恒例になりつつある11月の近畿遠征。今年で3年連続となります。今年の一発目の山は八経ヶ岳。八経ヶ岳はまだ奈良に住んでいる頃の1994年以来、実に25年ぶりとなります。記憶はほどんどございません…。山に登はじめたばかりの頃で、イメージの付きにくい山だったかもしれませんね。
25年ぶりに登ってみたところの感想として…。良い山だったけど、すごく良い山ではなかったかな~。あくまで個人的な感想ですが…。このエリア手薄なのでなんとも言えないけど、近所の釈迦ヶ岳の方が登ってる時の気分は良かった!大台ヶ原も良かった!まあ、八経ヶ岳は近畿最高峰ってことで日本百名山なんでしょうね。
- 日程: 2019年11月2日(土)
- 天気: 晴れ時々くもり
- メンバー: Y崎家、T世
- 温泉: 杉の湯 川上村道の駅併設(700円) モンベルカードで600円に
- 食事: ビリケンラーメン 大淀町
- 登山口情報
1000円/1日(車中泊は1500円) トイレ100円(駐車場利用者以外は200円)
係りのおじさんの話では約100台駐車可とのこと
金曜の仕事が終わって出発。深夜割引にかからないので御在所SAで仮眠。新名神が開通したので、東名阪の交通量が減った気がする。3時過ぎに起きて出発。行者還トンネルへは川上村側から入りました。トンネル抜けた西口に駐車場があって、ここが弥山登山口。八経ヶ岳登山口ではないんですね…。ここで今日一緒に行くY崎家と合流です。
行者還トンネル登山口の駐車場事情
ここで弥山登山口の駐車場情報!1000円/1日と高いです!車中泊はなんと1500円!トイレは駐車場利用者100円、利用しない人200円…と解釈。靴洗い場利用料100円!ただの沢水の流水なんですけどね。よほどドロドロだったとしても、金払ってまで靴は洗わんな。
そして駐車可能台数。ものの情報によると20台くらいしか停められないとか書いてあるけど、20台というのは最上部の駐車スペースのお話。その下の道沿いにズラーっと路肩が広くなった駐車スペースあり。ここも有料。さらに下に無料のスペースがあるらしいけど、それは未確認。係のおじいさんのお話ですと、100台は停めれるとのこと。
なので、駐車場の心配はそんなにする必要はないと思われました。たまたま集中したりするとわかりませんけど…。ちなみに、3連休初日の6時半に着いたんですが、上の20台ほどのスペースが一杯になり、下の路肩スペースが徐々に埋まっていくところでした。
弥山登山口から奥駈道出合へ 下の方が紅葉盛り
登る道は稜線の西側なので、朝のうちはずっと日陰。日が射してればキレイだろうなあ…と思いながら、ちょうど紅葉が見頃になった川沿いを歩きました。川から離れてからは急坂続き。黙々と登る感じです。
奥駈道の稜線は穏やかで散歩気分で歩けます
稜線に出たところでひと休み。奥駈道出合です。大峯奥駈道というのは、吉野山の金峯山寺から熊野三山を結ぶ修験道の修行場として開かれた道。約80キロあるそうな。熊野古道の一つでもあるらしい。こういう歴史のある道は歩いてみたいとは思うけど、まあ実現はしないだろうな…。一般的に6日かかるみたいだし。だったら他へ行く。
さて、ここからはその大峯奥駈道を通って八経ヶ岳に向かいます。稜線は既に紅葉が終わってるけど、葉っぱの落ちた樹林帯は明るくて気持ちいいです。弥山の付け根までは緩やかなアップダウンで、稜線の快適な散歩道って感じ。林の雰囲気もコロコロ変わって楽しいです。
弥山本体の登りは標高差300mほど
弥山の付け根からは300mほどの登り。基本的には樹林帯だけど、葉っぱが落ちてて展望も少しあり。行者還岳、大普賢岳…山上ヶ岳のウネウネした稜線も望めます。奥駈道の縦走はともかく、このへんの主要部の稜線は歩いてみたいです。
単調な斜面登りから尾根に出たところが絶好の休憩ポイント。濃いめの樹林帯が灌木っぽくなって展望が開けます。思わずここで休憩。雲が多めの空でしたが、時間とともに青空優勢に。
弥山小屋に到着 弥山山頂にも立ち寄っておきます
だいぶ弥山に近付いてきたかな…と思ったら、大きな弥山小屋が見えてきました。ほんと大きな小屋でした。有料トイレあり。テン場もあるんですね。弥山の山頂は縦走路から少しはずれています。25年前は恐らく行ってないでしょうから、今日はきちんと立ち寄ります。
山頂は天河奥宮という神社がありました。弥山の西と南の斜面は立ち枯れが目立ってて、展望が良くなっています。立ち枯れがなかったら、ただの展望のない山頂。南にある八経ヶ岳がよく見えます。山頂は針葉樹に囲まれてるように見えるなあ…
弥山から八経ヶ岳へ この間は雰囲気いまいち
弥山から八経ヶ岳へは80m下って100m登るってとこかな。標高の高い稜線なのに、今日で一番楽しくない雰囲気だったかな。針葉樹が混じってきて、林のスッキリ感がなくなりました。途中、オオヤマレンゲを鹿の食害から守る囲いがありました。
八経ヶ岳山頂! 南半分の展望が良好でした
八経ヶ岳の山頂に到着!北側は立ち枯れてない針葉樹で展望イマイチ。南側は立ち枯れてて展望良好!大台ヶ原のどこかの立ち枯れは伊勢湾台風によるものと書いてあったけど、八経ヶ岳の立ち枯れも同じ?林にとって立ち枯れは良くないことでしょうけど、明るく開けて展望が効くので、山に登る人にとっては都合がいいです。
近畿の山は疎いので細かい山はよくわからん…。ただ、今まで登ったことある山は確認できました。気になる釈迦ヶ岳も特定!大台ケ原は大きいから多分アレでしょう。金剛山&葛城山もわかりやすい。御所あたりから見ると存在感抜群な金剛山なのに、ここからだとミニチュアに見えます。あと、岩湧山は多分あの辺のどこかかな…。
あとは、海っぽく見えるところが紀伊水道。その向こうに山が見えてるので、恐らく四国山地の一部でしょう。風も弱くて快晴なので、座ってたら眠くなってウトウトしちゃいました。
来た道を戻って行者還トンネル西口へ
来た道を戻ります。弥山への登り返しは気にしていたので無難にクリア。弥山の付け根から弁天の森までの緩い登り返しは長く感じました。往きの時、ずいぶん下るなあとは思ってたけど…。まあ、傾斜は緩いので体力的な負担は少ないけど、気持ちがね。
もうお昼過ぎてるというのに、登ってくる人が多いです。テント装備の人が目立ちます。テン場はそんなに広くないみたいなので、全員張れるのか心配になっちゃいます。大峯歩くには文化の日3連休は良い時期でしょうね。奥駈道出合からの下り道。日向になった紅葉を楽しみながら下りました。
車での帰り道、ナメゴ谷の展望地に立ち寄ってみました
帰り道も川上村側から。途中にあるナメゴ谷の展望所に立ち寄ります。ここは早朝人だかりができてました。立ち寄った午後は太陽の向きが悪くてダメですね。だからなのか、人っ子一人いません。紅葉もまだ少し早いようでした。
下山後の温泉とラーメン
温泉は川上村の道の駅併設の『杉の湯』というホテル。700円ですがモンベルカード提示で600円に。そして下山後ラーメンは大淀町のビリケンラーメンへ。名物肉そばを注文したけど、かなりコッテリ。焼肉定食の肉がラーメンに乗っけられてる感じ。ラーメンの味が変わってしまってます。まだ一緒に煮込む方がいいような。注文した品が小出しに時間差で出てきます。他の人が食べ終わる頃に出てきました。すでにセットのライスや餃子を食べた後で空腹感も解消済み。ここでこってりの肉そばはきつかった。失敗。
車中泊は道の駅・吉野路大淀iセンター。寝る時はそんなに混んでなかったけど、翌朝起きたらほぼ満車。さすが文化の日3連休。
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