2020年お盆休み後半は蝶ヶ岳と常念岳へ。久しぶりに蝶ヶ岳でテント泊です。朝9時にはテン場に着き、蝶ヶ岳周辺をのんびりと散策。常念山脈は日帰りで登るのがほとんどなので、ほんとにゆっくりと景色を楽しむことができました。天気がよかったのが一番だな!
1日目
- 三股駐車場(5:00)
- 三股登山口(5:10~15)
- まめうち平(6:40~50)
- 蝶ヶ岳ヒュッテ(8:50)
- 妖精の池へ(10:20~12:15)
- 蝶槍へ(12:35~15:40)
2日目
- 蝶ヶ岳ヒュッテ(6:55)
- 蝶槍(7:30~35)
- 2512m(9:05~20)
- 常念岳(10:45~11:45)
- 前常念(12:20)
- 尾根下降点(13:30)
- 三股登山口(14:55)
- 三股駐車場(15:15)
1日目 8月14日 三股から蝶ヶ岳 妖精の池と蝶槍散策
近くて遠い山。朝起きて三股に向かったのでは、まともに駐車できるかわからない。とくに今年はコロナなので、なおさら読めない。不本意ではありますが、前夜のうちに入っておくことにします。近所なのに前夜車中泊という…。
前夜9時ごろに三股に着くと、トイレのある舗装された駐車場は8割がた埋まっていました。昨日から山に入ってる人もいるけど、中に人がいる車も多かったです。聞いた話だと、朝4時半で既に路駐の車があったみたい。朝出てきても何とかはなると思うけど、できれば正規の駐車場に停めるのが安心です。
三股から蝶ヶ岳へと登っていきます
車の多さほどの人の多さは感じないかな。常念方面と蝶方面に分かれるのもあるし。燕岳ほどの人はいないのは間違いないところ。山小屋が完全予約なので、絶対数は少なくなるはず。そのぶんテントは予約不要なので、今年はテント泊の割合が多いと思われます。そんなこともあって、今回は早出早着は必須であります。
まめうち平から先、トラバース気味に登っていくところ、新しく木の階段がたくさん設置されました。前はガレ気味で足元悪かったので助かりますわ。軽装ならまだしも、テント装備を背負ってると、足元が良いのと悪いのとでは大違い。
蝶ヶ岳ヒュッテに登ってきました!
テン場に到着。9時前にテン場着は初めてだろうな…。心配してたテン場はまだガラガラ。ただ、ウチのテントは大きめなので、早めに着いておくに越したことはないです。いつものようにビールを飲みながらのんびりテント設営。ところが!フライを間違えた!3人用のテントに2人用の冬用外張りを持ってきてたのでした…。
天気は心配なさそうなので、フライ無しの本体のみで問題はなさそう。でも、テントの長辺は同じ寸法なので、本体にバックルで装着できるところは固定。反対側は細引きで引っ張っておきます。かなりカッコ悪いけど、端っこなのでそんなに目立たなかったと思う。冬用外張りなので、出入りが面倒臭かった。
なんとフライシートを間違えて持ってきてしまった・・・
妖精の池とその手前のお花畑へ散歩に
さて、お散歩です。候補は①妖精の池、②大滝山、③蝶槍。大滝山は多いので、まずは妖精の池へ。池はたいしたことないけど、途中にあるお花畑が見どころかな。蝶ヶ岳は花のイメージないけど、ここにはたくさん咲きます。狭いけど。窪地なので雪田系の花が多いかな。
山頂から長塀尾根を少し進んだ、見晴らしの良いピークで長居しました。ここは人も少なくのんびりできます。槍&穂高の眺めは最高です。まあ、蝶ヶ岳はどこからも槍&穂高の眺めは最高ですけどね。
山頂近くの静かなピークでしばし展望を
今度は蝶槍の方へ散歩に出かけます
次の散歩は蝶槍まで。蝶ヶ岳ってのは、周りの山や下界から見ると特徴のない山。登ってみて良い山の典型かな。展望がよくて、まったり感がたまりません!それに対して、お隣の常念岳は見栄えのする山容。もちろん山頂は素晴らしいんですが、味わいとしては蝶ヶ岳の方が上かなと思います。個人的にですが。
テン場に戻るとテントが溢れかえっていました
テン場に戻ります。正規のスペースはほぼ満杯。登山道の上や小屋への通路脇にもテント乱立です。上からザっと数えてみたら、100張りくらいはありそうでした。正規の張り数は30張。30張は控えめだな。本来のテントスペースだけでも、倍の60張くらいはいけそうな感じです。書いてある張数も張れないところも多いですが。
本日の〆は夕暮れ鑑賞
食後に日没見学です。日没といっても、蝶ヶ岳は穂高に日が落ちるので、日没はとても早いです。安曇野やテントに明かりが灯るまでいたかったけど、風が強くて寒いので途中で断念。
ほぼスライドショー的な動画ですが・・・
2日目 8月15日 蝶ヶ岳から常念岳 そして下山
翌朝目が覚めると、ちょうど日の出時間の10分前。せっかくなので出動です。浅間山の方から太陽が昇ってきました。タイムラプスを撮ってみましたが、なかなか上手くいきませんな。今朝は風が強かったし。
静止画は良い場面を瞬間で切り取りますが、タイムラプスはスタートしたらあとは運任せ。素晴らしい展開をみせるのか、期待外れに終わるのかは、終わってみないとわかりません。もし、設定とか失敗してたら、その時間はパーになってしまいますし。なかなか奥が深いなと感じました。
さて常念岳の方に歩いて行こうかな
7時ごろに出発です。蝶ヶ岳テン場の朝は動き出しが遅いですね。よそは朝7時なんてほぼテントは撤収されてるのが普通。みなさん暗いうちから動き出して。ところが、ここは7時でもまだ半分以上残ってる感じ。蝶ヶ岳の景色を楽しみに+のんびりテント泊を楽しみに来てるのかもしれません。たしかに、蝶ヶ岳はそんな感じの似合う山。
今日は槍や穂高の稜線にはべったりと雲がまとわり付いています。常念~蝶の稜線上にも雲が多いです。そして風も強い。太陽が当たらない時間が長いので、ちょっと寂しい雰囲気のなかを歩くことに。
蝶槍から先はしばらく忍耐の区間
蝶槍までは快適稜線歩き、蝶槍から先はアップダウン地獄。常念への登りの手前の2512mピークまでは針葉樹林で展望がない我慢の区間だな。そんな中でもたまにお花畑や開けた場所が出てきて、気を紛らせてくれます。
常念岳山頂への登りはなかなかハード
2512m直前から岩質が花崗岩に変わり、まさにここから常念岳という感じになります。2512mは見晴らしの良いピークなので、常念岳の激登りに備えて休んでおきます。今の時間は真上の雲はほぼなくなって、常時日が射すように。なので暑い!槍と穂高の雲はしぶといです。
2512mからは少し下って、そこから常念岳山頂まで約400mの登り。蝶槍から常念岳を歩くのは何年ぶりだろう?常念山脈は日帰りすることが多くて、間の稜線はご無沙汰してる区間が多いです。乏しい記憶を辿りますと2002年以来かな~?
常念岳山頂 1時間ほどのんびりしました
常念岳山頂です。予定では常念乗越でもう1泊。しかし、明日は下るだけで、今日の午後の天気が良くないともう1泊の意味がない。しかも、テントのフライがない。風も強い。夕立の心配が少しある。…等々で今日下山することにしました。
今日下山するにしても時間は余裕。山頂でのんびり過ごします。槍や穂高の雲はなくなりそうもないな…。ある一定の高さから上に雲ができやすいようです。三俣山荘のあるコルはずっと見えてたけど、鷲羽岳は見えかけた時もあるけど一度も見えず…。大天井岳は2900m超えてるけど、雲がかかることはなかった。風下の山だからかな?冬型の時と同じ原理?
三股へと下山 長い長い・・・
前常念経由で三股に下るのも久しぶり。ただ、スキーで北東斜面滑ったり、沢登りで前常念までは登ったりしてて、蝶槍~常念ほどのブランクは感じない。前常念までは快適快適!前常念からの急降下はこんなにザレてたかな…?荷が重いだけに歩きにくかった。尾根からはずれて最後のジグザグ下り、この800mの下りが一番堪えるな…。疲れました。
下山後の温泉とラーメン
下山後はほりでーゆ~で汗を流します。大半が県外車だな…。最近はコロナの換気で休憩室が暑い。風呂上がりにゴロゴロするのが好きなのに、暑くて長居できません。コロナ的にも長居しない方がいいんでしょうけど。
下山後ラーメンは久々のひさりなへ。ここはいつ来ても安定の味ですな。プレミアム商品券で頂きました。
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