秋晴れの澄んだ空気の下、富山・岐阜県境にある人形山に登ってきました。登りは展望なくて一本調子で単調だけど、宮屋敷跡まで登るとパッと展望が開けます。山頂からは北アルプスの端から端、プラス乗鞍岳、御嶽山が一望。反対側は白山から笈ヶ岳、大笠山、大門山、猿ヶ山…などなど。とくに、普段馴染みのない白山の北に続く山々の位置関係がよーくわかりました。
ギリギリまで行先が決まらなかったこの週末、日本海側が晴れそうな予報に。そろそろ雪が降りだすし、行けるうちに日本海側の山に登っておくことにします。医王山と人形山が候補です。前日の夕方にリサーチしはじめ、とくに医王山は調査不足が露呈…。想像と全然違ったりで、かえって楽しかったり。
- 日程: 2019年11月9日(土)
- 天気: 晴れのち時々くもり
- メンバー: T世
- 温泉: 平ふれあい温泉センター ゆー楽 (600円)
- 食事: 自然派ラーメン 神楽(金沢市)
- 登山口情報
登山口には10台以上は駐車可。トイレなし。アプローチの林道は少々荒れてスピードは出せないが、通過が困難な感じではなかったです
人形山登山口へのアプローチ
5時ごろ安曇野を出発。朝は冷え込んで、この秋初めて氷点下になったのかな。そこら中で霧が出てました。霧が出る=晴れの方程式通り、日本海側もスッキリと晴れ渡ってます。朝発なので行程の短い医王山を初日に考えてたけど、途中で気が変わりました。快晴の日に展望の良さそうな人形山に登っておこう!
人形山登山口へのアプローチの林道は悪路とのウワサ。実際のところ、良くはないけど極悪ではない…といったところか。径の小さい軽のタイヤでは、スピード出すとギッコンバタンで不快。ゆっくり走ればノープロブレムです。登山口には広場があって、10台以上は軽く停めれるスペース。先客は3台でした。意外と少ないなという印象。
宮屋敷跡までは展望なしの単調な登りが続きます
駐車場はわりと開けてたのに、登山道はわざわざ杉林の中に付けられています。杉林の外側はわりと紅葉いい感じなのに…。この杉林は第一休憩所まで続きました。時間にして50分ほど。ちょうどエアリアのコースタイム通り。わりといいペースで登ってたつもりだけど、コースタイム厳しいのかな…?
第一休憩所を過ぎると、杉林からは解放されます。少しだけ感じのよいブナ林。紅葉は終わりかけ。9回の裏って感じ。辛うじて葉っぱが残ってます。少し風が吹いたら全部散りそうなくらい。ブナが終わったら灌木帯。宮屋敷跡までの2時間弱の間、ほぼ展望ナシです。黙々と登りましょう!あと、太陽が正面なのがストレスで…
宮屋敷跡まで登ると展望が一気に開けました!
2時間弱のお預けの後だからか、宮屋敷跡からの眺めは余計に素晴らしかったです。ちょっと距離はあるけど、北アルプスが端から端まで見えています。そして、鳥居の中に人形山山頂を入れて撮るお決まりの図。気温は低いと思うけど、無風快晴で寒さを感じません。絶好の休憩ポイントですね。
宮屋敷跡から人形山山頂までは横歩きとアップダウン
すでに1600mくらいまで登ってます。人形山は1726m。人形山までコースタイムは1時間10分。ほとんど横歩きかアップダウンだな~。三ヶ辻山分岐までは台地状の尾根を歩きます。展望がなくて距離が長いので結構ウンザリ気味。往きはまだしも、帰りがしんどそう。
三ヶ辻山分岐からは尾根地形がハッキリし、そのぶん灌木の丈も低いので展望良好!とっても気持ちよく歩けました。とくに途中にある尖ったポコからの展望が良かったな。
人形山山頂は360度の大展望でした!
人形山山頂に着きました。山頂には1名。さっき1人とすれ違いました。車は3台。もう一人はどこ?三ヶ辻山にでも行ってるのかな?人形山は三百名山に入ってます。土曜のこの天気で2人しか会わないのは意外。人形山という名前からして人気ありそうなのに。まあ、賑やかな山頂よりのんびりできていいな。
三角点のある山頂は展望乏しいけど、少し南に進んだ広場は展望は360度です。西側からの北アルプスのパノラマはちょっと遠いけど、なかなか見る機会がないので新鮮。さらに新鮮だったのは、白山から北に伸びる山並みを、きちんと眺められたのは初めてのような…。イマイチつながらなかった山域ですが、これで概念図がインプットできました。
北アルプスのパノラマ 今年は雪の付き方が…
端から端まで見える北アルプス。いつもならこの時期、日本海に近い山ほど雪が多いです。ところが今年は逆転現象。立山や剱岳には雪はほとんどなく、槍ヶ岳&穂高岳に白が目立ってます。あと乗鞍岳も白いですね。
この雪は千葉に大雨が降った時の雪。低気圧に近い南の山ほど降水量が多くなってるはず。たくさん降ったので、その時の雪がまだ残っています。で、なかなか冬型にならないから、日本海に近い山には雪が降らない…。週間予報では次の週末にかけて寒気が入ってくるみたい。このタイミングで今の時期らしい姿になるのかな…と思っております。
山スキーのシーズンインが早い人は気をもみますよね。
名残惜しい山頂でしたが下山します
名残惜しい山頂でしたが、下山後ラーメンもあることだし下山開始!三ヶ辻山までは快適稜線歩き!そこから宮屋敷跡まではウンザリ灌木帯歩き。宮屋敷跡からは落ち葉と泥で歩きにくい歩きにくい!朝の霜が下山時には融けてきてニュルニュル。杉林に突入すると落ち葉がなくなるので、スタスタと下れました。
下山後の温泉とラーメン
温泉は平ふれあい温泉センター ゆー楽。空いてて休憩室の座敷もいい感じ。ゆっくりできました。もっとゆっくりしたかったけど、下山後ラーメンが…。
その下山後ラーメン。金沢にはなかなか来る機会がないので、食べログ石川県1位にチャレンジ! 自然派ラーメン 神楽 。夕方の部開店前から駐車場だけでもキープしたかったが、時間的に無理。行列覚悟で6時過ぎに行ってみますと、駐車場はおろか、並ぶことなしで着席。ちょっと拍子抜け。ほんとに石川県1位?肝心のお味の方ですが、もちろん美味しかったです。美味しかったですが、県で1位を取るほどのラーメンなのかな…?あくまでも個人的感想ですけどね。あと、ちょっとコストパフォーマンスが悪いな…
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