八ヶ岳の青年小屋テント泊で権現岳と編笠山に登ってきました。普通に日帰りできるコースですが、わざわざ泊まりにして山でのんびりしてきました。泊まりにした甲斐があって、2日目の朝の権現岳からの眺めはなかなか!富士山が近いとうれしくなっちゃいますね~。
コロナの夏、小屋はもちろんテントも要予約なところが多い中、ここ青年小屋は予約不要。なんだか予約の要不要で山の行先が決まってしまう感じで…。山の決まり方にはちょっとう~ん…ですけど、青年小屋は久しぶりだったし、とっても良いところだったので満足です。
1日目
- 観音平(6:30)
- 雲海展望台(7:20~30)
- 押手川展望台(8:10~20)
- 青年小屋(9:20~10:10)
- 権現岳(11:20~25)
- ギボシ(11:35~12:35)
- 青年小屋(13:15)
2日目
- 青年小屋(6:10)
- ギボシ(7:00~45)
- 青年小屋(8:20~9:10)
- 編笠山(9:35~10:00)
- 押手川(10:40~45)
- 雲海展望台(11:10~15)
- 観音平(11:45)
1日目 8月29日(土) 観音平から青年小屋 権現岳
青年小屋のテン場はまあまあ広く、登山口から3時間で着いちゃいます。なので、テン場難民になる可能性は低そう。しかし、そこはコロナの夏、予約不要でしかも関東からアクセス抜群!早出早着にこしたことはない。5時前に安曇野を出て、6時過ぎに観音平着。すでに正規のスペースは満車。路駐の列が…。その列の最後尾に駐車です。道は広いし、登山口しかないので、路駐でもわりと安心かな。
観音平から巻き道で青年小屋へ
たくさん登山客はいるけど、みなさんの荷物見てるとほぼ日帰り。編笠山なら半日弱、権現岳まで行っても余裕で日帰りできますからね。最初のチェックポイントであります『雲海』。『雲海』って変な名前だよな~。地名ってより現象でしょうに。でも、『雲海』からはまさに雲海に浮かぶ富士山が見えたのでした。まあ、チラッと見えた程度ですけど。
次の休憩ポイントは追手川。直登と巻き道の分岐にあたる場所。追手川からすぐのところに展望台があったので、そこで休むことに。しかし展望なし。休憩場所はありました。
今日は水を2リットル背負ってきました。出発直前にホームページというか、ツイッター見たら、乙女の水場が怪しいそうな。テントの人は念のため水を持ってきた方がよい…とあったのでした。
往きは追手川から巻き道で青年小屋へ。まずはテントを張っちゃおうと。巻き道なのに、さっきまでより急になりました。『雲海』では雲海だったけど、その雲海が時間とともに上がってきたのか、徐々に雲が増えてきたような…。
青年小屋到着 テン場はまだ選びたい放題
青年小屋到着。良い物件を物色してると、朝から酔っ払ってるおじさまのお声掛けが。そのおじさまのお勧めの場所に張らせてもらうことに。おじさまのお隣です。このおじさま、昨日から泊まってて、今日は朝から飲んでるとのこと。編笠山にも権現岳にも登らないとのことでした。
ひまつぶしがてら権現岳へ
雲は増えてきたけど、まだまだ晴れ間もあり、編笠山も権現岳も見えてます。まだ朝10時とかなので、ひまつぶしがてら権現岳に向かいます。権現岳は何年ぶりかな~?思い出せないくらい。思い出せないので調べてみると、2005年の正月以来、実に15年ぶりでした。ちなみに編笠山は2013年の正月に西岳と一緒に登ってました。
権現岳てっぺんの岩峰は賑わっていました
権現岳の山頂は賑わっていますね。とくに最高峰の岩峰に立つのに順番待ちができてます。順番待ってまで登ろうと思わないので、その岩の基部まで登っておしまいにしときます。権現岳山頂から小屋を挟んで対峙するのがギボシ。かっこいいピークで人も少なそうだったのでギボシでのんびりすることに。
静かで展望の良いギボシでのんびりします
ギボシで1時間くらいはいたかな。半分以上の時間は貸し切りでした。尖ったピークなので展望もいいんですが、雲が多いのがな…。編笠山は見えてる時間が長いけど、赤岳はほぼ雲の中。阿弥陀岳はたまに雲が切れて見えるくらい。わりあい近くにあるはずの富士山や南アルプスは見える気配もなかったです。
今日も時間があるのでタイムラプス動画を撮ってみます。赤岳&阿弥陀岳方面と編笠山を見下ろす構図で。帰って見てみると、大半がつまんない出来。撮影スタートしたら、そのあとは運次第ですからね。あと、撮影の設定とか奥が深そうです。根気が要りそう・・・
しぶとく咲いていた花たち
青年小屋テント場 久しぶりの長い宴会
テン場に戻りますが、まだお昼過ぎ。太陽が出てると、ここは山かいなと思えるほどの暑さ。陽が陰ると、さすが山だなと思える涼しさとなりました。酔っ払いのおじさま、そのお連れさま、そしてお隣のテントの若者と宴会です。テン場で現地の人と宴会になるのは久しぶり。楽しい方たちだったので、あっという間に時間が過ぎていったのでした。暇なら編笠山にでもと思ってたけど、そんな暇なかった…
権現岳&編笠山の動画です ほぼスライドショーですが
8月30日(日) 青年小屋から権現岳&編笠山
2日目の朝は5時くらいまで寝てたんですかね。昨夜は酔っ払ってたのでよく眠れました。朝から青空が広がっています。晴れてる割に気温は高かったな。標高2400mなのに、そんなに寒くないです。
きのう宴会した愉快なおじさまたちや若者は下山していきました。うちはせっかく晴れているので、もう一度権現岳に登ってみることに。昨日は最悪だったわけじゃないし、最低限見えるものは見えてたけど、やっぱり晴れた朝の景色を見ときたいということです。
再び権現岳に登りにいくことに
ひと登りすると編笠山が見え、その後ろには南アルプスが!すでに昨日とは違う展望。全てが昨日よりは良かったと言いたいとこだけど、唯一昨日に劣るのは阿弥陀岳、赤岳、権現岳が逆光で黒くなってしまうこと。これはこれでいいけど、写真が黒くなってしまうのがちと残念で…。
今日もギボシでのんびりまったり
今朝はギボシ一点狙い。権現岳の山頂には行かず、最初からギボシへ。昨日は見えなかった南アルプスと富士山がとてもいい感じです。下界がちょっとモヤってるのがまたいい感じ。阿弥陀岳や赤岳の上空にはいい雲出てました。今日も何時間でも居られそうな心地よい山頂でしたが、今日はこれから下山しないといけないのでほどほどに。
青年小屋に戻ってテント撤収
テン場に戻ってテント撤収。ずっと晴れてるのでテントはカラカラに乾いてると思ってたら、まだだいぶ水滴が残っていました。テント干しつつ、テン場でのんびり過ごしますが朝から暑い。乾いたころにテントを畳んで青年小屋を後にします。
水はたっぷり持ってたけど、時間あったし水場に行ってなかったので、新鮮な冷たい水を補給しにいきます。水場は怪しいとの情報でしたが、細いながらも安定して出ていました。2L汲もうと思うと時間かかりますけどね。
重荷背負っての編笠山はしんどかった!
青年小屋の裏の巨岩帯を登るところで、ストックを忘れたことに気付いて取りに戻った。普段ストックは持たないので忘れちゃいます。仕切り直しで編笠山へ。編笠山への登りはなかなかの急傾斜で荷物が重いとキツイ。テン場から空身で登るのが正解かな~
編笠山山頂!ちょっと雲が増えてきてしまった
編笠山山頂は賑わっていました。編笠山が目的地って人も多そう。日帰りだとちょうど手頃な行程です。朝は少ししか雲のないお天気だったのが、時間とともに雲が増えてきました。阿弥陀岳や赤岳も時々雲に隠れてしまうことも。南アルプスや富士山もう見えねぇ…。南アルプスや富士山は権現岳よりココの方がいい眺めだろうな~。
編笠山から観音平へと下ります
さて、ここからホントの下山。これがまたしびれるような下りです。編笠山山頂からしばらくは急で段差も大きくて疲れちゃいました。青年小屋からの登りよりよっぽどしんどかったですわ。標高差にして200mくらいだったかな。登ってくる人も息絶え絶えな人も多かったです。樹林帯に入って徐々に傾斜が緩んで追手川。
急下りで疲れて追手川で休憩。かなりヨレヨレで下ってて、長いこと歩いた気がしたけど、コースタイムを上回っててビックリ。急な下りでヨレヨレになるのが加味されてるんだな。荷が軽いと全然違うんですけど…。
追手川からは傾斜も程よく緩み、道も歩きやすくなります。身体も楽になるんですが、こうなると単調になってきて、今度は飽きてくるという…。わがままなもんです。展望なくて景色が変わらないからな、しょうがない。飽きが限界に達する前に無事下山です。
下山後温泉 蓼科グランドホテル滝の湯
下山後温泉は蓼科グランドホテル滝の湯へ。2020年版の物味湯産手形に新たに加わってました。なんと日帰り入浴は1540円。太っ腹です!風呂も休憩室も1540円にふさわしい充実ぶり。こんな1540円の豪華な風呂と300円のボロッちい公衆浴場と同列なんですからね。もう1冊買っとくべきだな!手形自体が1500円だもんな。ここは絶対に入らなきゃ損!
下山後ラーメン 博多一風堂諏訪インター店
下山後温泉のあとは下山後ラーメン。チェーン店ではありますが、博多一風堂諏訪インター店へ。本場の博多ラーメンとは違う…とかいうレビューもあったけど、本場とは違うかもしれないけど美味しかったです。替え玉の小玉を頂きました。
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