二度目の愛鷹山は越前岳に登ってきました。前回(2015年12月)は愛鷹山と富士山の間だけ雲があって残念な結果に…。次は鉄板晴れ予報の時にリベンジをと、鉄板晴れ予報の本日行って参りました。しかし、またもや富士山との間に雲が…。返り討ちに遭いました。富士山はちょっとしたことで雲ができるようで、難しいなと改めて実感したのでありました。
救いは先に立ち寄った黒岳展望広場で雲一つない富士山を見れたことかな。その時は少しくらい雲がある方がいいのになあ…と贅沢なことを思っていたんですけどね。
バスを利用しての周回ルートを企てます
前回は十里木高原の駐車場のあるところからの往復。2度目も同じじゃ芸がないので、バスを使って周回することに。バスを使うのは面倒な反面、なんか旅気分が味わえて嫌いじゃないです。越前岳の東側、山神社ってとこから登って、十里木高原に下る周回コースで考えてみました。
バスの本数が少ないので、下山後より登山前にバスを使います。下山後だとバスの時間が気になりますからね。ただ、登る前に使うにも、始発が7時ごろとちょっと早く、次は9時20分と結構遅め。まあ、のんびり向かうことにして9時20分のバスを狙いました。
十里木高原駐車場は運よく空きあり!
安曇野を5時過ぎに出発。諏訪まで高速。富士見の坂を下るまで雪があったりでペース遅め。少し心配にもなったけど、うまいこと9時前に十里木高原の駐車場に到着です。これまたうまいこと駐車スペースも空きあり!天気は快晴!
十里木から愛鷹登山口へ先にバスで移動
十里木高原にもバス停はあるけど、バスがほとんど来ないよう。となりの十里木というバス停まで5分ほど歩きます。ここが始発になるバスが多い。バスは最短距離を通らずに、十里木の住宅街を周回します。ちなみにバス代は310円でした。
愛鷹登山口から富士見峠へ
愛鷹登山口というバス停で下りて、15分ほど車道を歩くと山神社に。ここには20台ほど停めれる駐車場あり。実質ここが登山口。鳥居をくぐって出発です。はじめは鬱蒼とした杉林を登ります。そのうち葉っぱの落ちた広葉樹の林になり、明るくなり暖かくなりました。
富士見峠の少し下にあしたか山荘。パッと見廃屋かと思ったけど、近付くと手入れしてあるように見えました。中は見てないので真相はわからず。
ひと登りで富士見峠。右に進むと黒岳、左は越前岳。エアリアを見ると、黒岳の手前に『黒岳展望広場』というのがあります。もう次に来ることはないと思われるので、期待せずに立ち寄っておくことにします。
富士見峠 黒岳はどうしようか。。。
黒岳展望広場 広場って感じではなかった
15分ほどの登りで『黒岳展望広場』。期待はしてなかったけど、もう少しマシかと思ってました。狭い範囲が切り開かれてて、その間から富士山だけが見える格好。相当アップで撮らないと、枝が写り込むって感じです。広場というよりただの台地かな。まあ、一応快晴の富士山が見れた。
富士見峠からは展望乏しい尾根歩き
富士見峠まで下って、越前岳へと向かいます。富士見峠の下の方は明るい広葉樹林だったのに、尾根はまた杉林に逆戻り。しばらくはつまらん登り。途中『展望台』というのがあって期待したが、『鋸岳展望台』でした。逆光で真っ黒の鋸岳は見えたけど、富士山は全く見えず…。
少し登ると左側がガレになった縁の近くを歩くように。縁まで行ってみると、ここからの方が鋸岳の展望がよかった。鋸岳の向こうには、太陽が反射して淡く光った海が見えます。わりと見慣れた富士山を見るよりも、海と山と街が見える景色の方がうれしくなってしまうという…。
期待の富士見台は期待はずれ
さらに登りますと『富士見台』。昔の五十銭紙幣の撮影場所だそうな。ここは期待したけど、灌木が成長しててスッキリ見えず…。脚立に毛が生えたくらいの展望櫓もあったけど、老朽化していて横たわって使えず…。ちょい下の踏み跡を分け入ると、灌木が薄くなってて、なんとか富士山が見えてくれるって感じでした。富士山に雲がかかり出しましたなあ。
越前岳山頂 展望はそんなにない
越前岳に到着です。山頂の泥の部分はヌルヌルのぬかるみ状態。降りた霜が融けたんだろうな。みなさんベンチや端っこの草の部分でお休みになっていました。うちらは林の中にあったベンチで休みます。
越前岳からは富士山はまともに見えません。山神社から越前岳の往復だと、まともに富士山が見えるところは一つもないってことになります。富士山見る立地としては申し分ないのに、なんか勿体ないなと思ってしまいます。富士見台のブッシュを刈り払うなり、越前岳から富士山がよく見えるようにするとか。富士山バッチリだと、もっと人気が出そうな気がしますね。
海側の展望はまあまあで、駿河湾から伊豆半島の一部が見えます。あとは南アルプスの深南部とか安部奥と呼ばれる山域の山々がよく見えますね~。どれが何山だかさっぱりですが…。北と東の展望がないのが残念です。気温は低いんですが、風がないのでゆっくりできました。
越前岳から十里木高原へ富士山を正面に下山しますが・・・
越前岳から十里木高原へは、正面に富士山を見ながら下ることになります。富士山にかかった雲が取れてくれるかどうか…。上半分は樹林帯なので展望はナシ。浸食で溝が発達してて、踏み跡が錯綜。時々行き詰ったり。これはこれでアミダくじみたいで面白かった。
さて、肝心の富士山ですが、雲の量は多くはないものの、肝心な部分にかかり続けてます。風によって富士山の風下にできる雲のようなので、移動していくって感じではなさそう。その雲自体がなくなることを願うのみです。馬ノ背の展望台に来ても状況は変わらず…。十里木高原の展望台に来てもダメ…。あきらめて下山です。愛鷹山は相性が悪いのかな。
車で少し移動すると、富士山も雲も見える位置関係に。ホントちょうど愛鷹山と富士山の直線状に雲ができてるみたい。全くもって運が悪い。他には雲はないのにな。もしかしたら、いつも同じとこに雲ができるのかも…?その後しばらくで雲自体消滅しました。あと30分ずれてたら、いいものが見れたかもしれませんな。残念。
下山後の温泉とラーメン
温泉は甲斐市『湯めみの丘』ってとこへ。定価700円ですが、コロナでゆっくりできないからと500円に割引中でした。確かにそうですよね~。温泉のあとに座敷でゴロゴロするのが楽しみなのに、コロナが流行ってからは、待ち合わせは車だもんなあ。また気兼ねなく座敷でゴロゴロできる日が早くやってくることを願うのみです。
下山後ラーメンは富士見まで引っ張り、ハルピンラーメンの諏訪南へ。前回はだいぶ待ち時間あったけど、今回はガラガラでした。お味は相変わらず。
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