成人の日3連休の後半にやっとこさ新しい雪が降ってくれました。成人の日の翌日は休みにしてて、しかも晴れ予報ときました!本来ならば大喜びなところ。しかし、降ったといってもまだまだ雪は少なくて、低い山に行くのはちょっとまだ…。一人なので滑り系のところは避けたいし。頼みの根子岳もまだペラペラ。乗鞍は行ったばっかり。ネタ切れかと思われましたが、あそこがありました。
紙すき山牧場です。あそこならずっと林道なので、雪さえあれば登っていけて、滑って下りてこれます。あわよくば牧場が滑れるか?遠い目標は蒲原山にしますが、恐らくラッセルなので無理でしょう。まあ最低でも牧場の上の方までは行きたいところです。問題は学校裏から大平集落にかけての雪がどうか…です。
- 日程: 2024年1月9日(火)
- 天気: 晴れ
- メンバー: ひとり
- 温泉: 八坂 明日香荘 金熊温泉
- 食事: 家
- 登山口情報: 小谷村の道の駅に停めさせてもらいまし
いつものように小谷村の道の駅からスタートです
蒲原山まで行く気満々なら早出しますが、そうでもないので遅出。朝は放射冷却で冷え冷え。白馬はマイナス15度でした。路面もよくないので余計に時間がかかって、小谷の道の駅に着いたのは8時前でした。今日は平日なのでガラガラ。下山してわかりましたが、道の駅は今日はお休みだったようです。
道の駅の裏の階段から道に出ます。小学校の跡地は福祉施設になってるので、敷地の端っこをたどって学校裏斜面へ。小尾根までの杉林、雪は積もってるけど、今回積もった雪だけみたい。登りはいいけど、滑って下りるのは厳しそう。尾根を乗り越して大平集落へのトラバース道。ここは日当たり良好で、雪が着いてないことが多いです。今日も帰りはやばいかも…?
大平集落で雪が少し増えました
大平集落まで標高差は150mほど。雪は一気に増えました。標高もそうだけど、山に近付いたことで雪が増えたかな。想像してたよりはたくさん積もってます。想像してたより…です。このあたりは、今回積もった雪の下に、ちゃんと下地がありますね。ストック刺してもアスファルトの感触はなかったです。
雪に埋もれた集落ってホントなんか情緒というかありますよね。天気は最高だし、この集落の風景を見れただけで、来てよかったと思えます。さて、ここから牧場まで林道歩き。もちろん先行者はおりませんので、ひたすらラッセルとなります。恐らく後ろから追ってくることもないので、のんびり気楽にラッセルできます。林道ラッセルは楽しいです。斜度がないから体力的にも楽。新雪は50センチ以上は積もってますが、丸一日経ってるせいかラッセルはせいぜい脛くらい。わたくし結構林道歩きも好きだったりするんです。わざわざ林道歩きに行ったりもしますしね。
林道は自分の予想よりは雪は多かったです
雪が増えたとはいえ、九十九折りをショートカットするほど雪は付いてないです。やってできないことはない場所もあったけど、苦労して無駄な体力を使うだけ。同じペースで林道歩いてる方が身体にやさしいです。帰りは何か所かトライしてみようかな。
牧場メイン斜面はしっかり雪あります!
牧場の基部まで登ってきました。雪付きはどうかなあ?取り付いてみますと、ヤブっぽい灌木はほぼ埋まってます。これだけの広さがオープンなら十分です。登ってる感触ではやや重パウダー。丸一日経ってますから。そして、今日は快晴で太陽浴びまくり。今のうちならパウダーと言える雪を滑れそう。1本滑っておこうかな…と思ったけど、やっぱり牧場の上の方までは行っておくことにします。
今日はガツガツしてないので二本ブナの丘まででおしまい
横移動して牧場の中段へ。ここには横広の斜面が広がっています。こっちの方は地形出てたり、邪魔なブッシュが目立ちます。でも、滑る隙間は十分にありますね。滑る前にもう少し横移動。牧場中段の上部?にあるブナが2本生えた丘まで登ることにしました。雰囲気よいところなので、そこを今日の終了地点としました。
牧場中段斜面を少し滑ってメイン斜面へ
2本ブナの間に雨飾山があって、その間を滑って丘を下ります。ここは北斜面なので雪は軽かったです。ちょっとした丘なので、2ターンくらいしかできませんが…。林道に戻って中段の滑るルートを探ります。登りの時に見ておいた気持ちよさそうなラインを滑りました。斜度が緩く、雪は重めで気持ちよく…とまではいきませんでした。
滑り着いたところから林道までシールで戻ります。林道でシールはずしますが、斜度がないと一人分のトレースでは滑りませんな。大平集落まで漕ぎが中心になりそうな予感。
牧場下段の滑り出しまでやってきました。中段よりは東側に向いてるので、雪の劣化は少しはマシと願いたい。滑ってみますと、なんとか重パウ状態は維持してたかな~。こちらは手頃な斜度があるので、楽しく滑れました。ただ、時々板とられます。
そして、いつもは右に下って林道に出ますが、今日は左側を滑ってみます。左側は北斜面に当たるので雪がサラサラ。ちょっと勿体ない滑りでしたが、今日の中では一番楽しく滑れた斜面でした。左側に下りて、ダメならシールで登り返そうかと考えていました。降り着いたところは灌木モジャモジャ。でも、林道まで距離はなさそうだったので、頑張ってヤブに突入です。なんとか林道へ。ということは、次回はここから取り付けばいいってことか。今まで勿体なかったなあ。まあいいけど。
あとはひたすら林道を下るのみ。何度かショートカットにトライ。すんなり下れたのもあれば、苦労したとこもありました。一か所、段差を降りて着地で前転しました。あとは側溝が出てて苦労したとこも。あとひと降りで林道ショートカットは楽にできるようになって、もっとしっかり降ってくれれば、林道は大きくパスできるようになるでしょう。しっかり降ってくれることに期待です。
問題は大平集落から道の駅まで。ここはやっぱり雪付きが悪く、何度も石を踏んでしまいました。最初から板もって歩けばよかったけど後の祭りです。やっぱ下地ができてないと厳しいです。学校跡に出て、道の駅に無事下山であります。
今日は一人なので下山後ラーメンはなし。一人なのでというか、時間的に中休みの時間なので、無理してラーメン食べることもなし。温泉は八坂の明日香荘へ。昨年の1月9日に購入した物味湯産手形、今日が使用期限で最後の1つが明日香荘でコンプリートです!
手持ちのガイド本を紹介します
山スキーを始めた頃は情報源といえば山雑誌の記事とガイド本のみ。今のご時世はネットに情報が腐るほどあって、情報を集めるというより選別するという感じ。ネットのレポは個人差大きく主観が入ってて難しいところがありますね。その点ガイド本はレベル的に安定してます。行き先はガイド本で探して、足りない情報をネットで補う…が理想的なのかなと思ってます。
『212』というだけあって盛りだくさんの内容。定番ルートからマニアックなルートまで品揃え豊富です。値段が2980円と高いけど、内容からすれば安いくらいかも。コレ1冊持ってればOK!って感じですかね。地形図にラインが入ってるので、概念図から地形図に変換する作業も不要です。ちょっと至れり尽くせり過ぎじゃないって感じ。
隣の山スキールート212とボリュームも見た目も似てますが、こちらは山スキーアルピニズム研究会の著。ちなみに、こっちの方が早くに世に出てます。中身はだいぶ違ってて、かなりマニアック。一般人には行けないルートも多いです。『百名山』ではなく『百山』ってことです。
日本バックカントリー・オール 50エリア170ルート (パウダーガイド12)
ここまで紹介したガイド本はどちらかというと登山系の出版社のもの。この本はパウダーガイドなので、基本的に滑り系の人向け。本の名も『バックカントリー』ですからね。GPSデータも付いてたり。
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