安達太良・鉄山 迷い沢

安達太良山の西面、迷い沢ルートへ。強風予報だったので箕輪スキー場からのアプローチは控え、下から登ることにします。スキー場上部で強風だと、スキー場敗退になるかもしれませんのでね。結局は稜線までもう少しのところで風が強くなって引き返したので、下から登って正解だったかなと思います。中間部の雰囲気の良いブナ林を堪能できましたので。そうは言っても稜線までたどり着けていないので、今度は条件の良い時にリベンジしたいと強く思ったのでした。

  • 日程: 2022年3月12日(土)
  • 天気: くもり時々晴れ 強風
  • メンバー: T世
  • 温泉: 藤沼温泉やまゆり荘(360円)
  • 食事:  喜多方ラーメン:かどや食堂 佐野ラーメン:田村屋
  • 登山口情報: 入山口付近は大きな路肩スペースあり

山スキーの記録一覧 http://bunapow.com/yamaski-list/

コースタイム
  • 登山口(9:05)
  • 1340m付近休憩(10:50~11:00)
  • 鉄山避難小屋直下1620m引き返し(11:55~12:05)
  • 1190m付近休憩(12:30~13:10)
  • 登山口(13:55)

迷い沢となった経緯などなど

今回の東北遠征は急に決まったので、初日の吾妻山だけ決め、あとは現地で考えるか…というスタンス。おぼろげに、那須方面、安達太良山、雄国山…を考えていました。気持ち的には那須に傾いていたんですが、天気が微妙で風が強いと天気予報が言っている。那須は風が吹くと辛そう…。雄国沼は良さそうだけど、朝ラーの後だと車を停めるとこが心配。猫魔スキー場の1回券は今どうなってるか調べてないし…。安達太良山は箕輪山から迷い沢ルートに行ってみたいが、箕輪山が風が強いと厳しそう…。色々考えてて、迷い沢を下から登ればいいのか…ということで決定。最低でも登ったぶんだけは滑れますからね。

喜多方で朝ラーのあと登山口へ

山に行く前の行事。朝ラー。喜多方に泊ってますから。お初のかどや食堂に行きました。日本全国的には間違いなく美味しい部類なのですが、喜多方レベルだと並になってしまうのか…?普通に美味しいんですが、感動的な美味しさではなかったです。同じ店でも食べる時によっても違いそうですしね。喜多方ラーメンは。

7時にラーメン食って、それから山に向かいます。なんと贅沢な。8時半すぎに迷い沢の登り口へ。ガイドブック通りに路肩がとても広くなってて余裕で駐車です。天気の方ですが、空の大半は雲に覆われてて、その雲の動きの早いことといったら!山は強風吹き荒れてるに違いない。天気はゆっくり回復傾向なので、それに期待してスタートです。

駐車スペースを心配したが広大なスペースだった

最初の渡渉が強風に次ぐ本日の核心部

駐車スペースのとこから、古いトレースと今日のかもしれないトレースがあります。トレースを辿ると作業道のようなところを進みます。そして!何かで見たことのある恐ろし気な橋が。これか…。細くて、しかも老朽化で斜めってる。板をはずして慎重に渡りました。次の渡渉は雪でつながってて、そんなに怖くはなかったです。

山菜採り向けか
核心の朽ちかけた橋
レポで見たことあるつらら

中間部はブナ林の雰囲気がよかったです

このあと上部からつながってる尾根に乗っかります。はじめ頃は雑然としてたけど、徐々にスッキリとしたブナ林になっていきます。このあたり帰りが楽しみなのでありますが、ちょっと斜度不足に見えるのがどんなもんか…?天気は少しだけ晴れ間が見え始めてきたような。ここより北は青空中心、ここより南は全面曇り空。今いる場所がちょうど境目より若干雲が多い方のような感じ。この境目のラインはずっと固定のようで、もどかしさを感じましたね~。

尾根がなだらかになるとブナ林に

スノーモービルの爆音があちこちで

朝からあちこちでスノーモービルの音がしてました。10台前後があちらこちら縦横無尽に走り回ってるようです。ブナの林が終わって、急斜面を登るところで大群が下りてきました。そのあと2人のスキーヤーも。箕輪スキー場からの人かな。ヒューヒュー雄たけび上げながら滑られていましたが、雪はあまり良くは見えません。

バイク型?のスノーモービルが縦横無尽に走ってました
急な斜面を登ると灌木帯
今いるところより北は晴れ、南は曇り

稜線まであと少しのところで強風により敗退

急斜面を登ったら樹氷地帯に入ります。だいぶ風を直接受けるようになってきました。だいたい見当付けてスノーモービルや滑ってきた跡を追いかけます。太陽が出てる時間も徐々にではありますが長くなってきました。樹氷には陽射しと青空がないとね。樹氷がなくなり、荒涼とした感じになってきました。さらに風が強くなってきました。主稜線も間近になり、鉄山避難小屋も見えてますが、T世さんの進言により本日はここまでとします。まあ、この風なので仕方ないですな。

樹氷地帯に突入です
晴れそうでなかなかスッキリ晴れてこない
右奥に薄っすら安達太良山が見えてる

ブナ林の滑りは斜度が緩くてスピード出ないけど快適!

さて、滑るんですが、向かい風が強くて進みません。緩い斜面ではあるけど、ちゃんと下りです。前かがみになり、ストックで漕いでやっと進む感じ。こんなの続いたら登りより疲れるぞ…とか思ってたら、徐々に風は緩くなっていきました。

樹氷地帯からブナ林の間にある急斜面。そんなに急ではないけど、このルートの中では一番急に感じる。雪はよくない上にスノーモービルの跡がギタギタで、滑るの大変でした。このあとのブナ林は気持ちよかったです。斜度が緩くてあまりターンはできないけど、ブナを縫いながら滑るのは気持ちよかったです。ブナ林の終盤で今日初めてのまともな休憩です。

下りの急斜面のところ
斜面はいいが雪が悪かった
ブナの疎林斜面は快適
時々平坦になる

デンジャラスな橋は帰りの方が怖い

あとは残りの尾根を滑って二度の渡渉で終了となるのですが、デンジャラスな橋は帰りの方が怖かったです。帰りの方が下り加減になってて、ツルっといきそうで怖さ倍増です。橋を渡ったところでシール装着。先に滑って下りた2人はシール無しで頑張ってるようです。駐車帯まで基本緩い登りなので、おっさん、おばはんにはシールの方が楽と思いました。

帰りのアングルの方がつららが引き立つ
帰りも核心の朽ちかけた橋を渡ります

下山後の温泉と登山前下山後のラーメン

明日は鬼割り消化の苗場スキー場。南下します。途中、猪苗代と白河の間にある『藤沼温泉やまゆり荘』で汗を流します。360円とリーズナブルです。さらにさらに南下し佐野ラーメン。久しぶりの『ようすけ』の予定でしたが、なんと営業時間内だったのに閉店となっておりました…。残念。かわりに『田村屋』へ。すぐ近所の三毳の道の駅でお泊りです。街の道の駅のためなのか、たむろ組が多くて落ち着かない雰囲気。まあ、寝不足が続いてるのでゆっくり寝れましたけど。


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