11年ぶり3回目の苗場山。1回目は秋、2回目は山スキーでした。山スキーで行った時は東日本大震災の5日前だったので、よく覚えています。雪が悪くて難儀したのを…。夏の苗場山は今回が初めて。高層湿原に池塘、残雪、お花畑…と、まさに天空の楽園でした。一応、長野県内の山ですが、遠いのでなかなか登る機会は少ないです。でも、今回がとっても良かったので、数年後のこの時期にまた歩いてみたいと思いながら歩いていました。
- 日程: 2022年7月2日(土)
- 天気: 晴れのちくもり
- メンバー: T世
- 温泉: 小布施 アケビの湯
- 食事: 長野土鍋ラーメンたけさん小布施店
- 登山口情報: 小赤沢コース3合目駐車場は広い トイレあり
秋山郷 小赤沢三合目登山口から
苗場山の登山口はたくさんありますが、まあ普通は西側なら長野県の秋山郷、東側なら新潟県の祓川コースなのかな?実際のところ安曇野から向かうのに、どっちもたいして時間は変わりません。秋に来た時は秋山郷から登ったので、今回は新潟県側からを考えてました。でも、地図を見てると、苗場山のウリであります高層湿原を長く歩けるのが秋山郷側。というわけで、やっぱ秋山郷側から登ることに。
4時半ごろに出発して、7時半前に3合目の駐車場に到着。一瞬満車か!と思ったけど、奥に進むとまだ空きがありました。エアリアには50台駐車可となってますが、もっと停められそうな雰囲気です。車のナンバーを見てみると、大半が長野県か新潟県の車。安曇野から秋山郷も祓川登山口も大差ないなら、関東からだと秋山郷はメッチャ遠いってことになりますからね。
登山口から頂上台地まで標高差は700mほど
登山口の標高は約1300m。山頂まで約850mかあ。たいした標高差ではないけど、頂上台地が待ち遠しいので長く感じますね~。天気は快晴!異例の早い梅雨明けで、下界は猛暑続き。今日も猛暑予報だけど、澄み切った青空が広がっています。秋山郷側からだと朝の早いうちは日陰になる時間が長くて助かりました。登山道の雰囲気としては悪くないけど、天空の楽園へのアプローチ感がぬぐえない。
苗場山頂上台地に出ました!
2時間弱で頂上台地の西端に登り上げました。急斜面を登り切ると、いきなりの解放感バツグンな頂上台地。なかなかのインパクトですね。まさに天空の楽園。この登り上げたとこはデッキが作ってあって、絶好の休憩ポイントになっております。たくさんの人が休んでいました。ここからは岩菅山へと続く山並み、志賀高原の山々、遠くは浅間山まで見えていました。
ここからは天空の楽園ハイキング
さあ、苗場山山頂に向かって天空の楽園ハイキング開始です。高層湿原の木道歩きという時点で基礎点高い上に、池塘、残雪、お花畑、展望…のすべてが素晴らしかったです。花はまだこれからかなって感じはありましたが。少し登ると鳥甲山が見えてきました。東面が崖崖なのですぐわかりますね。ずっと極楽ハイキングかと思ったら、途中で一部むさ苦しいところが出てきてガッカリ。すぐに終わったけど。
山頂は記憶通り樹林に囲まれてて展望ナシ
再び開放的になってからは、山頂手前までずっと天空の楽園でした。山頂手前まで。山頂が樹林に囲まれてて展望ないのは知っていましたが、さすがに11年ぶりなので山頂には行っときます。11年経ってもやっぱり展望なくて、止まることなく立ち去りました。留まってる人も少なかったですね。山頂台地がとっても素晴らしい苗場山なのに、山頂がコレっているのも笑えますね。
祓川コースの台地末端まで散策です
祓川コースからだと山頂台地に出てからすぐに山頂となります。秋山郷からの方が山頂台地を長く歩いて山頂になります。それに加え、今日は頂上台地を通ってる登山道をくまなく歩いてみようと考えました。祓川コースの頂上台地末端まで、同じく赤湯コースの末端、佐武流山へと続く道の台地末端まで…などと。
祓川コースの台地末端までは、ほんのちょっとで着いてしまいます。が、途中にあった池塘群が今回の池塘の中で一番キレイだったかな~。まあ、そのうち機会があれば祓川コースからも登ってみたい。苗場山だけでなくて、霧ノ塔とかにも足を伸ばしてみたいし。
次に赤湯への道の台地末端まで
続きましては赤湯からの道を末端まで辿ってみます。赤湯からの道は行程が長いので登る人は少なそうです。台地末端には『九合半』の標柱あり。台地末端から山頂までが0.5合という計算になりますね。たったの20分の1ってこと。20分の19は登山口から台地末端。ここも、なかなかの湿原が広がってたけど、何故だかここの上空にだけ雲があり、太陽が隠れている時間が長かったです。とっても残念。
ヒュッテ下の展望デッキで大休止
戻ってヒュッテの下にある展望デッキで大休止です。さっき通った時は大勢の人が休んでたけど、今いるのはお一人様のみ。タイミングだな~。面白い雲が出てたし、人通りも多かったので、まずまずのタイムラプスが撮れたかなと期待。YouTubeにアップした動画に載せてます。たいした出来ではなかったが。着いた時は一人だったが、そのうち賑やかになってきました。
次に龍ノ峰まで足を伸ばしてみました
下山するあたりから晴れ間より雲の割合の方が増えてきました。苗場神社の分岐から龍ノ峰に行くつもりだったけど、太陽が隠れてたら寂しいだけだなと思い、いったんやめて戻ろうと思いました。しかし、思い直します。ダメ元で行くことに。良さそうなところだったら次回に期待。そうでなければ次回は割愛。曇ってたこともあるけど、他に比べると若干パッとしないかな~。地形図には湿原や池塘がたくさんある感じでしたが、実際のところは笹が占める割合が多く、湿原っぽいとこは少なく感じました。次回はパスでいいかな~。
残る頂上台地の湿原を満喫しながら下ります
苗場神社の分岐に戻ります。ここから下山って感じなんですが、頂上台地の西端まではいいとこが続きます。さらに雲が増えて、青空は空全体の半分以下になっちゃいました。そんな中でも、最後の池塘地帯で晴れてくれました。思い残すことナシです。
これで秋、雪の季節、初夏に苗場山を訪れたことになります。まあ、その季節ももちろん素晴らしいんですが、なんか今回が条件よかったのもあるけど、今の季節が苗場山の特徴的に一番なのかなと思った次第です。歩きながらまた来たいなと思ってましたから。最後の休憩スポットでは日が射すことなく残念ではあったけど、今日は満足できました。
無事下山です
1時間15分ほどで下山したけど、ずいぶん長く感じましたね~。もう抜け殻って感じでした。そんな中、登りでは見れなかった花を何種類か発見。サンカヨウやシラネアオイとか目立つ花なのに…。
下山後の温泉とラーメン
往きは津南経由。帰りはドライブがてら志賀高原経由。どっちにしても長いな。温泉は中野に下りてから『ほんぽこの湯』。ところが、2021年版の物味湯産手形の対象じゃない!ここは定番かと思ってたのになあ。仕方ないので、おとなり小布施のアケビの湯へ。そして下山後ラーメンも小布施に変更。長野土鍋ラーメンたけさん小布施店。土鍋ラーメンなのに着丼がやたら早い。食べてみるとぬるい。土鍋を素手で持てた。ぬるいせいか美味しくない。まあ、確かに土鍋に入ってるから土鍋ラーメンだよなあ。鍋焼きラーメンだったら熱くないとおかしいけど。山は良かったのに、温泉とラーメンがイマイチで、なんだかなあ…
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