう標識や足跡なのやら…。うちらが行こうとしてる毛無岱に向かうものではないことは確か。惑わされぬよう進もう。緩い登り下りを繰り返して、下毛無岱の基部に到着。帰りはメンドクサソウだ。

温泉裏の急斜面はシートラで登った シールでも登れた

毛無岱は想像通りではありましたが、ただの大雪原でした

下毛無岱へはわりとスンナリと上がれました。下毛無岱は広い雪原が広がっています。雪原の中に黒いアオモリトドマツが疎らに生えています。空も真っ青じゃないしなあ…。そんなに良い景観って感じじゃなかったです。やっぱ広葉樹がいいな!紅葉には少し早かったけど、秋はいい感じだったのになあ…。湿原は雪が積もるとただの雪原。尾瀬ヶ原でもそう感じたんでした。

展望はそこそこ開けます。大岳や井戸岳の西面は樹林帯で黒々してます。斜面の向き的なものもあるのか、南八甲田は雪付きがよろしい感じに見えます。西の方には岩木山。山頂部は真っ白ですね。中腹はわかりませんが…。上の方だけで楽しむとかできるんかなあ?

下毛無岱に出た
南八甲田も見えてきた
正面左の山にロープウェイの駅がある
おいわきやま

上毛無岱に出てからは目的地もとくになく彷徨う

下毛無岱と上毛無岱の間には段差があります。段差の急斜面はブッシュになっていて、ほとんど雪が付いてない。おしいところはあったけど、ちゃんと雪がつながってるところはなさそう。夏道の階段がありがたいです。階段がなかったら手段はヤブ突破のみ!

夏道の階段利用で上毛無岱へ。上毛無岱も下毛無岱と同様にただの雪原。この先どうしようか…。目的だった毛無岱が終わってしまった。見える範囲にはコレといった斜面や目標物はない。ここから見るに、田茂萢岳に白くて少し急そうな斜面が見えます。人が滑ってるのみ見えました。そんなことで、田茂萢岳へと向かいます。しかし、直前になって思っていたより大きくて深い谷が…出現。コレ越えるの面倒臭そう。ということで予定変更。田茂萢岳はやめました。

下毛無岱と上毛無岱は階段でつながってます
左から赤倉岳、井戸岳、大岳かな 西側は黒い
これは田茂萢岳
三角が櫛ヶ峰、左のが横岳
田茂萢岳の斜面 近づいてみるとねじれてる

大岳避難小屋の少し手前で本日の登りオシマイ

大岳避難小屋の方に適当に進んでいって、1340mくらいの丘のようなところまで登ってオシマイとします。これ以上頑張っても、今日は起死回生にはならんだろう…。ここからの滑り出しだけ緩いけど滑れる程度の斜面になっています。斜面が斜めっててアレでしたけど、雪はまあまあよかったので一瞬楽しむことができました。

周囲にはこれといった斜面はない
大岳避難小屋の少し手前まで登って終了

下りだけど緩いし登り返しあるしで捗らず

毛無岱は緩いのでターンしたら止まってしまう。ターンしなくても止まってしまうことも。これだけ広くて緩いと、もしガスガスになったらお手上げだわな。今日みたいに視界良好でもわからない。夏道の階段がわからない。GPS様様です。目印するにも赤布結ぶ木も少ないから、竹竿しか有効な手段はなさそう。

下毛無岱からの降り口もピンポイントだと特定しにくいけど、まあここは適当に下りていけばOKなので問題ナシ。というか何とかはなる。ここでT世さんはシール装着。ワタクシはウロコあり。高め高めに登っていって、シール外したあと楽に滑れるようします。あまり意味はなかったけど。

無雪期の方がいいな

酸ヶ湯温泉裏の斜面が本日一番のごちそうでした

ユルユルと下って行って、最後の酸ヶ湯温泉裏の急斜面。ここが今日一番滑った実感がありました。上の方はブッシュがジャマでしたが、下半分はテクニカルな感じで面白かった。今日は平日なので酸ヶ湯温泉も空いてますね。駐車場がガラガラ。こんな空いてる酸ヶ湯見るのは最近ではないな…。板やザックを下の駐車場に置いて、空身で車を取りに行って本日は終了です。

最後に酸ヶ湯温泉裏の斜面を滑っておしまい

本日の下山後ラーメンと温泉は

下山後ラーメンは弘前のを狙っていたが、売り切れ閉店…。このあと下北半島に行くのに、大回りになっただけだった。結構な無駄。仕方ないので五所川原のラーメン屋に行った。適当にラーメンで検索したけど、どうも本業は蕎麦屋のようでした。美味しかったですが。途中の藤崎町の老人福祉施設併設みたいな温泉で汗を流しました。明日の縫道石山に備え、横浜町の道の駅まで進んで車中泊です。


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