栂池BC 振子沢、唐松沢、親沢 3つの源頭巡り

栂池BC、天狗原を起点に振子沢、唐松沢、親沢の3つの沢の源頭を周遊する山スキーツアーです。5年前にもほぼ同じコースに行ってます。その時の自分のルートをパクりました。3つの沢それぞれ特徴があり、それぞれ興味深いです。源頭部のみ滑って乗り換えるので、労力もわりと少なめです。われながら?良いルートなのかなと思ってます・・・・

  • 日程: 2022年4月17日(日)
  • 天気: 晴れ
  • メンバー: T世
  • 温泉: 
  • 食事: 
  • 登山口情報: 栂池スキー場 今の時期は🅿無料 ゴンドラ+ロープウェイ(片道2000円)
  • 動画: https://youtu.be/8fQym_aGcGw
コースタイム
  • 栂池ロープウェイ山頂駅(9:20)
  • 天狗原の祠(10:15)
  • 振子沢滑り出し(10:25~35)
  • 唐松沢滑り出し(11:20~30)
  • 親沢滑り出し(12:25~40)
  • 登り返しの平坦地(12:45~13:25)
  • 鵯尾根のコル(13:50~14:00)
  • 栂池スキー場(14:15)

4月の3週目となると、例年なら笹ヶ峰起点の山に出掛けるのですが、今年は雪が多くて除雪の進み具合いがいま一つな感じ。笹ヶ峰までは到達したとしても、駐車場までは手が回らないのかなと。今週の笹ヶ峰は回避して、栂池でお手軽に滑っておくことにしました。で、5年前にも行った源頭巡りが楽しかったので、リピートってとこです。

栂池スキー場にいる人は大半が山装備に見えます

栂池はいつからかゴンドラに近い駐車場が有料になってしまったけど、今の季節は無料にしてくれてます。とは言っても、停められないと困るので早めに出発。7時半前で道を挟んでゲレンデ側は7割、遠い方は3割程度かな、ぱっと見で。まあ、もう満車になることはなさそうな雰囲気でした。それにしても山装備の人が圧倒的に多い!

自分としては割と早めの到着。でも、リフト券売り場で並んで、ゴンドラで並んで…で、ゴンドラに乗れたのは1時間後くらいだったような。ゴンドラが相乗りしないのが大きいかな~。コロナが収まるまでは、この状況は続くだろうな。ゴンドラで絞られるので、ロープウェイはスムーズでした。

ゴンドラ+ロープウェイで楽して栂池自然園へ

ロープウェイを下りて、とりあえず天狗原へ。新雪が数センチ積もっています。天狗原への斜面は既に日を浴びて、新雪はベタベタになってます、滑るのは大変だろうな~。秘かに4月中旬のパウダーを期待してたけど、さすがにそれは無理っぽいなあ。景色的には白さが復活するのでありがたい。

栂池ロープウェイを下りて山の準備をします
見慣れた景色ではありますが、毎度毎度素晴らしいです!
とりあえず天狗原へ
頸木の山々もスカッ晴れ!

源頭巡りの最初は振子沢

最初の源頭は振子沢。蓮華温泉ツアーのアプローチ的な沢ですな。でも、単なるアプローチには勿体ないくらいの素晴らしい源頭斜面が広がります。斜面といいロケーションといい、幸福感に浸りながら滑ることができました。悪さする予感があった新雪、振子沢は北面のためなのかフレッシュな状態で残っていました。パウダーというにはちょっとアレだけど、板が良く走る雪でした。こういう時って、新雪はストップ雪で、茶色の汚い雪が快適ザラメだったりするけど、今日の場合は新雪部分の方がよく滑ったという不思議な現象でした。

斜面が一段落するところで、唐松沢を分ける尾根に向けて登り返しです。

振子沢の源頭斜面
単なる蓮華温泉へのアプローチというには良過ぎる斜面
しばらくはいい感じで続きます
ハクノリから継続できそうに見えます
振子沢から唐松沢に乗り換えます 登り返し

続きましては唐松沢

続きましては唐松沢源頭斜面。登り上げたところは厳密には唐松沢の支流。本流筋は1本東側となります。本流筋を取るなら、さらにひと登り。お手軽さを取るならこの支流筋。もちろんお手軽さを選択します。

シール剥がしたり、滑る準備をしていたら、上から団体さんが下りてきました。ちょうど今いる場所は千国揚尾根。風吹大池へと向かうクラシックルート上です。風吹から先はいくつもルートがあるので、この人たちはどこへ行くのやら~。せっかくのまっさらな斜面が少し荒らされちゃました。ま、早いもん勝ちなので仕方あるまい。

ここは広い大斜面って感じではなく、最初から沢地形を滑ることになります。振子沢とは趣きが違いますね。少しこの支流を滑ったあと、小尾根を乗越して本流筋へ。本流筋を横断する形で山ノ神尾根へと登り上げます。尾根に出てから少し登って、親沢に自然に入り込めるところまで登っておきました。

唐松沢の斜面 本流筋とは少し違う
ここも小ぶりながら快適な斜面でした
支尾根を乗越して唐松沢の本流筋へ
そして、唐松沢から親沢へと乗り換え 登り返しです

最後の〆は親沢源頭

さて、最後の親沢源頭。ここは広くてメローナ斜面が長く長く続きます。テレマーク向けな斜面。滑り屋には物足りない斜度かもしれませんね。でも、滑ってる時の爽快感は一級品なのかなと思います。メローナ斜面が終わったところで、右岸の台地に向けてトラバースです。台地へと滑る斜面がこれまたよかったです。

この親沢の右岸台地、〇〇平とか地名があるのかなあ?あってもおかしくないような別天地です。ここで大休止とします。今日はタイムラプスを撮ろうにも、雲が少なく動きも少ないのでパッとせず。それでも一応撮っておきました。その様子など動画の方へ!

親沢源頭に出ましたが、よりよい滑り出しへと移動です
1本滑って降り返し
親沢源頭はメローな斜面が長く続いてテレマーク向け
良い斜面なのに今日は誰も滑ってない
中央右が鵯峰なのかな?
親沢右岸台地への斜面 ここもよかった!
枝ぶりの良いダケカンバが多いです
栂池に戻るため鵯尾根に登ります

鵯尾根に登り返して栂池スキー場に戻ります

栂池スキー場に戻るために、鵯尾根への最後の登り返しです。今回はこれまでと違うルートで登ってみました。登るだけならこっちの方が楽かな。ただ、尾根から林道に滑る斜面的にはイマイチ。どっちもどっちなのかなと思います。雪の緩んだ林道はウロコ板では滑らず。ゲレンデはかなりザブザブしてました。

朝、ゴンドラに乗りながら見た感じでは、下の方の雪切れはごく一部。板をはずすのはワンポイントなのかなって感じでした。しかし、山に行ってる間にずいぶん融けてしまって、中間駅から下はだいぶ板を持って歩くことになりました。板を持ってゲレンデを歩くのも、春の風物詩的で悪くはないです。

この右岸台地は名前があるのかなあ? 栂池詳しくないのでわかりません
最後、鵯尾根から林道へと滑る斜面
ゴンドラ中間駅の手前で一度雪切れ 中間駅の下はだいぶ歩きました

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