森吉山紅葉ハイキング 2019/10/20 ヒバクラ登山口から

森吉山はスキーで1度、夏山で1度、紅葉で今回が2度目となります。こじんまりとした良い山で、近くにあったらいいなって感じの山。前回の紅葉はブナ帯登山口から登ったので、今回はヒバクラ登山口から登りました。悪くはないけど、トータル的にみるとブナ帯から登って山人平を往復するのが美味しいとこ取りで効率よさそうに感じました。

  • 日程: 10月20日(日)
  • 天気: 晴れ時々くもり
  • メンバー: T世
  • 温泉: クウィンス森吉 500円
  • 食事: 十文字ラーメン マルタマ
  • 車中泊: 道の駅 雁の里せんなん
  • 登山口情報
    10台以上は駐車可。仮設トイレあり。
    ヒバクラ登山口は車道が錯綜しててわかりにくかったです。立ってる案内板の通りに行くと行き詰りました。スマホの地図アプリが役に立ちました。
コースタイム
  • ヒバクラ登山口(7:55)
  • ヒバクラ分岐(9:30)
  • 山人平(10:00~10)
  • 森吉山(10:35~11:10)
  • 山人平(11:30)
  • ヒバクラ分岐(12:00)
  • ヒバクラ登山口(13:35)

9月の2回目の3連休、体育の日の3連休ともに東北を予定してたけど、天気が悪くて流れていました。今年は即位の礼の日が祝日。天気はまずまずそうなので、飛び石になってる月曜に休みを取って4連休にしました。今年は紅葉がだいぶ遅れてて、ちょうどブナの黄葉が当たってラッキーでした。

初日の土曜日は雨予報。なので、ゆっくり安曇野を出発。六十里越を使って昼頃をめがけて喜多方へ。T世さんが気になってた天高盛へ。詳細は末尾にて。ちんたらと北上しこの日は道の駅なかせんで車中泊です。

ヒバクラ登山口への道のりは長い

道の駅なかせんからヒバクラ登山口までは100キロ以上残ってるけど、朝方はまだ雨が残るかもな予報だったので、のんびりと向かいました。ヒバクラ登山口は遠いですね。北から森吉山の東側に回り込むので、阿仁前田からさらに30キロほどあるという…。

ヒバクラ登山口

そして、登山口付近には車道がたくさん通ってて、一発で登山口に行けませんでした。標識に沿って行くと行き詰まり、結局はスマホのGPSで辿り着きました。このあたり、森の雰囲気が素晴らしかったです。いかにも原生林って感じで、紅葉も始まってて。

ヒバクラ登山口には10台以上停めれるスペース。先客は1台のみ。ちょうど出発していきました。

ヒバクラ登山口駐車場 先客は1台のみ
ここから山道へ

登山口から少し登るとブナの黄葉真っ盛り!

登山口付近のブナはまだ緑が濃かったけど、ひと登りで黄葉絶頂に。天気は既に回復してて快晴。真っ青な空にブナの黄葉が生えます。とても気持ち良いです。 ブナの黄葉は大好きですが、どこの山だろうがたいして変わり映えはしないかな~。もちろん良し悪しはありますが…。森の景色ですからね。山の景色と紅葉が一緒に見えると、その山の個性が出ます。

涸沢を例に出すと、ただでさえ景色のいいところに、紅葉が加わるんですから、絶景になるのは当たり前ですよね。大雪山の高原温泉の池巡りだと、点在する池がアクセントになり、それぞれ標高が違うから植生も変わってくるという興味深さ。森吉山も1ヶ月ほど早く来ると、開けたところの紅葉が見れたのかな…?

序盤はまだ始まりかけの淡い紅葉
空は真っ青です
徐々に色付きが増してきました
この切り株の飛び石が滑る滑る!
900m前後がブナの黄葉絶頂!
昨日の雨で散った落ち葉がまだ新鮮です
歩いててほんと気持ちいいです
ちょっと色味が嘘っぽいがカメラが勝手に
黄緑が入るとまた違った味が
上の方のブナはだいぶ落葉が進んでいました

ヒバクラ分岐の前後は湿原や池塘あり

ヒバクラ分岐に近付くと湿原地帯に。もちろん、とっくの昔に紅葉は終了。草紅葉もすでに元気なし。でも、湿原の先に森吉山の山頂があっていいとこでした。この湿原地帯の前後が間延び区間。ブナが終わって湿原地帯までの間は展望ナシの灌木帯。湿原地帯から山人平の間も笹と灌木と針葉樹で展望なし。つまらんなあ…と思いながら歩いていました。

急な丸太の階段をいくつか登った先に・・・
湿原と池塘がありました
目指す森吉山を正面に
ヒバクラ分岐
ヒバクラ分岐から山人平までが間延び区間

山人平はやっぱりいいとこでした

山人平はとても良いとこ。でも、夏の雰囲気には負けますな。まあ、もう晩秋だからな~。紅葉の良い時期に来てたらまた印象違ったかな。初夏だと上に雪渓が残ってて、湿原を縫うように流れる小川の水量が豊富。もちろん植物もたくさん。晩秋の今は全体的に干上がって乾燥してて、あとは雪が積もるのを待つのみ…といった雰囲気でした。

山人平 ここはいいとこ
でも、やっぱり花の時期がいいな
人が少ないので木道で休憩
山人平は少しは紅葉する木はあるのかな?
初夏は雪解け水が流れてたんだけど・・・
山人平を見下ろします
遠くの山は八幡平方面

森吉山山頂!

山頂には20人前後くらいいたのかな…?もっといたかな?ヒバクラからの人は全体の1割くらいってもんか。阿仁ゴンドラ側にはなんてったってゴンドラがあるからな。そんでもって近いし。往きはブナ林の中を歩いて、帰りはゴンドラで上から眺めるのが理想的だけど、スタート地点が違うからダメか…

時間とともに雲が少なくなっていき、すっかり周りの山からも雲がとれました。秋田駒から八幡平にかけての山並みが見えています。森吉山自体が孤立してるので、知ってる山は全部ちょっと遠目です。山頂は少し風があって、風が吹くと寒く、やむとポカポカ。

森吉山山頂に着きました!
阿仁ゴンドラ方面
奥が八幡平、中間の山は焼山

まずは針ノ木岳に登ってきます

木の幹を輪切りにしたのが、ぬかるみの中に飛び石状に置いてあります。それがまた滑るのなんの!磨かれた花崗岩に薄い苔が生えたイメージ。沢屋しかわからんか…。気を付けてはいたんですが、一度派手に転んでしまいました。T世さんも登りの時に派手にやってます。

帰りのブナの黄葉は、太陽が高くなったのと、下りは上から目線で見ることができ、登りの時とは少し趣きの違った黄葉で楽しませてもらいました。桃洞滝はヒバクラ登山口の近くなので、一度は行っておきたいな…と思いながら、森吉山を後にしたのでした。

帰りの山人平
ヒバクラ分岐付近
東側から見るヒバクラ岳
帰りのブナの黄葉
ちょうど飛行機雲が
帰りは太陽が昇ってまた雰囲気が変わりました
やっぱり下の方はまだこれからですな

下山後の温泉、ラーメンなど

明日は北ほど良い予報ですが、南下して神室山に登ることにしました。温泉は最寄りのクウィンス森吉。このあたりの定番となりつつありますね。朝来た道を戻るのは旅気分に欠けてて楽しくないな。今日は十文字ラーメンとやらに初挑戦。マルタマという店へ。麺はピロピロ麺で麩が入ってるのが特徴とか。

食後は十文字の道の駅へ。ところがテレビの入りが悪い。今日はラグビーのワールドカップの準々決勝。南アフリカ戦です。見ないわけにはいかない…。雄勝の道の駅はさらに山沿いになるので、また戻ってせんなんの道の駅へ。結果は残念だったけど感動しました!

ちなみに、昨日のお昼に食べた喜多方の天高盛。スープがぬるくて味が薄い…。期待してただけに、ちょっぴり残念。味は濃くしたりできるみたなので、次回があればそうしよう。スープの温度も熱めでお願いできるのかな?

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