2022年の紅葉シーズンも終盤を迎えました。いよいよ里(信州の)にも降りてきて、仕事であちこち回ってても、街路樹とかキレイになってきました。この時期に気になってるのが、群馬の岩櫃山。数年前にも計画しましたが、ボクだけ腰痛で行けず…。まあそのうち…と思ってて、今回チャンスが巡ってきました。
岩櫃山山頂の南面は絶壁で、高度感満点でした。標高は約800mと高くないけど、一応独立峰なので周囲の展望は抜群です。紅葉の方は山頂付近で散り始めではありましたが、中腹のカエデを中心とした紅葉が絶頂でした!一日中ほぼ雲一つない快晴で、岩櫃山を満喫することができました。
- 日程: 2022年11月6日(日)
- 天気: 晴れ
- メンバー: T世
- 温泉: 上田市真田 ふれあいさなだ館(500円) 物味湯産手形デジタル版利用
- 食事: おおつき食堂(岩櫃山の麓)
- 登山口情報: 古谷登山口駐車場 15台くらい駐車可 トイレあり
古谷登山口から変則的に周回するルートで
岩櫃山に登るにあたって、難しいのはルート取り。一番メジャーなルートは東側にある平沢登山口からルート。尾根通りと沢通りの2ルートがあります。駐車場のキャパが大きいので、必然的にメインルートになりますね。メリットは車が停めやすいこと、デメリットは岩櫃山の岩峰の絶景が見れないこと。これは大きい。
もう一つは今回利用した古谷登山口。ここの駐車場はパンフレットでは10台になっています。早めに着いておかないと停めれない心配があります。その代わり、これから登る岩櫃山の雄姿を駐車場から見れること。集落を歩きながらも見れること。今日この登山口を選択したのは、まさにコレ。登る前に岩櫃山の雄姿を見ることができるから!なのでした。
古谷登山口から山頂部周回なら簡単なんですが、岩櫃城本丸址にも行っておきたいところ。となると、それこそ平沢登山口からが効率的。でも、やっぱり古谷登山口からにして、わざわざ本丸址に足を伸ばすことにしました。

古谷登山口の駐車場は7時過ぎでガラガラ
4時半頃だったかな~安曇野を出発したの。7時過ぎに古谷登山口を目指します。もしも満車なら、仕方ないので平沢からかな…というスタンス。で、7時過ぎに着いてみますと、先客は1台のみでした。岩櫃山人気ないのかなあ…?まあ、短い山というか、ハイキングなので、早く出発する人は少ないのかも。
駐車場の近くにある集会所に外から入れるトイレあり。その入口のところに岩櫃山のパンフレットが置いてありました。



岩櫃山の岩峰を見ながら集落の中を歩きます
車道を歩き始めます。明るい集落の中を歩きます。で、右手には岩櫃山。最初の曲がり角は左が密岩通りの登山口で右は赤岩登山口。今日は赤岩登山口から登ります。密岩通りの方が難易度高いらしいので、こっちを登りにするのが無難ですが、太陽の向きとか考えて赤岩登山口からにしました。




四合目あたりから岩櫃山らしく岩場が出てくる
最初は平凡な山道ですが、四合目あたりから岩が目立つようになります。難しい感じはないんですが、斜面が急なのでズルズルずる感じ。岩と岩の間の狭くて暗いところを登っていくと、頭上にはキンキラキンに輝く紅葉が見えています。




五合目から六合目にかけて登山道がややこしい
キンキラキンに紅葉してるところが五合目。旧道コースとの合流点になります。五合目までと五合目からでは、まるで別世界ですね。少し歩いただけで六合目です。六合目が平沢登山口からの尾根通りとの合流点。このまま尾根通りを登ろうとしたら、なんだかおかしい。どうやら尾根通りは六合目以上は今は使われてないみたいです。引き返して沢通りに移動。沢通りに合流したところが、今度は沢通りの六合目。このへんホントややこしかったです。




六合目から山頂へは沢通りルートで登ります
沢通りは沢通りなだけあって沢の中を進みます。なので朝の早い時間は太陽が当たってきません。いろいろと岩場に鎖が付いてたり、ハシゴが架かってたりして登るの楽しいんですが、やっぱり陽射しがあって明るくないと、テンションは上がってきませんね。





八合目からは明るい尾根道に
テンションが上がらない区間は八合目まで。八合目で尾根に出ます。さっきまでの谷の中とは打って変わって明るいです。紅葉も映えてます。そして、ほどなく九合目。とにかく合目が進むのが早い!800mの山を十等分してるもんだから、各区間の間が短いですね。

九合目の岩峰からは山頂がすぐそこに
九合目は狭い広場?になってて、すぐ横が岩峰になっています。登ってみると山頂はもうすぐそこ。山頂には誰もいないみたい。山頂の岩峰は鎖場になってて、登りか下りの事実上は片側通行。なので、人数が多くなってくると必然的に渋滞が発生。さらに足元おぼつかない人がいたりすると、渋滞の列が伸びてしまう…。それを警戒して、朝のうちのまだ混まないうちに山頂に登ってしまおうという目論見です。

山頂岩峰は鎖完備で傾斜もそんな急じゃない
山頂岩峰への鎖は2本ぶら下がってますが、距離が近い。やっぱり一人ずつしか通れない感じ。それでも九合目から見た目よりも岩峰の傾斜は緩く見えます。まあまあスタスタ登っていけます。鎖が終わると次はハシゴ。ハシゴを登ると岩櫃山山頂となります。先客が1名様いらっしゃいますので、その方が下りてきてから山頂へ。


岩櫃山山頂からは高度感たっぷりの展望!
山頂に登ると思わず『おおーっ!』と声が出ちゃいます。南側は絶壁になってて、下には古谷の集落が見えています。なかなかの高度感ですね~。自分の車も探しちゃいます。岩櫃山は800mくらいしかないけど、近くに高い山がないので展望すこぶる良好。草津白根山、四阿山、浅間山、妙義山、日光の山々、赤城山、穂高山、谷川連峰…などなど、しっかり見えています。ひと通り景色を楽しんだあとは、長居はできない雰囲気なので降りるとします。







いったん岩櫃城本丸址に下ります
せっかく登ってきたのに、来た道を六合目まで下り、さらにそこから岩櫃城本丸址まで下ります。約200mの下り。普通に考えたら、先に本丸址に行っておけば効率がいいです。登り下りが半分で済みます。しかし、ここは山頂の渋滞を懸念して、とにかく空いているうちに山頂へ…ということで、労を惜しまないこんな変なルート取りになってしまったのでした。




岩櫃城は続日本百名城に選定されています
本丸址といっても、ほぼ何も残ってないです。雰囲気の良い公園って感じ。何故わざわざ岩櫃城本丸址に来たかというと、続日本百名城に選定されているからです。全国の山に登りがてら、百名城と続百名城のスタンプを集めてるんです。スタンプは平沢登山口の観光案内所に置いてあるみたいなので、下山後に車で平沢登山口へ。


またまた山頂へ
再び岩櫃山に登ります。尾根通りと沢通りの両方を歩くつもりだったけど、沢通りは太陽が射してないようなので、登りも下りも尾根通りにしました。尾根はスッキリした林もあるけど、雑然とした灌木の区間も長い。やはり五合目前後の紅葉が素晴らしかったです。時間とともに人出が増えてきてる印象。九合目の岩峰から見る岩櫃山山頂は、渋滞はしてないけど人は増えてます。





山頂は素通りして密岩通りで下ります
山頂がガラ空きだったら、もう一度登ろうかと考えてました。しかし、渋滞こそしてないけど、それなりに賑わってたのでパス。密岩通りを下ります。山頂岩峰の南側をトラバースし、そのあとも岩場が出てきたり、窓みたいなのが出てきたり。今は通れないようですが、天狗の架け橋があったり、密岩通りはアトラクション豊富ですね。









密岩通りが一番難易度高し・・・
密岩通りが一番難易度が高いようです。ですので、ここを登りに使う人が多い。どうも、平沢登山口から五合目まで登って赤岩通りを下り、いったん古谷登山口あたりへ。そこから密岩通りを登って平沢に下山…というルートの人が多いようでした。そうすると、岩櫃山のルートはひと通り網羅できることになります。まあ、一度登っていれば、古谷登山口から単純に周回するルートで十分なのかなと思いました。




平沢登山口に行って続百名城のスタンプゲット!
下山すると古谷登山口の駐車場はほぼ満車。停めれずに平沢に移動した人も多いんじゃないでしょうか。とりあえず、続百名城のスタンプを押しに平沢登山口へ。その途中に、本日の下山後ラーメン予定の『おおつき食堂』があります。11時半開店で、まだ開店まで少々時間あり。ところが!行列ができていた!ただの食堂かと思いきや、こんなに人気があったのかー…。


本日の下山後ラーメンと温泉
20分くらい待って着席。ここは焼き肉とラーメンのお店。今日はラーメンのみでしたが、焼き肉も美味しそうです。ラーメンもかなり美味しかったです。とにかく野菜が美味い!沼田の方から信州に戻ってくる時、必ず通る道。また来よう。温泉は真田まで引っ張って、ふれあいさなだ館。物味湯産手形デジタル版利用です。今日は山もラーメンも満足でした!


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