シーズン中はいつも賑わう雨飾山。紅葉の時期は大変なことになります。なので、土日に行くのは厳しい。車を停めるのも至難の業だし、登山道の渋滞も尋常ではないみたい。平日休みを取れた今日、紅葉はまだ早いと思いつつも、チャンスなので行ってきました。
紅葉は想像通りにまだ早く、高いとこのブナがやっと色付き始めたところでした。全体的にはまだブナは青々としてます。真っ盛りになるには1週間はかかりそうな印象です。来週にグッと冷え込むようなので、山の紅葉も里の紅葉も同時にスイッチ入りそうな気もしますね。ちなみに、高いところの灌木の紅葉はほぼ終わっています。
動画も作ってみました
動画をYoutubeにアップしてます。雲海が生き物のように動く映像なども掲載しています。紅葉はイマイチな感じですが・・・
秋の雨飾山は平日でも早朝から賑わっています
平日とはいえ、紅葉シーズンの雨飾山は侮れない。6時半前に登山口に着いたら、もうすでに登山口に近い駐車場は満車。ま、織り込み済みではありますが。で、下の駐車場も半分以上は埋まっていました。今年から?駐車の規制が厳しくなるようです。土日に行かれる方は要注意ですね。
さて、今日は大網登山口から登って、小谷温泉側に下ってくる予定。このルートは2014年にも辿ってます。この時は大網登山口に車を置いて、下山した後に車の回収をしました。最後に車道歩きはしんどいので、今回は先に車道歩きを済ませておくことにしたのでした。
本日の核心! 8キロの車道歩きから
曇りがちだった空ですが、だんだんと雲がなくなってきて青空ベースに。湯峠あたりまでは気持ちよく車道を歩けました。車道沿いのブナはそこそこ色付いてるように見ました。しかし、これは朝日の仕業だと後で気付いたのでした。湯峠からは西面になって日陰になり、テンションも下がって長く感じました。
山道になっても渡渉が終わるまでは高度を上げていかない
登山口前の駐車スペースには車ナシ。先客はないのか~。雲の巣多そうだな。ブナの台地に上がるまでに2度の渡渉。飛び石で渡れます。水量多いと少し苦労するのかな…。渡渉よりも、この前後はぬかるみが多くて、防水性ナシの靴では難儀しました。渡渉が終わるまでは横歩き主体。標高が上がらないストレスありですな。
ブナの紅葉はいかに…
ブナの台地に上がります。立派なブナがいっぱい。どれも青々としますね~。このあたり標高が低いので、色付き始めてもいません。ブナ林に入ってからはコンスタントに標高を稼ぎます。天気が良くなると暑くなって、タオルが汗で濡れるほどでした。ブナ林の最上部でやっと色付き始めてきた感じかな。
紅葉はブナはまだで灌木は終了って感じ
尾根に乗っかるあたりから、再び雲に覆われるように。今日は晴れたりガスったり忙しい天気。涼しくていいんですが、やっぱり太陽が出てないとテンション下がる。雲の中にいると、この雲がいったいどういう雲なのかわからないしな。抜ければ上は晴れてるのか…、はたまた山頂も雲に覆われてしまってるのか…?
尾根を登ってると、徐々にブナから灌木帯に変わります。ツツジやカエデなどの灌木は少し紅葉残ってるけど、ほぼ終わりといった雰囲気。9月の前半は涼くて高いところの紅葉スイッチは入りました。高いところは早めに紅葉始まりましたね。しかし、10月に入っても暑いくらいの日が続き、ブナなど低いところの紅葉スイッチは未だ入らず。なので、今は上の紅葉は終わってて、下の紅葉はまだ始まってないという、最悪のタイミングとなっております。
山頂直下の1900mの岩の台地で大休止
1700mくらいまで登ったら、雲が薄くなってきて、青空が透けて見えるように。どうやらこの雲は雲海だったみたい。1900mくらいにある岩の台地のようなところで大休止とします。もう雨飾山の山頂はすぐそこです。山頂は混んでるだろうけど、ここは人っ子ひとりいません。贅沢な休憩場所ですな。ちなみに、ここに2時間いたけど、誰も来なかったので、今日の大網登山口コースはボクだけと思われます。小谷温泉側は数百人単位だろうに、差が激しすぎだな。
雲海を抜けてしばらくは雲海のままだったのが、そのうち一瞬にして雲海の雲がなくなりました。この様子を動画に収められなかったのは悔やまれます。かと思ったら、再び雲が湧き始め、一瞬にして一面の雲海に逆戻り。この様子も動画に収められなくて後悔。でもまあ、雲海が生き物のように動く様子とか、タイムラプスに収めることができたのでヨシとしましょう。
雨飾山の山頂は少しだけ
お昼を過ぎて雨飾山の山頂へ。もう10人前後くらいしかいませんでした。みなさん朝一で登り始めるので、早い人はとっくに下山してる時間です。山頂は狭くはないんですが、さっきのとこが落ち着くな。次に雨飾山に登った際には、大網側に少し下って休憩してもいいのかなと思ったのでした。雲海は相変わらずビッシリ。幸いなことに、これから下りる荒菅沢の方にまでは侵入してません。晴れた状態で下りたいところです。
下山時の楽しみであります荒菅沢とブナは・・・
さて、下山しますか。もう登ってくる人はいないし、下る人もわずかです。マイペースで下れます。残る楽しみは荒菅沢とその先のブナ。ところが、下ってるうちに金山とのコルを越えてきた雲に飲み込まれてしまいます。荒菅沢はガスガス。ブナ林も雲に覆われ寂しい感じに。ちょっと上でゆっくりし過ぎたかな~。まあいいけど。
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