2024年GWは東北でスキーをして遊び、翌週は乗鞍で山スキーを納めました。さらにその翌週であります今週は、夏山はじめということで八ヶ岳へ。黒百合ヒュッテテント泊で天狗岳や根石岳に登ってきました。日曜は曇っちゃいましたが、土曜日はスッキリと晴れてくれて、初夏の北八ヶ岳を堪能です。テントを背負う時間は短かったのに、下山後は足の筋肉痛と疲労感が大きかったです。筋肉痛はスキーでは使わない筋肉が痛くなったんだと思います。疲労感は単なる加齢によるものだと思われます。
- 日程: 2024年5月18日(土)~19日(日)
- 天気: 1日目:快晴 2日目:くもり
- メンバー: T世
- 温泉: 茅野市 尖石温泉 縄文の湯(600円)
- 食事: 宮坂商店 下諏訪町
- 登山口情報: 唐沢鉱泉の駐車場 トイレあり
1日目
- 唐沢鉱泉(6:20)
- 黒百合ヒュッテ(8:20~9:20))
- 東天狗(10:15~25)
- 根石岳(10:50~11:10)
- 東天狗(11:30)
- 西天狗(11:45~12:30)
- 東天狗(12:45)
- 黒百合ヒュッテ(13:35)
2日目
- 黒百合ヒュッテ(6:50)
- 中山展望台(7:20~35)
- 黒百合ヒュッテ(13:35)
- 唐沢鉱泉(10:00)
土日晴れる予報だったのでテント泊の山を計画。5月のテント泊はあまり記憶にないところ。蝶ヶ岳あたりも候補にあったけど、久しぶりの重荷で多分しんどいだろうな…ということで、八ヶ岳と相成りました。八ヶ岳の中でもまだ泊まったことのない黒百合ヒュッテへ。泊まるところを決めてから、どこの山にするか決まっていきました。山はどこでもいいか…って感じでした。
唐沢鉱泉の駐車場は競争率高い?低い?
どこもそうだけど、そこそこ人気のある山は朝の駐車場争奪戦が熾烈です。何時に行けば確実に停められるのか…?幸いにして唐沢鉱泉は正規の駐車場に加え、周辺の路肩が広くなった部分が多いです。遅くなると多少遠くなってしまうだけで、停められないってことはなさそうです。6時前に唐沢鉱泉に着いて、正規の駐車場が埋まった直後でした。
黒百合ヒュッテまでの道のりはとくに見どころナシ
唐沢鉱泉は立派で雰囲気のよさそうな温泉宿ですね~。その前を抜けて山道へ。黒百合ヒュッテへの最短ルートで向かいます。黒百合ヒュッテまではとくに見どころはないですが、脚に優しい斜度の道が続きます。途中から単調で飽きてきますが、シーズン最初のテント泊にはちょうどいいかな~。2時間ほどで黒百合ヒュッテです。
黒百合ヒュッテでテント張ります
黒百合ヒュッテのテン場は定数50張りとのこと。予約は不要。料金設定は1張り500円で、1000円という料金設定です。今日は2人なので2500円でした。ちなみに、水とトイレ料金込みです。到着時は3張りほど。最終的にも数えてはないけど20張りもなかったのでは?黒百合ヒュッテは人気あると思ってたけど、そうではないのか…?はたまた、たまたまか、時期が早いからか…?
軽い荷物で天狗岳に登ります
テントを建てて軽い荷物で天狗岳の方へ。開けた黒百合ヒュッテから針葉樹の森に入ってしばらくで中山峠。中山峠から少しの間は針葉樹の森が続きます。そして、ヒョッコリと森林限界上に出ます。とりあえず目指す天狗岳が正面に、左後で目を引くのが稲子岳南壁。他もグルリと見渡せますが、天狗岳の山頂に登ってからゆっくり見渡すとしましょう。
とりあえず東天狗岳
東天狗岳の山頂まで登ると、今まで東天狗岳に隠れていた南八ヶ岳の峰々が見えてきます。八ヶ岳はここ天狗岳を境に南はアルペンチックな岩山、北はのっぺりとした森の山。北と南で対称的です。唐沢鉱泉から黒百合ヒュッテに歩いてる時なんかは、ほとんど人と会いませんでした。そのアレでいくと、天狗岳はそれなりに賑わってますね。登路は西尾根が人気かな。
東天狗岳から根石岳へ
次に目指すは根石岳。根石岳は東天狗岳より40mほど低いです。東天狗岳から見ると少し下に見えるし、存在感もとくにない地味な山に見えます。でも、前に登った時は根石岳はよかった記憶。なので、足を伸ばすことにします。今日は時間が有り余ってますし。根石岳がどうのこうのというよりも、根石岳に至る道中がよかったです。
根石岳は地味な山だけど展望は素晴らしい
根石岳の山頂はさすがに東天狗岳ほどの賑わいはないです。人気の天狗岳と硫黄岳の間にある地味な山ですんでね。しかし、その地味な山から見る人気の山の展望が素晴らしいです。硫黄岳は大迫力、天狗岳はカッコイイ感じです。座るところもいっぱいあるし、東天狗岳よりも落ち着いて休憩できますね。
根石岳と東天狗岳の間の道も快適
東天狗岳に戻ります。帰りの道中も気持ちよく歩けました。左手の沢は治郎兵衛沢。源頭部はボウル状でハイマツに覆われています。その先はキレイなV字谷になってて、その先に乗鞍や御嶽山が見えます。V字谷越しのその見え方がなんだか面白かった。高い山は新しい雪が降ったようで、少し白さを取り戻しています。今日は空気が澄んでて、ひときわキレイに見えました。
2度目の東天狗岳は素通りして西天狗岳へ
2度目の東天狗岳は素通りして、今度は西天狗岳へ。東天狗岳は主稜線上ですが、西天狗岳は東天狗岳から西に派生する尾根上にあります。標高は西天狗岳の方が4mほど高くなってて、三角点もこちらにあります。山頂部はハイマツに囲まれてて展望の邪魔してます。山頂の南側や東側に展望がよくて休憩できる場所がありました。ウチらは南側の南八ヶ岳が一望できる場所で休みました。南アルプスもよく見えました。よく見えたといっても、北から見るので北岳、甲斐駒、仙丈ケ岳が見える程度。
本日3度目の東天狗岳
時間は余ってるけどテン場に戻るとしましょう。その前に本日3度目の東天狗岳に登らないといけないんです…。黒百合ヒュッテから東天狗岳、西天狗岳、根石岳に登るとなると、どうしても東天狗岳には3度登ることに。ま、それぞれのルートから登頂した…と思うことにしよう。
帰りは天狗の奥庭経由で
帰りは天狗の奥庭経由で。天狗の奥庭は溶岩台地なのかな?池があるのも見えます。目を遠めに向けると、明日歩く予定のルートが見渡せます。中山は山には見えないけど、西端に展望地っぽいのが見えたのでわかりました。その先には白駒池が見えてます。結構遠い。右の方にはニュウの岩峰。ニュウは白駒池から登ると最初の展望のよいピークなので感動しますが、こちら側からだと尾根の末端の岩場って感じ。最後の景色の見納め的なピークに思えますね。明日はそれらを周回するコースを歩く予定にしています(した)。
天狗の奥庭は岩がゴロゴロしてて、登ったり下ったりを繰り返します。一番黒百合ヒュッテ側にスリバチ池がありました。池越しの天狗岳はバランスの取れた良い構図ですな。池の縁から急斜面を下っていくと黒百合ヒュッテに下り着きました。
テン場では酒を吞んだり読書をしたり
どれだけテントが増えてるか楽しみだったけど、ガッカリするほど少なかったです。泊まる人間にとっては少ない方がいいんですけどねぇ。まだ午後の2時前。たっぷりと時間があります。たっぷりある時間の前半は外でツマミをつまみつつ酒を飲んでました。後半は持ってきてた本を読んで過ごします。ここ数年、ヘリノックスの椅子をテン場に持ってきて、まったりすることが多くなりました。
翌朝起きるとどんより曇り空
夜は寒かったのは寒かったけど、夜中の12時ごろに目が覚めたくらいが一番寒かったような。朝起きて外を見ると曇り空。曇ってきて冷え込みが緩んだのかもしれません。冷え込まなかったのはありがたいけど、曇ってしまったんでは意味がない…。予報を見ると悪くなってるし…。お昼には降り出すような感じになってました。このまま下山してもいいところですが、せっかくなので少し歩いておくことにします。
どんより曇り空ですが中山展望台へ
ということで、今日予定してたコースの最初に出てくる中山へ。というか、中山だけ。中山の山頂は濃い樹林に覆われてて鬱蒼とします。もちろん展望皆無。山頂から少し西に緩く下っていくと、木の生えてない広くて岩がゴロゴロした場所に出ました。ここが中山展望台みたい。一応、南アルプス、中央アルプス、御嶽山、北アルプスが見えていますが、昨日より空気が湿っぽくてボンヤリと見えてました。残念な感じの展望でしたが、きのうが良かったので悔しさみたいなのはないです。
テント撤収して唐沢鉱泉に下山です
そんなこんなで戻ってテント撤収。テントはほぼ乾きました。曇ってたので夜露も少なかったです。ザックは軽くはなってるけど、軽い荷物で歩いたあとは重い…。黒百合ヒュッテから唐沢鉱泉への分岐までは、岩ゴロゴロ地帯が続きます。重荷だと身体に堪えますね。短い行程なのに疲れました…。蝶ヶ岳にしなくてよかったです。
本日の下山後温泉とラーメン
下山後温泉は帰り道沿いにある『尖石温泉 縄文の湯』へ。T世さん、なんとお風呂セットを忘れてしまって車で留守番です。値段は600円。市営ということもあり、まあまあ良心的な値段設定かな。お風呂や施設は可もなく不可も…ってところです。
下山後ラーメンは下諏訪まで戻ってきて『宮坂商店』へ。営業時間が短いのでなかなか来れなかった店。押しの強いラーメンが出てくる勝手なイメージでしたが、あっさり薄いラーメンでした。T世さんは隣の『塩天丼』が気になったようでした。
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