子壇嶺岳 ハイキング 2024/1/6

長野県は東信地方にある子壇嶺岳に登ってきました。子壇嶺岳は2009年11月に登ったことがあって、今回で2回目になります。標高は1200mちょっとの山ですが、里からニョキっと聳えてて目立つ山です。山頂からの展望も高度感あってなかなか良いです。人気のある里山って感じですね。この日も10人以上会ったと思います。

  • 日程: 2024年1月6日(土)
  • 天気: 晴れ時々くもり
  • メンバー: T世
  • 温泉: 立科町 権現の湯 物味湯産手形利用
  • 食事: やまさだ 小諸市ラーメン
  • 登山口情報: 
  • 当郷管社登山口(10:00)
  • 子壇嶺岳(11:20~45)
  • 当郷管社登山口(12:45)

雪不足&日本海側悪天で里山ハイキングに

成人の日3連休初日。普通の年ならばボチボチと山スキーを始めるタイミング。しかしながら、今シーズンは雪が降らないので、山スキーできる場所が限られてます。スキー場の雪も少ないので、よい条件でないと行きたくないし…。でまあ、仕方ないかと里山ハイキングとなるわけです。

この日の予報は日本海側の天気が悪くて、長野県の内陸もイマイチ。晴れるのは山梨くらい。山梨まで行くのもなあ…。家でのんびりしとくか…。朝起きた時は暗くてアレですが、明るくなって外を見ると意外にも快晴です。北アルプス側は微妙ですが…。東信の里山ハイキングには十分なお天気。ならばと繰り出すことにしました。

当郷登山口から登ることにします

一応前日にヤマレコとかチェック。すると、前回登った西洞からのルートは、工事してて登山口まで入れないとか。少し手前から歩かされるようです。で、知らなかったんですが、東側の当郷というところからも登山道があるようで、今回はこっち側から登ることにしました。

8時頃に家を出て、10時前に登山口に到着です。12月に開いたばかりの筑北のスマートインターを使ってみました。今まで長野方面へ高速使って行く時は麻績インターから乗ってましたので、10キロほどインターが近くなりました。数年前に新矢越トンネルもできて早く快適になってますし。近いのは安曇野インターですが、逆方向になるのがしゃくに障るので避けてます。余談でした…。

青木村の道の駅からの子壇嶺岳
国道から登山口の方に少し入ったところからの子壇嶺岳

登山口駐車場には先客の車2台あり

登山口の駐車スペースには先客2台。県外の車もありました。天気は今のところ快晴で経過してます。山に登る頃には天気が悪くなって、やっぱり家でおとなしくしとくんだった…も想定はしてました。もし天気悪くなったら、ラーメン食って温泉入ろかなあ…とか。車道を少し歩くと、右下に降りていく感じで登山道へ。

ここに車を停めて歩きます
車道を歩くことわずかで山道へ

短い間に植生が次々と変化します

降りて川を渡ると、対岸は珍しく竹林。まるで京都か…とは思わんけど。竹林はすぐに終わって、やっぱりここは東信だ…と言わんばかりのアカマツ林に。この時期、アカマツ林も明るくて雰囲気いいですね。岳の平と呼ばれる台地に出る手前は落葉樹の森に変わりました。

いきなり珍しく竹林が出てきた
そのあとはしばらく東信らしいアカマツ林

岳の平は杉の植林でした

平たんになって林道に出ます。ここが岳の平かな。ここは杉の植林地でした。今まで悪くなかっただけに興ざめ…。ま、里山ですからね。竹林→アカマツ林→落葉樹→杉林とわずかな間で変化。植生が多様…と思っておきましょう。北斜面と暗い杉林には一昨日のものと思われる雪が少し残っていました。

岳の平?と呼ばれる台地は杉の植林地だった
岳の平でいったん林道に出る

山頂への登りの北斜面には雪が残っていました

林道を数分歩いて再び山道に。登山道ははじめ南東面を登ります。明るくて暖かかったんですが、岳の平で北東面に、さらに山頂への登りでは北西面にUターンするような形です。山頂への登りはけっこう寒くて、薄く雪が残っていました。途中からは登りでもズルズル滑るように。こりゃ帰りは転ぶな。途中ですれ違った人たちは苦労されていました。

林道離れて山道に
子壇嶺岳の北斜面はうっすら雪が残ってて滑る滑る!

子壇嶺岳の山頂です

ひょっこりと子壇嶺岳の頂稜に登り上げます。子壇嶺岳は細い台形になってまして、その台形の上辺の一角に出た感じです。緩く登っていきます。日当たり復活でポカポカに。

子壇嶺岳の山頂に着きますと、2名様が休んでおられました。うちらが登ると特等席を譲ってくれたんですが、そこに座るのも図々しく思うので、別のところに落ち着きました。お2人が下りられた後、3,4人登って来られたのかな。自分たちが下る時も登ってくる人がいました。行程の短い山なので、お昼にかけて登って来る人が多いのかなと思ったり。

標高は高くないけど急峻なので、展望は高度感あって素晴らしいです。眼下に青木村の街。そして、青木三山の2つが見えます。女神岳と十観山です。残る1つはここ子壇嶺岳。北には根子岳&四阿山。その東には浅間連山。根子岳とかはまあまあ白くなってるけど、浅間連山の雪は少ないですね~。八ヶ岳は意外と雲少ない。ぼんやり裾が見えてるのが鹿島槍あたりかなー。さすがに後立山方面は雪雲の中でした。

台地上の頂稜に出てから稜線歩き
子壇嶺岳山頂です 遠くの山は鹿島槍とか?
四阿山と根子岳
浅間連峰 雪がすくねえ
真ん中右の目立つ山は女神岳
青木村の街
子壇嶺岳山頂で初詣

下りはやっぱりズルズル滑って大変でした

さて、問題の下り。雪は薄っぺらですが滑るのなんの。拾った木の枝をストック代わりにするも、乾燥してるので、滑った拍子に強い力が加わって折れちゃいました。用意の良い方はアイゼン持ってきてますねぇ。アイゼン着けると滑らないでしょうけど、ほとんど土の上を歩く感覚と思われます。この滑る区間は標高にして約150m。おそらく登りより時間かかったんじゃないでしょうか。そんなこんなで無事下山であります。

国宝の大宝寺三重塔に立ち寄りました

下山後は少しだけ寄り道して、国宝の大法寺の三重塔を見に行きました。なぜにこんなところに国宝が…って感じです。大宝寺のHPには『和様の建築様式が正確に守られ、奈良や京都の建築物に遜色しない美しさを持つこと、周囲の風光との調和が美しさをより際立たせていることなどから、国宝に指定されております。』とありました。建築物としての素晴らしさは置いといて、周囲の風光との調和の方は、単純にいい感じだなあ…と思わせるものがありました。

帰り道の少し立ち寄る形で国宝があったので

下山後ラーメンはわざわざ小諸まで

大宝寺見学のあとは、わざわざ小諸まで車を走らせラーメン。秋に浅間山へ紅葉見に行った時に、臨時休業で食いそびれた『やまさだ』へ。リベンジです。ここは2度目となりますが、変わらず美味しく頂きました。麺もスープも旨い!量もあるし。

ラーメンのあとは腹ごなしではないけど温泉へ。立科町にある権現の湯へ。ここは初めてです。わりと最近に物味湯産手形の手形入浴施設に追加されたと思われます。悪くない温泉施設でした。ウチから佐久方面に行く時に通るので、これから重宝しそうです。

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