のらりくらりと続けてきました山スキー。もうすぐ500本目を迎えるまでになりました。そこでってわけでもないのですが、ちょっと振り返ってみることに。ナンセンスかもしれないけど、順位を付けてみました。天気、雪、斜面、景色などなど、順位付けの要素は色々ありますが、深く考えてると悩むばかりなので、直感でズバッと決めました!こうみると旅系が多い。自分らしいのかなと思います。
第1位 北アルプス奥地へ 黒部五郎岳、赤牛岳、高天原など 2008/GW
GWとはいえ、雪のある時の赤牛岳に登れたのがうれしかったです。4日中3日はテント装備を背負っての移動。滑るのが苦痛だった…。一番ロケーションが良かったのは黒部五郎岳のカール。縦走なら途中からトラバースになるけど、今回は黒部川まで滑るので谷なりに滑れました。黒部川プチ横断して登ったところの雲ノ平もいいとこでした。雲から高天原への重荷の密林滑りは地獄。
唯一軽い荷で動ける3日目。高天原から温泉沢の支流を詰めて赤牛岳へ。そこから適当な沢を東沢谷に滑り込みます。メッチャ広い東沢谷を遡って水晶小屋付近へ。そこから岩苔小谷を滑って高天原に帰還。充実の1日でございました。最終日は再び岩苔小谷を登り、黒部源流を滑り、三俣双六経由で新穂高に下山です。
1日目 飛越トンネル~赤木平
2日目 赤木平~黒部五郎岳~雲ノ平~高天原
3日目 高天原~赤牛岳~東沢谷~水晶小屋~高天原
4日目 高天原~三俣蓮華岳~新穂高
第2位 大滝山 須砂渡から 2015/3
大滝山は蝶ヶ岳の隣の大滝山です。標高差は約2000m、距離は約37キロ、所要時間は11時間40分という長丁場はワタクシとしては最高最長かな?ほりでーゆーのある須砂渡から長い長い林道歩きでやっと鍋冠山の登山口。そこから基本夏道で大滝山へ。ご褒美の少ないコースではありますが、厳冬期の大滝山に登れて満足できました。あと、亡くなったY里さんとの思い出の山行でもあります。
第3位 内蔵助平ベース 黒部別山、丸山など 2011/GW
大賑わいのGWの立山にあって、人っ子一人いない内蔵助平。ここにテントを張って、ここを取り囲む山々に登って滑ってきました。なかなか登れない黒部別山、岩登りで有名な丸山東壁のある丸山に登れたのがよかったです。内蔵助谷はウワサ通りのスケールの大きな谷&斜面でした。黒部ダムから内蔵助平までが一番の難所。
1日目 黒部ダム~内蔵助平bc~黒部別山往復
2日目 真砂岳から内蔵助谷
3日目 丸山往復~黒部ダム
第4位 堂津岳&地蔵山 2014/4
戸隠エリア最奥になるのかな…?スキーで登る人はあまりいない堂津岳と地蔵山に登ってきました。どちらの山もアプローチも大変、その山本体の登りも骨の折れる山でした。滑る斜面はどちらもなかなかの急斜面で、テレマークよりアルペン向けかな。もしくは上手い人。ベースにしたニグロ川源流部はのどかなところでした。付き合ってくれたこーちゃんに感謝。
1日目 笹ヶ峰~ニグロ川源流bc~堂津岳
2日目 ニグロ川源流bc~地蔵山~笹ヶ峰
第5位 青海黒姫山 2015/3
糸魚川の黒姫山です。岡集落(小滝)から明星山の裾を通り、ヒヨドリ池のある1000mくらいの山を越えてマイコミ平に滑り込みます。そこから黒姫山に登ってきました。それの往復です。全山石灰岩の黒姫山はとにかく地形が複雑。ドリーネと言われるクレーターのような穴が無数にあり、一般的な尾根と沢の関係が通用せず、地図読み&ルート取りに苦労しました。海に近い独立峰ということで、眺めは最高級品でした!
第6位 黒負山 2015/3
毎年通ってる赤禿山。そこからさらに尾根を辿っていくと黒負山にたどり着きます。尾根は細かいアップダウンがあったり、面倒臭い雪庇の尾根で標高差以上に疲れます。聖山から先はロケーション素晴らしいです。以前に朝日岳側から黒負山に登ってるので、これで山之坊までつながりました!
第7位 鳥海山 中島台から 2012/GW
今はすいぶんメジャーなルートになり、みんな日帰りの軽い荷物で行ってるようです。ただ、鳥海山まで信州から時間がかかります。泊まりにして2日に分けた方が時間のバランスは良いです。荷は重くなるけど、傾斜が増す手前にテントを張るので、それほど苦ではなかったです。なによりテン場のロケーションが最高!2日目は軽い荷物で新山へ。天気&雪&景色の3拍子揃ったツアーでした。大人数で楽しかった!
第8位 白馬岳周遊 柳又谷&瀬戸川源頭、白馬沢右俣 2010/5
白馬岳山頂周辺にはメローなテレマーク向け斜面からスティープな滑降派向け斜面まで品揃え豊富。これらの美味しい斜面を渡り歩きながら周遊しようと考えたのが今回のルート。半ば行き当たりばバッタリだったのですが、うまく周回できました。猿倉から白馬岳に登るだけでも疲れるのに、そこからウロウロするもんだから、体力的には一杯一杯でございました。
第9位 薬師岳から新穂高へ 2000/GW
山スキーを始めて間もない頃の山行。なにしろ、一人で始めたのでノウハウなんて物はナシ。今思えばよく遭難しなかったな~~と。まあ、天気がよかったからなのですが。山を始めた若い頃というのは、怖いもの知らずといいますか…。まさに何が怖いのかわかりません。経験を重ね、年を取ると、怖いことばかりが頭をよぎり、なかなか行動に移せません。今とななっては懐かしい山行なので9位に入れさせてもらいました。
第10位 大渚山から真那板山 2012/3
毎年必ず登っている大渚山から、沓形山、跡杉山、真那板山と縦走し大網に至るスキーツアー。右手には常に雨飾山、左前方には北アルプスを眺めながらの快適なスキー縦走でした。車のデポ等少し手間はかかるけど、ツアー自体はお手軽なのでまたやりたいなと思ってます。
コメント