箱根山 神山・駒ヶ岳 2022/12/4

日本全国旅行気分で山に登ってたら、いつの間にか300名山もあと一桁。いつの間にかって言いますか、あと50山くらいから意識して潰す感じになったのかなあ?良さそうな山から登りますんでね、最後の方ほど変な山が残ってしまいます。男鹿岳とか景鶴山とか…。

で、今回の箱根山もまさにそんな感じ。箱根の大涌谷で火山活動が活発になった時、箱根山も入山規制の範囲になってしまいました。規制が解除された後も箱根山の最高峰であります神山などは、規制が継続。規制の理由は火山活動ではなく、荒れた登山道の整備をしてないから…とのこと。火山の規制ならアレだけど、整備されてないんだったら行ってもいいか。300名山ということで、結構人も入ってる感じですしね。で、行ってきました。行ってみたんですが展望もなくて、300名山に入ってなかったら行く価値はあんまりないのかなあ…って感じの山でした。お隣のロープウェイの架かる駒ヶ岳の方が比較にならないほど展望の良い山でした。ま、ただの観光地ですけど。

  • 日程: 2022年12月4日(日)
      • 天気: 晴れ時々くもり
      • メンバー: ひとり
      • 温泉: つたの湯(700円)道の駅蔦木宿併設 物味湯産手形利用
      • 食事: 家
      • 登山口情報: 防ヶ沢登山口から500mほど北側にある駐車スペースに停めました
      コースタイム
      • 駐車地(7:35)
      • 防ヶ沢分岐(8:40~45)
      • 神山(9:25~45)
      • 防ヶ沢分岐(10:10)
      • 駒ヶ岳付近(10:30~11:00)
      • 防ヶ沢分岐(11:20)
      • 駐車地(12:00)

      なかなか気の進まない面倒くさい300名山へ。早朝4時に安曇野を出発。7時半前に防ヶ沢登山口の北側500mのところにある駐車スペースに到着です。空いてるか心配してましたが、キャンピングカーが一台停まってるのみでした。ここで泊まったのかなあ…?

      防ヶ沢登山口から登ります

      狭い歩道の車道を500mほど歩きます。もろ観光地なので車はビュンビュン!防ヶ沢登山口には看板がたくさん並んでます。その中の一つに入山禁止の看板もあるのですが、脇をすり抜けて登山道へ。防ヶ沢登山口から稜線の分岐までは、概ね普通の登山道って感じで、笹が生えてるところだけ、ちょっと被り気味かなってとこ。

      防ヶ沢登山口
      稜線の道に合流するまでは、放置されてはいますがまあまあ普通の登山道
      稜線が近付くと駒ヶ岳が見えてくる
      稜線手前は若干笹がうるさくなる

      防ヶ沢分岐には入山禁止の看板とゲート?あり

      稜線の登山道と合流するところにも、入山禁止の木製ゲートが。結構新し目なゲートでした。まあ、もちろん火山活動のため規制がかかって以降のものでしょうからね。少し後ろめたさも感じつつ、神山へと向かいます。

      防ヶ沢分岐

      防ヶ沢分岐から神山の間が核心部

      この分岐から神山までの間の登山道が荒れてるというウワサ。まあ、ウワサというか記録。ヤマレコとかバンバン記事が上がってますからね~。期待半分、不安半分で。しばらくで登山道を笹が完全に覆いますが、笹の丈は膝程度なので全く問題ナシ。そのうち笹の高さが背丈以上となってきます。そうなると、笹が顔のあたりに当たって鬱陶しい。ただ、こんな状態がずっと続くわけではないです。断続的って感じかな。

      個人的には笹薮よりも倒木の方が難儀しました。腰が悪いので、かがんで通り抜けるのはとっても負担になるのであります。笹薮は見た目は全体を覆ってますが、足元にはしっかり道があります。日記を見てると、激藪みたいな表現があったり、たいしたことない…という感想だったり、人によって印象はずいぶん違いますね。整備された登山道しか歩いたことない人は面喰うだろうけど、バリエーションとか色々経験してる人にとっては序の口に感じるんじゃないでしょうか。

      ※藪の様子はYouTubeをご覧ください こちら

      最初ごろは笹の丈が低い
      だんだんと荒れ気味に 笹の藪漕ぎよりも倒木くぐる方が大変
      そのうち背丈より高い笹の藪に

      神山山頂 300名山ゲット!

      神山山頂は背丈が高くもなく低くもない樹林に覆われています。展望はほぼナシ。山頂をうろついていると、木立の隙間から富士山が見える場所が何ヶ所かありました。かなり無理矢理見える感じですね~。まあ、全く見えないのに比べると、少しでも見えるだけでもありがたいです。

      山頂には誰もいません。せっかくの300名山ゲットなので、少しゆっくりします。樹林に覆われてても風が強くて寒いです。ゆっくりできる状態でもないんですけどね。基本的には晴れの天気と思うんですが、この風の影響なのか箱根山に雲がかかる感じ。箱根山にぶつかって上昇気流となって雲ができる…みたいな感じ。富士山はバッチリ見えてるのに…。

      神山山頂
      箱根火山の中央火口丘
      山頂は無人
      この木の隙間からの展望が神山一番の展望

      駒ヶ岳にも立ち寄っておきます

      防ヶ沢分岐まで戻ります。さっきまで駒ヶ岳には雲がかかってたので、このまま駒ヶ岳には寄らずに下山するつもりでした。そうしたところ、分岐までくると駒ヶ岳の雲が取れてるように見えます。もう駒ヶ岳は面倒だなというモードでしたが、気持ちを切り替えて行くことに。もう二度と登る機会がないかもしれませんから~。ここはスイッチを切り替えて。

      防ヶ沢分岐から駒ヶ岳までは、笹薮が被ったようなところはありません。道がえぐれてたりで、ちょっと通りにくいところはあったけど、概ね普通の登山道がちょっと放置されてるかなって感じの道。そんなにロスになったり、ストレス感じるようなことはないです。

      神山ー駒ヶ岳のコル付近からの神山

      駒ヶ岳は神山とは打って変わって展望が素晴らしい!

      駒ヶ岳の上に出るあたりから短い笹原に。木と言えるようなのは全く生えてない。隣の神山とはえらい違いですね~。登り上げたところにロープウェイの駅。めっちゃ立派な建物だけど、近寄ると廃墟感は否めない…。強風が吹き荒れているせいか、ロープウェイで登ってくる人は少ないように感じます。普段を知らないから、なんとも…ですが。

      遊歩道を辿って箱根神社の建つ山頂へ。風は強いけど眺めは最高!山頂まで登ると、小田原の街や相模湾、丹沢の山々が見えます。あんまり見たことない景色なので新鮮です。せっかくなので強風の中を我慢してタイムラプスなど撮ってみますが、風が強くて雲の動きが速いので、タイムラプスにするまでもないかな~って感じ。

      駒ヶ岳の観光地エリアにやってきました
      遊歩道からの景色も素晴らしい!
      雰囲気の良い雲が出てますねぇ
      ロープウェイの駅
      小田原の街と相模湾
      丹沢と大山が見えてる
      箱根本宮
      何かの廃墟跡か…?
      また雲がかかる時間が多くなってきました

      天気が再び悪くなってきたので下山します

      また雲が多くなってきたし、強風に耐えきれなくなり下山。山道では1人に会ったのみでした。登山口から稜線に出る前にすれ違った人。下りる方向でしたからねぇ。どこを登って下ってきたんだろう…?あとからの情報では、前日の土曜日は停めたスペースは満車だったとのこと。今日はワタクシの車1台。めぐり合わせですかね~。300名山という以外では、おススメできる山ではございません。以上。

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