扇沢周回 針ノ木から種池 2023/8/5

扇沢をスタート&ゴールに針ノ木岳~赤沢岳~種池山荘を周回してきました。今回この山行をヤマレコに出す際、『針ノ木サーキット』なるワードを目にしました。調べてみると、この扇沢起点の周回ルートのことで、わりと広く使われているような…。今回初めて知りました。そこで、三股起点の蝶-常念はどうかと検索してみると、『常念サーキット』とか『三股サーキット』とかヒットするも、一般的ではないみたい。何故に針ノ木岳の周回をサーキットと呼び始めたのか…?とりあえず、この日記を書き終わってから調べてみることにしよう。

海の日3連休から3週連続で泊まりの山に出掛けました。今週も北岳など予定してたんですが、天気はやや微妙な感じで、疲れてたこともあってヤメに。土曜はのんびりし、日曜に久しぶりに日帰りの長距離を企てます。というのも、お盆に長い山を考えていて、自分の今の体力がどんなもんかを確認したかったのでした。

  • 日程: 2023年8月6日(日)
  • 天気: 晴れのちくもり
  • メンバー: 一人
  • 温泉: 
  • 食事: 
  • 登山口情報: 4時過ぎで無料駐車場はわりと空きがありました
コースタイム
コースタイム
  • 扇沢(4:40)
  • 大沢小屋(5:15)
  • 針ノ木峠(7:06~16)
  • 針ノ木岳(8:03~27)
  • スバリ岳(8:58~9:03)
  • 赤沢岳(10:12~24)
  • 鳴沢岳(10:57)
  • 新越山荘(11:20)
  • 岩小屋沢岳(11:55~12:20)
  • 種池山荘(13:10~18)
  • 柏原新道登山口(14:43)

針ノ木サーキットを選択したのは、行程が程よいのと、あとは駐車場事情が大きいです。早朝発でもなんとかなりそうですからね。で、4時過ぎに扇沢に着きますと、運よく柏原新道登山口から橋を渡ったところにあるスペースに空きあり!下山してから車道を歩く距離が短いと楽ですからね~。ちなみに、少し上の無料駐車場は、まだまだ空きスペースがありました。

扇沢から雪のない針ノ木雪渓

薄暗い中を出発。車道はよかったけど、登山道は鬱蒼としてるのでライト点けました。といっても、ものの数分だけだったと思います。じきに明るくなりました。どうしようかなあ…と思いつつ、無駄の少ない作業道を選択。多少草がかぶってるとこもありますが、服も靴も濡らすことなく大沢小屋へ。

最初の高巻きの時に、お一人様追い越しました。この方は赤沢岳くらいまで前後したりしてました。今年はやっぱり雪が少ないです。最初の高巻きのとこの雪渓は風前の灯火。ここは、かなり前ですが11月の初めに来た時も、しっかり雪が残ってました。喉の雪渓も真ん中が割れてて、そのうちなくなってしまいそう。咲いてる花も少し秋めいてましたし。

この針ノ木サーキット、逆回りも考えられます。下りを考えた時に、ダラダラ下る柏原新道より、わりと一気に下ってくれる針ノ木雪渓の方が気分的に楽かな…とも考えました。いろいろ要素はあるけれど、決め手になったのは水。針ノ木雪渓は何度も沢を渡るので水には困りません。持参の水分は稜線まで手を付けずに登れるかなと思ったのでした。

珍しくまだ薄暗いうちからスタート
雲一つない快晴!
下の高巻きのとこの雪渓 もうこんだけしかない
ノド たったこれだけ(雪渓)
ノドの高巻き
ノドの雪渓を上から
ノドの雪渓を上流から
いつの間にか稜線に雲がかかってきた

針ノ木峠に登る頃には稜線が雲に覆われました

歩きはじめは快晴でした。いつ頃から雲が出始めたのか、マヤクボ出合あたりでは既に稜線を覆う雲が…。針ノ木峠も雲の中のようです。通常の雲海にしては雲の高さが高い。黒部側は雲がないことを期待しつつ針ノ木峠へ。黒部側に雲はないような気はするが、今ここに雲があるので確信は持てず。

小屋前の人出はチラホラ程度。登ってくる時も、あまりすれ違わなかった。テン場は半分もなかったような…。針ノ木峠は初日に針ノ木岳か蓮華岳に登って、翌日の朝に残りを登る…というパターンが大半?針ノ木岳に登る間も、そんなにたくさんすれ違わなかった。この土日は人が少な目な気がしました。連続で晴れてるし、来週はお盆が控えてこともあるのかな…とか思ったり。

針ノ木峠も雲かかってる
針ノ木峠 うっすら青いので登れば晴れるかな~

針ノ木峠から少し登って雲の上に抜けました

針ノ木峠から少し登った広いお花畑あたりで雲の上に出ました。思わず声が出るほどの素晴らしさ!マヤクボカールは明るい緑色で、きれいな曲面。上空にはほとんど雲はありません。一応雲海って感じですが、通常の雲海よりも一段高い気がします。通常の雲海はザッと1800m前後に漂ってて、2000mを超えると雲の上に抜けます。針ノ木峠で2500mは超えてますので、今日のは何か違う感じ。この状態が続くとしたら、スバリ岳までは良いけど、その先は雲の中ということになってしまいます。

針ノ木峠から少し登ったら雲の上に出た
マヤクボ沢を駆け上がる雲
スバリ岳から先の稜線は雲の中だなあ。。。
針ノ木岳ロックオン!
船窪の方も雲の中

針ノ木岳山頂

針ノ木岳山頂は貸し切りでした。しばらくで1人、2人とやってきました。針ノ木岳と言えば、黒部ダム湖越しの立山連峰が代表的な景色。人工物ではありますが、文句なしに良い景色。湖面の縁取りがアクセントになってるんですよね。黒部側の山々はほぼ快晴。信州側は雲で隠れてます。その中間にあたる高瀬川は雲に覆われたりなくなったり。高瀬ダム湖の先にある槍ヶ岳も、見えたり隠れたりしてました。長距離日帰りなのに、ずいぶんと長居してしまった。まあ、気持ちよかったのでヨシとしましょう。

登頂!
赤牛岳と薬師岳
槍はギリギリ見えてます
立山・剱は天気良い!
スバリ岳はなんとか雲より上
雲が薄くなると高瀬ダムや槍が見えた
蓮華岳

針ノ木岳からスバリ岳へ

針ノ木岳からコルまではガラガラした急な下り。歳を食うにしたがって、こんな下りがおぼつかなくなるんですよね~。バランス感覚は確実に劣化してます。この下りの岩陰にイブキジャコウソウとシコタンソウの大群落がありました。群落というより大きな株ですかね。コルまで下ると雲が上がってきます。

スバリ岳の山頂もいい感じでしたが、針ノ木岳から30分くらいしか歩いてないですからね…。ひと通り写真とか撮って山頂を後にします。

同じ針ノ木サーキットを2017年にも歩いています。その時のタイムと比べながら歩いてますが、前回よりは遅くなってるものの、前半のうちはまだ健闘してたんじゃないかと思います。後半になるにしたがって差は開く一方でした。前回は爺ヶ岳にも登ってますしね。スピードも持久力も落ちてると思われます。

スバリ岳に向かいます
シコタンソウとイブキジャコウソウのかたまりがあった
マヤクボのコルを雲が抜ける
奥がスバリ岳 手前は小スバリ
ついつい撮っちゃいます 黒部湖の縁取りがアクセントになってます
振り返って針ノ木岳
小スバリからスバリ岳
スバリ岳最後の登り
少し立山が近くなった
針ノ木岳

スバリ岳から先の稜線は雲に覆われっぱなし

スバリ岳を後にするのですが、次のポイントであります赤沢岳は見ることができません。この先の稜線は雲に覆われてしまってます。雲があって風もあるので涼しいのはありがたい。贅沢言わないので、ところどころで景色があればいいなと思いました。スバリ岳から赤沢岳の間は長く感じました。先が見えない上に、ニセピークだらけ。だんだんと疲れてくるし。

赤沢岳に向かいますが、この先は稜線雲の中
平の小屋が見える
赤沢岳かと思ったら偽物だった
偽ピークより本物ピーク まだ結構あった

赤沢岳の山頂ではちょうど晴れてくれたみたい

赤沢岳山頂直下で山頂にいた2人組が歓声を上げてます。山頂に着くと立山・剱がドカーン!どうやら、さっきのさっきまで見えてなかったようです。ここはラッキーでした。赤沢岳は対岸が立山って感じ。針ノ木岳では横に広がっていた黒部湖、赤沢岳から見ると縦長です。信州側は相も変わらず分厚い雲。分厚いかどうかもわかりませんけどね。

赤沢岳 ちょうど晴れたみたい
立山
剱岳
黒部湖を北から見るようになった

雲に覆われてしまったけど歩くには涼しくて助かる

鳴沢岳方面は全く見えず…。鳴沢岳は近かったけど、途中に猿の大群がいてビビりました。20や30匹はいたんじゃないですかねえ。登山道に沿って逃げていくもんで、なかなか抜けられず…。猿はかしこいんと違うんか?雷鳥じゃあるまいし。そこに対抗者がやってきて挟み撃ち。ようやく登山道から逸れて逃げてくれました。結構怖かったです。束になってかかって来られたら勝てないですからね。視線を一定に淡々と歩いてました。

鳴沢岳は展望ないので通過。ひと下りで新越乗越。新越山荘があります。この前後はそこそこのお花畑となってまして、ガスガスで展望がない中のオアシス的な区間でした。ハクサンフウロが目立ってたので、秋の装いを感じる今日この頃…?新越山荘は人がいる気配がなかったです。山荘も通過して、辛い登りを終わらせてしまおう。岩小屋沢岳まで進みます。

岩小屋沢岳周辺はハイマツが発達。雲がなければ展望がいいんでしょうけどね。針ノ木岳から種池の間は、今回で6回目となります。多分。ちゃんと晴れたのは1回しかったんじゃ…。しかも晴れたのは20年くらい前の話。まだ歩いてる最中なのですが、きちんと晴れた日にまた歩きたいと思ったのでした。だいぶ先が見えてきたこともあって、岩小屋沢岳では少しのんびりと休みました。といいますか、爺ヶ岳は登らないことに決めたので時間に余裕あり…です。

岩小屋沢岳は展望あまりない

爺ヶ岳は割愛させていただいて下山

種池山荘まではそんなに距離もないし、高低差も少ない。そう思いながら歩いていると、最後の種池山荘へ数十メートルの登りが大変だったりする。種池山荘でジュースでも買ってのんびりしようと思ってたところ、荷揚げのヘリが来るので山荘に入るようアナウンス。それも面倒なので、とっとと下ることにしました。最後は水不足気味でしたがセーフ。柏原新道は歩きやすいんですが、前半はなかなか高度を下げないのがストレス。単調だし。とはいえ、1時間半かからずに下れるということは、整備が行き届いてる証でもあります。

種池山荘が見えてきた
種池山荘はヘリの荷揚げやってた おかげで長居できず
なかなか下らない柏原新道

本日の代表的な花たち

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