遠見尾根の紅葉を見てきました。遠見尾根で一番の紅葉スポットであります、西遠見の池まで軽くハイキング。紅葉は肌感覚で3~5分程度。でも、西遠見の池のロケーション自体がが素晴らしいので、3~5分でも十分キレイでした。西遠見の池に1時間半も居座っちゃいました。雲がかかったり晴れたりの繰り返しで、飽きなかったのかも…?紅葉は次の週末あたり見頃になるのかな~?
- 日程: 2023年9月30日(土)
- 天気: 晴れのち曇り時々晴れ
- メンバー: T世
- 温泉: なし
- 食事: 家
- 登山口情報: 白馬五竜のゴンドラ利用 往復2200円 上のリフトは落雷の影響で運休中
2023年の夏山は天気に恵まれました。土日とも晴れることが多く、テント泊の回数は過去最高かもしれない…?この週は日曜の天気が微妙なので、泊まりはナシとなりました。既に紅葉シーズンなのですが、今年は1週間ほど遅れてて、高い山でやっと始まったくらい。今回の候補として遠見尾根の他に八方尾根と御嶽山がありました。何故に遠見尾根になったか?T世さんのご希望でございました。
五竜のゴンドラは空いてました
五竜のゴンドラは7時半が始発。6時半に出ればいいので、普段の仕事の時より朝はのんびり。7時半前に五竜に着いたけど、空いてますね~。並ぶことなくゴンドラに乗り込みます。ちなみに、ゴンドラ往復は2200円です。JAF割で100円引き。もう1つ上のリフトは落雷に遭って、今シーズンは営業できないとのこと。さすがにスキーシーズンには間に合うよねぇ。五竜は高くて手が出ないけど…。
高山植物園を登っていきます
ゴンドラ山頂駅に着きます。天気は晴れ!って感じではない…。雲が多めだけど、なんとか後立山の主稜線は見えてます。このあと雲が減っていく傾向なのか、はたまた増えてしまうのか…。しっかり整備された高山植物園の花々は枯れまくり。秋ですなー。枯れた花ばかりですが、苦に感じないのぼりでした。
地蔵の頭から小遠見山にかけて
往きは地蔵の頭に立ち寄ります。周囲を眺めますと、まあまだ紅葉の盛りには程遠いかな~。でも、山肌全体が茶色くなってきてて、秋の気配は感じられます。見返坂のブナも紅葉のスイッチが入ったのか、少しずつ緑から黄に移り変わりつつあります。久しぶりの日帰り。軽い荷物で水を得た魚のようになり、T世さんのハイペースに付いていくのが大変。蒸し暑さも手伝って、大汗かきました。
一ノ背髪あたりで尾根上を歩くようになって、少し涼しくなってきました。灌木になって風通しがよくなるからですが、その灌木はそこそこ色付き始めています。少し色付くだけでも秋の気分になれます。上空の空にある雲は徐々に減る傾向。主稜線も太陽が当たり始めてます。あとはこの天気がいつまで持ってくれるか…。
小遠見山から先の遠見尾根はガスガスに
小遠見山に到着。小遠見山まで来ると、この先の中遠見、大遠見…白岳へと続く遠見尾根が見渡せます。…なのですが、見えてるのは雲がかかった遠見尾根。南からの気流で遠見尾根に雲がかかってるようです。ありゃりゃ…です。そういえば、少し前から今いる高さに不穏な雲が漂い始めてたよなあ…。テンション一気に下がりましたが、先に進まない手はないので進みます。
大遠見までの間はあまり見どころはないけど、たまに雰囲気の良い場所があります。でもガスガス。晴れてたらなあ…。時々ガスがなくなる瞬間があって、その時には主稜線が見えました。雲があるのは今歩いてる遠見尾根だけ(お隣の八方尾根にも似たような雲がかかってますが)。この雲さえなくなれば!
西遠見の池で1時間半ほどマッタリ
期待は薄いかなと思いつつ西遠見の池に到着。覚悟はしてましたが、ガスガスで何も見えず。条件良ければ白岳までと考えてましたが、本日の最終目的地をここ西遠見の池とします。時間はたっぷりあるので、しばらくゆっくりするとしましょう。池と今は見えてない五竜岳の方角に狙いを定めて、タイムラプスをセットしておきました。
しばらくゆっくりしてると、すーーーっと雲が消えていき、五竜岳が現れました!思わず『おおおーっ!』と声がでますねえ。雲がなくなり、空が青空になり、太陽が当たってくると一気に明るくなり、紅葉も一気に映えてきます。紅葉はまだ半ば程度ですが、感動的なロケーションです。かと思うと、また一瞬にして雲に覆われる。そして時間が経つとまた雲がなくなり五竜出現。そしてまた雲に…。が何度も繰り返されました。トータルすれば、雲に覆われてる時間が大半だったと思います。それだけに、晴れた瞬間が貴重で嬉しさ倍増といったところでしょうか。
登ってきた道を戻ります
気温も程よく、天気が目まぐるしく変化するためか、飽きることなく1時間半経ちました。でも、これ以上いてもアレなので、戻ることにします。戻る頃には主稜線あたりだいぶ雲が増えました。鉛色の不穏な雲。反対に遠見尾根にかかってた南からの気流による雲はなくなりました。せっかく雲はなくなったけど、日が射す時間が減ったのが残念なところ。
下山なのに登りが何度も出てくるのが遠見尾根。まだ登山を始めた頃に初めて通った時は、この登り返しの多さにゲッソリしたものです。しかし、何度も通ってると登り返しはインプットされてます。心構えがあるかないかで、ダメージは随分と違うものです。ほぼ精神的なもんでしょうけどね。とはいえ、帰りの小遠見山、地蔵の頭は巻き道を選択。楽できるところは楽します。そんなこんなで今日も無事下山であります。
どうかな…と思ってた天気。良かったとは言えないけど、悪かったって感じもない。西遠見の池で面白い景色見れたのはよかったです。ゴンドラ代という費用をかけてるだけに、天気悪かったら大損こいた気になります。今日はゴンドラ代の元は十分取れたと思います。
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